被災地で捜索にあたる海猿に密着取材・・・ワイドスクランブルより
- toshihiro36
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大下:続きましては、いまだ瓦礫が散乱する被災地の海。そこで懸命に行方不明者の捜索を続ける海上保安庁の潜水士。いわゆる海猿に密着しました。
2011-05-24 13:13:05リポーター・荒木:この漁港も津波で大きな被害を受けました。いまはこのまわり誰もいませんが・・そんな中、粛々と海上保安官による捜索行われています。
2011-05-24 13:17:06<ナレーション> 先週、甚大な津波被害を受けた宮城県の女川町・尾浦漁港で、宮城海上保安部の潜水士による捜索活動が・・・。 東日本大震災から2カ月以上が経った今も、懸命の不明者捜索を行う海上保安庁の潜水士たち。海猿たちが瓦礫の海で見たものとは・・。彼らの活動に密着した。
2011-05-24 13:23:43潜水班長:地域の行方不明者がどうこうっていうよりは、どこで見つかるかが全然わからない。そこら辺を潜って見ないとわからないんで・・・
2011-05-24 13:28:01<ナレーション> 尾浦漁港で捜索を行う潜水士は11人。一度潜ると水中では細かい指示が出せないため、捜索開始1時間前から綿密なミーティングが行われる。
2011-05-24 13:31:13<ナレーション> 潜水士の装備は空気ボンベを含め、ひとりおよそ30キロ。水中での作業時間は、1回につき30分程だという。津波の引き潮で瓦礫が大量に流された海。震災から2カ月以上が経ち、海底はいまどうなっているのか。
2011-05-24 13:39:44<ナレーション> 震災から2カ月、視界わずか50センチほどだったという三陸の海中は、最近になって視界2メートルほどにまで回復したという。津波は地上の生活を破壊しつくし、そしてそれを海中へと引きずりこんでいった。潜水士が海底で見つけたのは、炊飯器そしてポット。
2011-05-24 13:49:45<ナレーション> 泥に半ば埋まった洗濯機も・・・。潜水士が手にしたのはヘルメット。中には土砂がたまっている。 比較的暖かい日が続いた先週でも水温はわずか6℃程度しかなく、30分の作業を終えると疲労と寒さで手足の感覚がなくなることもあるという。
2011-05-24 13:54:15<ナレーション> 捜索現場に近い松島町出身の潜水士、阿部琢磨さん23歳。海上保安庁入りして5年目という彼も、地元を襲った未曾有の震災にショックを受けたという。
2011-05-24 13:56:54阿部:(頭の中が)ずっと真っ白でしたね。真っ白だけども指示があれば、すぐ動いて・・・。常に動いていないと、不安で不安でしかたがなかったので・・・。
2011-05-24 13:59:27阿部:今までであれば一緒に漁に出ていたけれども、海にパートナーが落ちてしまったという場合は・・おおまかな(捜索の)ポイントがわかるんですが、今回の津波で家も人も車も一気に流されて・・どこにいるのかがわからないので、本当に手探りでの捜索になっています。
2011-05-24 14:05:29リポーター:午後1時10分、いま「発見した」という声が上がりました。いま潜水士が潜って確認をしております。「毛布を用意して欲しい」という声が上がりました。行方不明者でしょうか・・・
2011-05-24 14:11:55