法政大学社会学部 専任講師 仁平典宏さんによる被災地・避難者支援のresponsibility(応答責任)に関するツイートまとめ
規模からして、やはりこれまでの「現地で復興」とは区別した発想が求められますね(むろん、その検討も必要ですが)。災害とは異なる要因による大規模移住についても大いに参考にすべきと思います。後ほどまたご連絡します。@nihenori
2011-03-20 09:59:33取り急ぎ情報提供。学芸出版社HPにて阪神大震災関連資料集が読めます。http://www.gakugei-pub.jp/ @nihenori
2011-03-20 12:59:42あと、神戸大HPで「阪神・淡路大震災 神戸市の記録1995年」のダウンロードが可。http://bit.ly/gFls9K 第3部「応急対策の実施」が参考になると思います。 @nihenori
2011-03-20 13:02:05ありがとうございます!とても助かります。 @kahoruko 取り急ぎ情報提供。学芸出版社HPにて阪神大震災関連資料集が読めます。http://www.gakugei-pub.jp/ @nihenori
2011-03-20 13:03:13『阪神・淡路大震災の社会学』シリーズ(昭和堂)は有名ですが、津波災害ということを考えると『自然災害と復興支援』(明石書店、2010)も。地域社会学だと田中重好先生が復興過程のスマトラで調査をされています。海外事例も要チェックですね。 @nihenori
2011-03-20 13:10:28あと、入門ではあるのですが「シリーズ災害と社会【Man and Society in Disaster】」(弘文堂、全8巻)がわりと包括的かと。 http://www.koubundou.co.jp/books/pages/series083.html @nihenori
2011-03-20 16:14:06被災地に関する地域社会関連情報がまとめられています。参考になります。/「東日本関東大震災と津波からの復興に関する情報」(早稲田大学 中長期社会・経済・環境・復興戦略研究チーム 2011) http://bit.ly/dKoULQ @nihenori
2011-03-20 22:35:09@nihenori ご実家に被害が少なくてよかったですね。どうぞお体に気をつけて。阪神淡路以上の規模であり、社会学内でも横の連携が必要ですし、何より複数の学問の間での協力も必須かと思います。私は、建築・都市計画系の学科にいる社会学者なので、双方の連携に貢献できればと思っています。
2011-03-21 13:21:09@harvestkoba @nihenori 本日、支援物資を片手に味スタに行き、調布市の方から話を聞いてきました。都の姿勢に関しては仁平さんが指摘されてた通りです。市の方ではいろいろ言いたいこともある様子でしたが。市の登録ボラ、600人を超えたようでこれをどうするのか、ですね。
2011-03-24 22:38:261現在、足立区の東京武道館に避難している方々の中に、子どもたち(幼保〜中高)が数十人いて、遊びや学習支援のボランティアを求めています。学校もなく、NHKのみ流れるテレビが一台だけなので子どもも限界があります。遊びや学習支援ができるグループは、活動を組織してみてはどうでしょうか。
2011-03-24 10:21:162ただ問題は、実は都は一般のボランティアの受け入れを原則として行っていないことです。正攻法で申し出ると活動は認められないかも。でもこのケースではそれはあまり気にしすぎず、力あるグループは自分たちの責任で遊び・学習支援を検討していいと考えます。館内には入れるし。以下その背景について
2011-03-24 10:21:263今、都の事業として原発避難者を受け入れてるのは、足立区の東京武道館と調布市の味の素スタジアムです。そのほか、各市区町村でも、受け入れを検討、または開始しています。
2011-03-24 10:21:354東京武道館と味スタでの民間の支援活動として、地元の地域組織による炊き出しと、法律家の法律相談、地元医師会による医療相談などが行われています。これらでさえ都ははじめ難色を示し、武道館ではゲリラ的な炊き出しや抗議行動によって、ようやく認めさせてきた経緯があります。
2011-03-24 10:21:465これに対し、一般の個人の希望者は、社協ボランティアセンターで登録するよう言われます。でも連絡は来ません。今のところ、登録は、ボランティア活用の第一歩というより、希望者たちが暴走しないように、登録だけさせて何かやった気にさせるという、ガス抜きのような機能の面が強いです。
2011-03-24 10:21:566これは社会福祉協議会やボランティアセンターが悪いわけではありません。都から要請も情報も来ないまま、そして活用できるニーズも寄せられないまま、登録業務だけ増えていく面があります。その一方、市民からなぜボランティア紹介しないのかと言う苦情が社協に寄せられ、板挟みの面もあります。
2011-03-24 10:22:067さらに、都や市区町村の社会福祉協議会・ボランティアセンターばかりでなく、避難所での活動に携わっている都職員ですら、事業の位置づけ・方向性など十分明確にされないまま、対応を強いられている面もあります。その状態で、一般のボランティアは受け入れず登録のみという原則だけ実行されてます
2011-03-24 10:22:178はじめ都の原発事故避難所に対する位置づけは曖昧でした。もともと都は、問題のない人が自主的に来ているのを受け入れているというスタンスで、災害救助法の適用も考えてなかった節があります。しばらく都が食事を出さなかった理由はそれかと。ならなおさら、炊き出しボランティアを入れるべきでした
2011-03-24 10:22:519厚生労働省が、災害救助法の弾力的運用を要請し、多くの自治体に避難所ができました。都も配食を始め、回数を増やしていく方向にあります。とはいえ、当事者から出ている様々なニーズに対し、応えられていません。行政で無理なら市民やNPOに任せればいいのですが、それも頑なに拒んでいます。
2011-03-24 10:23:0010このような中では、ボランティア・NPOは自分の判断で、責任もって入っていいと思います。今回「ボランティアは当事者に迷惑をかけるな」という格言が重視されました。言うまでもなく、それは究極の第一原則です。
2011-03-24 10:23:1011でもそれは「行政の言うとおりにやれ」と等価ではありません。「迷惑をかけない」というresponsibility(応答責任)を果たすべき相手は、行政でなく当事者です。行政が当事者のニーズを満たしてないと思ったら、自己責任で自由に活動する社会的期待を市民セクターはもっています。
2011-03-24 10:23:1812市民セクターに過度に期待するのは禁物だし、「新しい公共」論が含意している前提や思想は問題の方が大きいと思うが、それでも以上のことは言えると思う。もちろん好き勝手やっていい訳でなく、コーディネート自体自分たちで的確にやる必要があるのでハードルは高いですが。
2011-03-24 10:23:2713ちなみに今回東北の被災地でボランティアが活躍できないのは、物理的に難しいという最大の理由のほか、都内でボランティアが活躍できないのとは反対の理由がある。都内では統治の過剰が問題だったが、被災地では統治の過小が問題です。つまりコーディネートできる職員がいない。
2011-03-24 10:23:5214端的に社協やボランティアセンター自体が壊滅してるケースもあり、そうでない場所も、行政職員に比して業務量が多すぎるため、外から受け入れる余裕がない。だから、東北道が解禁になりましたが、安易に入らないというルールは重視しないとなりません。
2011-03-24 10:24:0115この背景には、平成の大合併によって、村/町役場が支所化し社協も統合される等地方自治体の機能が縮減されてきたことがある。公務員バッシングの中で、地域をよく知り外と媒介する有能な職員も減少した。小さな政府論や市民セクター拡大のために敢えてそれに乗った「新しい公共」論は無関係でない
2011-03-24 10:24:3016これについては、地方公務員マシナリさんのエントリとそれに関する濱口桂一郎さんブログhttp://bit.ly/eO7IVRを参照。
2011-03-24 10:24:39