【胎界主】というかさ、ぶっちけると、第一部の考察記事が書けないのは「俺も分かっていないから」なんだよね。聖子との最後のやり取りとか、どう受け止めればいいのか、言葉にすればいいのか分からん! 分かんない!
2011-06-20 22:40:07【胎界主】稀男はあくまで聖子を「父親を説得役」として配置していたと言っていたけど、聖子は「殺した」。そして、聖子は稀男を責める。「どうして私に殺させた?」。すっっごく単純に解釈すれば『誤解』の物語なんだけど、そんなわけがないと思う。
2011-06-20 22:42:54【胎界主】そんな単純な誤解ではないという根拠。その1:聖子は、稀男に「父から見た幼い自分」を見ている。その2:聖子は稀男を憎んでるわけではない。関係を絶っただけ。その3:直後、稀男は「人を助けるのを止める」と宣言。
2011-06-20 22:45:42鉄の考えてること: 【胎界主考察】 第14話「壊す力」最後の展開について http://t.co/KDhb3Yh 長い文章もちゃんと書けるようになりたいけど難しいなあ。 次回のと合わせてもTwitterで5ポストぐらいの内容なのに妙に長く間延びしてしまう。
2011-06-24 13:43:15鉄の考えてること: 【胎界主考察】 第14話「壊す力」最後の展開について その2 http://t.co/3BsjQAM 前半はデスマス口調なのに後半は何故か言い切り口調。 Twitter上もそんな感じだしまあいいか。
2011-06-25 12:40:25【胎界主】「壊す力」最終シーンネタバレ考察がここのところ熱いようなのでつぶやいてみました。長い為サイト反映されると邪魔&HPとかないので内々でさえずってます。
2011-06-25 15:42:22まずもってこの戦い自体が正義による「正義に似た仁」の為の弔い合戦であり、聖子による「聖子に近しい仁」の為の弔い合戦となっていることを指摘する事によって、その一抹の根拠としたい。
2011-06-25 15:49:21視点1における当方の結論を先に置こうと思う。聖子の視点において、仁と聖子、稀男と聖子は一体化する。これは「親からいらないと言われた子らの復讐」なのである。繰り返すが、聖子の視点において。
2011-06-25 15:57:39①聖子、正確には「子供のころの聖子」は、回想シーンにおいて正義に「女か…」「次は男を産め」などと『親』に、正義に『いらない』宣言をされている。
2011-06-25 16:04:25②ー1 稀男は(人間の)『親』に本当の子では無いと言われ、阻害されていた。『いらない』と言われていた。(聖子が知っているかどうかわからないのでここでは関係が無いとするが、稀男はバンシーの親にも捨てられており、つまり二重に『親』から『いらない』を言われた者である)
2011-06-25 16:07:04②-2 稀男=聖子 聖子が正義を撃った後のシーンで判明するように、聖子は稀男と「子供のころの自分」を同一視している。恐らくだが、『いらない』を言われた子という点において。
2011-06-25 16:11:43③ー1 仁は「球体使い」で描かれていたように、「次期当主」としては必要とされていたが、「(当主の器ではない、虫も殺さないような、素の)仁自身」は必要とされていなかった。これもまた『いらない』の、ともすれば一段と辛い形態だ。
2011-06-25 16:17:08③-2 聖子=仁 これはあまり直接的な根拠はない。とはいえ「ああ言ってやる 仁を殺したのはお前ら全員だ」などと感情的になるシーンや「球体使い」においての奔走ぶりから、「かなり親密に感じていただろう」という予測は成り立つ。
2011-06-25 16:35:12ここに共通点として「親からいらないと言われた子ら」を持つ「仁=聖子=稀男」が(聖子の内側に)出現する。彼女は復讐を果たす。仁=自分の為に。稀男=自分の為に。そしてなにより自分の為に。彼女は、彼女らを『いらない』と言う『親』たる正義に、『共同で』復讐を果たしたのだ。
2011-06-25 16:36:07視点2「稀男の視点」。まずもって稀男は正義に対してどのような説得が可能だと考えていたのか。稀男は、仁が自殺であったことを聖子によって話してもらえば、それで話が済むと思っていた。あれは自殺だ。弔い合戦をする必要なんかない。「復讐なんて下らない」終わりである。
2011-06-25 16:48:53当然ながら稀男は、「仁=聖子=稀男」ではないのだから。それは聖子の視点における聖子のみの幻想であって、聖子が何故、否、「何に」復讐したのかさえも、稀男に理解出来る道理は無いのだ。
2011-06-25 16:50:37ここに「すれ違い」は明白となる。聖子は稀男(と仁)を自分だと思い『共同作業で』復讐を遂げたが、稀男はただ、ある程度親しく、殺されるかもしれない状況にある、聖子を助けたかっただけなのだ。
2011-06-25 16:52:20そして稀男の絶望。人格の礎を破棄する「これにて俺は 人を助けることをやめる」に至る稀男の絶望は、「努力の結果、説得するべき相手が助けるべき人によって殺されることで、事態は勝手に終結し、しかも助けていたつもりの相手には恨まれる」という状況への絶望だったのではないだろうか。〈了〉
2011-06-25 16:58:45蛇足①そもこれはそんな複雑な話ではなく、単に結婚相手を殺した正義への復讐ではないのか?それはありうる。たしかにそれでもこの物語で起こる事は変わらないだろう。しかしそうなると、最終シーンにおける聖子と稀男の同一化の説明がつかない。逆に言うと根拠はそれだけではあるが。
2011-06-25 17:05:25蛇足②「父は最後に私を助けてくれた」ことに関して、聖子は(大した)感銘を受けていないと考えられる。聖子は「壊す力ー中編」最終ページ(の一枚前)にて、「もらった命を捨てるのは罪ですぞ」と老師に諭されているが(「正義に見逃された命」)それに対する彼女の反応は……
2011-06-25 17:09:26欠陥①だがそもそもなぜ正義が聖子を見逃したのか?その説明はとうとうつけられなかった。東郷家の人間は女を傷つけない、娘だから、ではいかにも弱い。(殴っているし)そもそも正義はなぜ聖子の夫を『誰がやったか明白な殺し方で殺したのか?』何か特別な感情があったのだろうか?
2011-06-25 17:13:41