カオスラウンジに関わる問題の本質とは
- uzuranohone
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以前私のスタンスは説明しましたので、現状で「カオスラウンジの何が問題だと思っているか」についてちゃんと書いていきたいと思います。以前の呟きとかなり内容が被るまとめ的な内容になります。また、ちょっと長いです。
2011-06-10 18:07:50まずカオスラウンジや梅ラボ(@umelabo)作品が既存のルール内でどのような点で問題があると思っているか、です。厳密に言うと更に色々とあるのですが、あまりに冗長になるのを避けたいので言葉たらずな点をご容赦下さい。
2011-06-10 18:08:10問題点は他人の著作権や商標を侵害した作品を、展示や頒布などの「権利者と二次創作者が妥協したライン」を大きく踏み越えて無断で商品という形で取り扱っていること。また著作権法、商標権、肖像権などの侵害を自覚しながら、それを伝えずに企業と契約を結び商品やサービスを提供していること。です。
2011-06-10 18:08:32妥協したライン、と言っても当然やり過ぎれば企業からの警告や販売差し止めも受けますし、版元・印刷会社・イベント・もちろん著作者からの通告などによって様々な規制や自主規制が課せられています。確かにお目こぼしされてることは多いですが、同人業界は権利問題には非常に敏感です。
2011-06-10 18:08:52かみ砕いて言うと「ネットにある画像でも大元の権利者が居る。見逃して貰える範囲を超えて自由に使って商売して、しかも違法だと知っていながら黙って業者さんに商品を代わりに売って貰ったり飾って貰うのはアウトだ」ということです。凄い大ざっぱですけど。
2011-06-10 18:09:13特に商標無断利用については「商標を持つ企業であると誤解させる可能性」「商標を持つ企業とタイアップしてると誤解させる可能性」またその結果「企業のイメージや利益が損なわれる可能性」があるため厳重に扱われるべき問題で、知らなかったでは済まされない犯罪です。
2011-06-10 18:09:40著作物に関しては版権物は断片化する・作者が行動に出にくい二次創作品を使用する・匿名コミュニティの匿名の作者による作品を利用するという手法で「グレー」とおっしゃっていたようですが、なんで扱いが厳しい図形商標はほぼそのまま貼ってるんでしょうね。不思議です。
2011-06-10 18:10:01そして物を売るとなると自分達だけではなく、多くの人間が関わってきます。それらの人間にも同じリスクを背負わせるのであれば説明責任を果たすべきだと思います。その説明も、相手の了承も無く黙って渡すのは相手に対して意図的に損害やリスクを負わせる行為に他なりません。
2011-06-10 18:10:19細々とやっていれば商標を持つ企業や著作者からもしかしたらお目こぼしをして貰えるかも知れません。しかしどうやら黒瀬さんはカオスラウンジを法人化して外部へアピールしていきたいようですので、どこまで許されるかのチキンレースになるかと思います。
2011-06-10 18:10:42倫理面での問題点は権利者が曖昧な画像の無断利用、作者が抗議しづらい二次三次創作品の無断利用、引用元を明記しない作成スタイル、あとはトレース辺りでしょうか。ここら辺は法的にも問題があるのですが一部著作者が訴えることが困難な側面があるので倫理面の問題とさせていただきます。
2011-06-10 18:11:20権利関係が曖昧な物だからこそ使用に際しては慎重にならなければいけないし、突っ込まれた時にちゃんと説明する必要性があります。「グレーだからセーフ」ではなく「グレーだからこそ慎重に、誠実に」というのは持っておくべき意識だと思います。
2011-06-10 18:11:36当然使用に際しては作者からの許可があることが前提のお話ですけど。匿名で作られた物であっても作者はちゃんと居て、彼らが権利を放棄してるとは限りません。そして匿名非匿名に関わらず作者に対する敬意は決して忘れてはいけません。
2011-06-10 18:11:59あと付け加えるのならば、カオスラウンジの方々はネット世代を名乗るのならもうちょっとネットとの関わり方を考えた方が良いと思いますよ。今回の一連の騒動に対する対応は、はっきり言って最悪の部類に入ります。ネット関係なく良いとは言えない対応ですけど。
2011-06-10 18:12:14※参考
http://chaosxlounge.com/chaos_sunline/
カオスラウンジが内装を施し、実際に宿泊ができるホテル
http://chaosxlounge.com/info
カオスラウンジの宣言が読めるページ(動画有り)