アニメプロデューサー塾の植田益朗氏 #アニメカウボーイビバップ の誕生秘話を語る
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植田益朗ANIMUSE館長、して（一社)NAFCA代表理事
@mastin55
＃アニメカウボーイビバップを語る 実写配信が決まったようなので思い出話を。 サンライズ時代自分が一番放送枠を取るのに苦労した作品。 ＃エスカフローネ を制作した第三スタジオは、サンライズでは最強のチームだった。その歴史は ＃ボンズ に引き継がれ、後に生み出される作品を見れば明らか。 pic.twitter.com/77i4TIoWBt
2021-10-17 01:48:49
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植田益朗ANIMUSE館長、して（一社)NAFCA代表理事
@mastin55
放送が決定するまで約二年かかった。 内容がハードなのもその理由だが、企画書の出来も良くなかった。製作費はバンダイビジュアルさん（当時）とでスキームの確認は出来ていた。某テレビ局、衛星放送会社、と断られ、テレビ東京の新谷枠の話しが来たが、現場のPが拒否した。この作品はその枠では嫌だ！
2021-10-17 01:56:17
植田益朗ANIMUSE館長、して（一社)NAFCA代表理事
@mastin55
何とワガママなP❗️枠取りは白紙に。既に菅野ようこ作曲の完成音源の入ったテープを持参し、信頼していた局Pにも相談したが結果NG。そんな時に代理店からテレビ東京夕方枠の話しが来た。夕方枠ならと、完成脚本を17本送ると、7本放送不可との返事。 おまけにキャラをSDに出来ませんか？と！自分は切れた
2021-10-17 02:08:32
植田益朗ANIMUSE館長、して（一社)NAFCA代表理事
@mastin55
局の担当者は大好きで尊敬もしていた。 笑いながら無理でしょう、ハラワタ煮えくりかえっていた。この枠も無理だったか、この後どうする、物凄く考えた。当時の社長に4話分のラッシュを見せ、状況説明し、決意を伝えた。社長は植田に任せると一言。 代理店の方に、お断りの連絡をした。放送3ヶ月前だ。
2021-10-17 02:46:00
植田益朗ANIMUSE館長、して（一社)NAFCA代表理事
@mastin55
市ヶ谷駅近くのルノワールで代理店の方と会い伝えた。7本のシナリオがNGで、未完成脚本から何本NGが出るか、追加の本を作るのも無理です。植田さんの言う事は分かる、内容も素晴らしい。しかし時間がない、今から他の作品調達も無理だ。何とかなりませんか？ 自分は言った13本の放送なら検討します。
2021-10-17 04:05:44
植田益朗ANIMUSE館長、して（一社)NAFCA代表理事
@mastin55
今でこそ1クール13本のアニメは珍しくないが、当時夕方の全国ネットしている枠ではあり得ない事だった。そして放送局の立場は強かった。 だが、こちらも無理な物は無理。諦め別放送枠を探そうと腹を括っていた。代理店の偉い方は言った。分かりました。交渉して見ましょう。光明が射して来た。しかしー
2021-10-17 10:54:12
植田益朗ANIMUSE館長、して（一社)NAFCA代表理事
@mastin55
今度はスタッフをどう説得するかと言う問題が立ちはだかった。 仮に1クール放送がOKされても残りはどうする？ 当初の構成を変える事を了解させられるのか？ 制作がスタートして二年以上、制作費も相当嵩んでいた。 これ以上放送が遅れれば、制作費も更に上昇、スタッフのやる気も落ちる。さあどうする
2021-10-17 11:05:07
植田益朗ANIMUSE館長、して（一社)NAFCA代表理事
@mastin55
これ以降の話しを知りたい方は、＃アニメプロデューサー塾 へ！（笑） と言いたいが、そんなセコい事は言わない。 スタッフには、必ず全話放送すると約束し、水面下で交渉に入った。確信は無かったが、それしか方法が無かった。それはテレビ界の慣例を飛び越える方法だった。 代理店にお願いをした
2021-10-17 11:18:03
