岡田斗司夫の公開読書「ビジネスに「戦略」なんていらない」(洋泉社新書)平川克美(10.04.24)
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otakingex 「ビジネスに「戦略」なんていらない」(洋泉社新書)平川克美 著者は内田樹の「師匠筋」っぽい人だね。内田さんの本を読むと影響が強く出てる。それとも逆かな?内田さんが師匠なのかな?
2010-04-24 22:00:13ビジネス書はつまらない。なぜか?ビジネスの成功とは何かが「誰にもあきらか」ではないから。儲からなくても楽しいビジネスもあるし、出世にこだわらなくても達成感を得ることも出来る。ビジネス書には成功の「秘訣」はあっても、成功の「意味」は書かれていない
2010-04-24 22:04:53#otakingex ビジネスの目的が「お金」「達成感」「自己実現」など、明確な目的が事前にある、という考え方がビジネスをつまらなくしている。岡田注:このあたり、内田「先生はえらい」と共通してる考え方だよね。
2010-04-24 22:08:01#otakingex ビジネス書はつまらない。なぜか?ビジネスの成功とは何かが「誰にもあきらか」ではないから。儲からなくても楽しいビジネスもあるし、出世にこだわらなくても達成感を得ることも出来る。ビジネス書には成功の「秘訣」はあっても、成功の「意味」は書かれていない
2010-04-24 22:08:28#otakingex 著者が本書で訴えるのはビジネスプロセス・リエンジニアリング。すなわち「ビジネスプロセスを収益や売り上げの手段、という地位から引き上げて、プロセス自体に価値を見いだそうと考える。
2010-04-24 22:10:19#otakingex 未熟なゴルファーはプレイに出る前に指南書を読みあさり、ゴルフ理論ばかり語ってしまう。しかし本当に楽しいのは「ゴルフが上手になっていくプロセスを実感できる」から。
2010-04-24 22:11:53やること自体が楽しいはずじゃないの?という意味RT @hana_wildflower: ちょっと難しいです RT @ToshioOkada: #otakingex ビジネスの目的が「お金」「達成感」「自己実現」など、明確な目的が事前にある、という考え方がビジネスをつまらなくしてい
2010-04-24 22:12:33#otakingex ビジネスは(著者の考えでは)商取引であり、取引の本質はコミュニケーション。しかし戦争のアナロジーで語るとコミュニケーションの魅力が失われる。高度成長後の閉塞世界ではビジネス=限られたリソースの奪い合いになったから。
2010-04-24 22:14:51#otakingex リソースがたとえば「人件費の安さ」「購買力を持ってる消費者」であり、それを奪い合うのが現在のビジネス論。奪い合うからには「勝者」が設定され、戦争のアナロジーで語られてしまう。
2010-04-24 22:16:19#otakingex しかし著者の考える「ビジネスの本質」とは「客と向かいあって、なにをどのように交換したか?」「その結果、お互いに何が残ったか?」 キャッシュ、商品、サービス以外に信用、プライド、誠意など不可視なものも交換されている
2010-04-24 22:18:26しかしグローバル資本主義の運命で、その幸福な時期はどんどん短くなりつつあるよRT @Yutaka_ex: @ToshioOkada 例えば中印のように、中産階級が増えて行く過程では、顧客は必ずしも奪いあうものではない。資本主義にはそのような幸せな「右肩上がりの」時期がある。
2010-04-24 22:20:24#otakingex 利潤とは差違である。地域と地域の格差から貿易は生まれた。グローバル経済で地域格差が少なくなると、賃金の搾取幅も限りなくゼロに近づく。すると一つの企業の利潤は別の企業の損失になる。ゼロサム競争の始まり
2010-04-24 22:22:59わかる!RT @buellxlcr: 営業職時代、トップを取った時の達成感も凄かったけど、ジジババから手を取ってありがとうと言われた時の方が気持ちよかったなぁRT @ToshioOkada: #otakingex「客と向かいあって、なにをどのように交換したか?」「その結果、お
2010-04-24 22:23:27#otakingex 商売=交換というコミュニケーションだったはずなのに、ゼロサムゲームがビジネスを戦争にしてしまった。次に登場したのが「投機マネー」
2010-04-24 22:25:22#otakingex 投資家は「この会社は伸びる」と思うから投資する。実際に伸びるかどうかではなく、「将来伸びるだろう」という幻想を創り出せれば、その会社は「投機的商品」になる
2010-04-24 22:27:03#otakingex ひとりの人間が仲間を募って会社を興す=その共同体を結びつける「共同幻想」が必要。幻想は用意するものではなく、会社が生まれ成長する過程で紡ぎ出される。起業とは「物語」である。
2010-04-24 22:30:52#otakingex 岡田注:さっきの「会社の将来という幻想についた値打ち=株価」と、いまの「起業家が仲間と作る物語=共同幻想」は同じ幻想でも違うというのが、この章のポイント。
2010-04-24 22:32:47#otakingex しかし現在の「ネット時代だから起業しよう!」的キャンペーンには、この物語という視点がすっぽり抜けている。なぜか?起業の目的を最終的には「利潤の獲得」と決めつけているから。多様なはずの物語の目的を「お金」としか設定していないから。
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