まず、コメント返信で書いたことに追記。特に欧米では、敬虔なキリスト教徒の科学者は多い。生物を分子レベルで解析したり宇宙の生成を方程式で計算したりする一方で死後の世界を信じていたりする。それはそれ、これはこれ、ということでやり過ごすしかなかったことだ。
2011-08-16 00:19:35しかしその矛盾が巨大化して近年、もうごまかしようがないレベルになってきている。どうしていくのか。こういうことの着地点としては、宗教に縛られないモラル体系を作ろうとしてきた日本社会の仕組みに可能性があると僕は思っている。この話、改めて書く。
2011-08-16 00:20:13さて、今日の本題。天国とか地獄といったとっぴなものを持ち出さないで死後を説明する方法が、SFの世界からは提示されている。小説や映画で流行した「この世界=ゲームの中」という設定だ。
2011-08-16 00:20:36バーチャルリアリティーという概念がある。コンピュータを使って、リアルな映像空間を作り出す。その中に、全身を覆い尽くしてしまうようなインターフェイスを装着して入り込むわけだ。
2011-08-16 00:20:55さらには脳をコンピュータに直結する手段も提示されている。脳細胞に直接電気信号を送って、視覚・聴覚・味覚までをも疑似体験させる技術が、まもなく実現すると言われている。
2011-08-16 00:21:29そこまでいかなくても、テレビゲームに没頭している時、実写とまごうほどリアルな風景の中、それを現実と思い込んでいる自分にふと気づくことがある。そんな時に考える。もしかしたら、この現実も、そもそもバーチャルなのではないかと。
2011-08-16 00:21:56それに気づくためには、ゲームの外側に出るしかない。それが「死」ということなのではないか。死後、自分は、「もと」の世界で、バーチャルリアリティーマシンの中で目覚めるのではないか、と。
2011-08-16 00:22:17しかし、これはただほんの少し寿命を延ばすだけのことだ。その「もと」の世界であなたは不老不死であるはずがないからだ。これで「死ななくなる」わけではない。もしそこで死んだら、さらにその「もと」の世界で目覚めるのか。それでもいいが、無限に続けるというわけにもいかない。
2011-08-16 00:23:41別にこの世界がニセモノでも一向に構わない。が、それならば「もと」の世界での死を考える必要がある。その世界は、この世界と根元的には何も変わりはしないはずだ。結局「この世界はゲーム」設定も、意味がないということになる。
2011-08-16 00:24:06これはうれしいです。90年代初頭、バーチャルリアリティーという概念が実体化した時、ゲーム世代と共有できる物語を書けると思い立ったことがあのシリーズの発端だったのです。 RT @sengoku_karyin: @kozysan ゲームキッズを思い出しました。また楽しみにしています。
2011-08-16 00:50:12とても貴重な瞬間におられると思いますので、大事にしてください。自分のアイデンティティー、お子様への愛情、現在のこと、未来のこと、などなど、深く考えるチャンスですね。見えたことがあったらまた教えて下さい。 RT @tifosi_rdm: @kozysan 私事ですが、現在妻が妊娠し
2011-08-16 00:53:09そうなると次はその誰かが自分だと考える、という勝手な解釈もあるんですね。 RT @ashigarumax: @kozysan いつも感じてしまうことですね 自分は死はあまりおそれませんが、もしこの自分の意志が誰かの意図的であったならと考えると死よりも恐ろしいです
2011-08-16 00:55:49自分自身のことだけは想像ではなく確固たる現実と思えます? ならそこから順番に周囲を固めてくことができます。という考えが古代ギリシアで提示されましたが、僕はそれも心許なくて。 RT @ShuShu_73: @kozysan 現在の自分自身のこと以外は、結局想像でしかないのだと思って
2011-08-16 01:04:41脇役なら、その誰かがゲームをやめた瞬間が死という定義になります。ゲームを永遠に遊び続けてほしい! けどそうもいかないよね。RT @naruse_A: @kozysan この世界が「誰か」のゲームの中だとしたら。自分はそのゲームのわき役に過ぎないとしたら。「もと」の世界での死は考え
2011-08-16 01:06:37ツイート控えめにと思い個々レスは控え気味にしますが、ゲーム・キッズの頃に本当にキッズだった方々とここでまたお会いできたりすることは本当にうれしいな。そして今日は、偶然だけどおめでたの人が二人もいた。お幸せに!
2011-08-16 01:57:52