曽根泰教「これがSFCだ!」(2011.9.27「先端研究」)

SFCの創設メンバーである曽根先生が、「先端研究」という授業で話った、SFCのコンセプト、学び、教育について語ったものをまとめました!(@marinxがtsudaったもののまとめです)
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まつまり @marinx

今日の先端研究のテーマ。「プロジェクト型の大学院とは」「なぜケースメソッドをやらないのか」「研究プロジェクトとプロフェッショナル」「プロフェッショナルとスペシャリストの違い」「仕事とは何か」

2011-09-27 09:34:10
まつまり @marinx

曽根先生がハーバードに留学したときに初めに言われたこと。「サミュエル・ハンチントンの『文明の衝突』は博士論文にならないからなー。彼ぐらい有名な人が問題提起の本として成り立つんだから、真似するなよ〜」

2011-09-27 09:39:11
まつまり @marinx

曽根「政策・メディア研究科は、日本ではかなり早い段階でプロフェッショナル・スクールを目指した。何のプロフェッショナルをつくるかが問題になった。メディカルスクールやロースクールみたいにわかりやすくない。そこで、自分で何のプロフェッショナルになるかを定義してね、ということになった。」

2011-09-27 09:55:58
まつまり @marinx

曽根「なぜ政策・メディアはケースメソッドをやらなかったのか。①学部のSFCつくったときにアメリカ型に寄りすぎた。②金がなかった。そこで教育の柱にしたのがプロジェクトメソッド。」

2011-09-27 10:03:58
まつまり @marinx

曽根「政策・メディアのコンセプトは、self-definedのプロフェッショナルをプロジェクトで育てることだった。プロジェクトに参加することによってプロフェッショナルなスキルを身につける。(→これ、曽根研のスタイル)。そういうスタイルを日本で初めて打ち出した」

2011-09-27 10:11:14
まつまり @marinx

曽根「先端の意味とは何か。学問の先端。問題の先端。切り込み方の先端」

2011-09-27 10:12:27
まつまり @marinx

曽根「アメリカのディシプリン型の積み上げ・詰め込み教育にはメリットがあるが、SFCは違う。いま重要なテーマとは何か、から始める。カッティングエッジな視点で問題を発見し、そこから知識、学問を吸収していくという再編成型の教育こそSFCのコンセプト」

2011-09-27 10:22:22
まつまり @marinx

曽根「役所だって商社だってすべての仕事はプロジェクトで動いている。プロジェクト型の代名詞はハリウッド。ハリウッドは作品が完成した時点で、チームは解散。組織は永続しなきゃいけないのか。プロジェクトごとにプロフェッショナルが離合集散するハリウッド型組織だってあっていいい。」

2011-09-27 10:25:46
まつまり @marinx

曽根「プロジェクト型の大学院を標榜したからには、プロジェクトマネジメントとはどういうことなのかを知らないといけない。だけど、これは実践知で授業では学んだからと言ってできるものではない」

2011-09-27 10:30:49
まつまり @marinx

曽根「研究のテーマ決めについて。人のやらないことをやる。誰もやらないことなのか。人がやったことを超えることか。人との違いとは。どこまでの独自性、新規性、学問・社会への貢献とは。研究と実践。」

2011-09-27 10:32:32
まつまり @marinx

「テーマが新しい、手法が新しい、データが新しい、解釈が新しい、かつ政策的なインプリケーションがある、なんて4冠も5冠もとれる人なんていない。あとは、常識に反してかつ真理、なんてことを見つけたらノーベル賞だけど、そんなことほとんどない」

2011-09-27 10:35:42
まつまり @marinx

曽根のカリスマ感! 呼び捨てしちゃったけど!

2011-09-27 10:36:46