植田益朗ANIMUSE館長、して（一社)NAFCA代表理事
@mastin55
放送権は1回のみ、終了後に他局での放送を了承するという要請だ。 旧作アニメの購入の場合を除き、通常新作アニメの放送権は三年2回と言うのが慣例だった。 それを一回、あり得ない要請だか、代理店の方はそれを押し通してくれた。その方も相当大変だったはず、心の底ではふざけた要求だ！と。感謝した
2021-10-17 11:29:28
植田益朗ANIMUSE館長、して（一社)NAFCA代表理事
@mastin55
放送枠についてワガママを言ったので放送料は無料だったと記憶している。 人間追い込まれ開き直ると怖いものは無い、TV東京さんには出入り禁止となっても、全話放送に向け動き出した。 ビバップは以前wowowさんにプレゼンしていた。内容は気に入って貰ったがネームバリューが無く厳しいとの判断だった
2021-10-17 12:08:18
植田益朗ANIMUSE館長、して（一社)NAFCA代表理事
@mastin55
ビバップが駄目だったが、富野監督の ＃ブレンパワード をwowowさんとやって信頼関係が出来ていた。wowowのアニメの井戸を掘ってくれた人、と田中角栄並みの扱いだった（笑） 事情を話すと、無くした子供が帰ってきた！と即局内根回しに。 6月にTXで放送終了、10月からwowow前代未聞の出来事だった
2021-10-17 12:36:09
植田益朗ANIMUSE館長、して（一社)NAFCA代表理事
@mastin55
1998年4月、ビバップ地上波放送が始まった。 第一話mission2第二話mission3.第三話mission7 どうなっているんだ⁉︎ 視聴者からの反応は凄かった。ビデオを売るためのあざとい戦略か⁉︎ 放送が始まり、カウボーイビバップのヒットを確信した。 たられば言っても仕様が無いが、全てが偶然と必然だった
2021-10-17 14:18:30
植田益朗ANIMUSE館長、して（一社)NAFCA代表理事
@mastin55
新人監督渡辺信一郎、自分の第三スタジオシティーハンター班に制作進行として来てから何年経っていた？ 彼への花向けでもあった。 このやり方を通してくれた代理店の方、アニメに並々ならぬ愛情を持っているが故の頑張りに心から感謝。 ヒットを確信した、自分は次のミッション映画化と走り出した。
2021-10-17 14:24:32
植田益朗ANIMUSE館長、して（一社)NAFCA代表理事
@mastin55
少々バズったので宣伝！ こんな話しをゲストも交えながらアニメの未来を語る ＃アニメプロデューサー塾 決して損はさせません（笑） 是非ご参加をお待ちしております。 ↓ community.camp-fire.jp/projects/view/…
2021-10-17 15:50:12
植田益朗ANIMUSE館長、して（一社)NAFCA代表理事
@mastin55
@masakita0715 ど真ん中にいましたから。多少記憶が曖昧なところもあるかもです。
2021-10-17 22:47:12
植田益朗ANIMUSE館長、して（一社)NAFCA代表理事
@mastin55
1998年テレビがスタートと並行して、映画化の動きを始めた。当時の自分のミッションは、オリジナルのヒット、映画化、海外展開であった。既に同チームで ＃エスカフローネ の映画化ー海外展開を試みていたが、思ったような結果が出せていなかった。ビバップは何とかステップアップさせたかってがー pic.twitter.com/QrEfA9TW8s
2021-10-17 22:55:48
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植田益朗ANIMUSE館長、して（一社)NAFCA代表理事
@mastin55
配給会社は海外展開が出来る所をと決め、いくつかの国内配給会社からオファーがあったが、SPEに話しを持ち込んだ。担当も乗り気であったが、こちらも資料が中々整わない。どんどん時間が過ぎて行く。バンビの担当者も焦っていた。とにかく映画化の告知だけやってしまいましょう！それが大問題に！
2021-10-17 23:03:25