アール・ブリュットを巡る トークシリーズ vol.3（ゲスト：はたよしこ氏）まとめ

アール・ブリュットを巡るトークシリーズ @artbrut_talk

「アール・ブリュットを訪ね歩く　ボーダーを超える実践的取り組み」ゲスト：はたよしこ（ボーダレス・アートミュージアムNO-MA アートディレクター）聞き手：保坂健二朗（東京国立近代美術館研究員）スタートします！ #artbrut_t

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本日は ハッシュタグ #artbrut_t にてトークの内容をつぶやきます。ぜひ会場にて参加される方、ウェブでご覧になる方も、ご活用ください。 #artbrut_t

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「人の表現にボーダーはあるのか、ないのか」まずここから今日は始めたいと思います。（はた）2004年のNO-MA開館記念展「私 あるいは 私」からのご紹介。（はた） #artbrut_t

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マスコミの記事等でかたられるアール・ブリュットの「純粋さ」。ここに違和感があった。（はた） #artbrut_t

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絵本作家としても活動もしてきた中、インサイダーの挑戦的な活動をしてきた現代美術作家、そしてアール・ブリュット作家。この二つに大きな隔たりはあるのか？はっきり白黒分ける必要はないのではないかという問題意識。（はた）　#artbrut_t

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NO-MAオープン記念企画展 「私あるいは私 ～静かなる燃焼系～」の情報はこちらをどうぞ。 http://t.co/hM4hqJFf #artbrut_t

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作家 伊藤喜彦さんの作品と人物紹介。「情けない、情けない」という口癖を言いながら、作品を作る姿。（はたさん） #artbrut_t

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信楽青年寮という施設に暮らす彼は作陶歴３０年にも及ぶ。集団生活にありながら制作も暮らしもあくまでも１人を主張。以前は粘土を自分の唾液で接着していたがそんな自己の分身としての鬼面を誰かに所有して欲しいと強く願うのか自ら作品に彫り込む値札は他者を求める記号のよう #artbrut_t

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先ほどは伊藤喜彦さんのプロフを紹介しました。 #artbrut_t

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宮川香山さんの紹介。超絶技巧の作品を横浜の警備会社をしている田辺さんという人がコレクションをしていたのを発見した。とてもすごい作品に感動し、アウトサイダーアートだと感じる。田辺さんの家に行くとマンションの一室に山のように作品ある。 #artbrut_t

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何度も何度も焼き直し、ユウヤクも何を使っているのかわからないほどの、色、過剰な美の世界。宮川香山さん曰く「日本の作品の良さはわびさびだけではない」日本では下手物扱いをされてきた香山さんの作品。時代も分野も超えて自分の美に徹底的に向き合った人物。（はた） #artbrut_t

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伊藤さんにしても、宮川さんにしても徹底的に自分の美に向き合っている姿は立場のボーダーを超えている。そういう意味でも並列に展示すべきだと思った。（はた） #artbrut_t

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宮川香山さんプロフ→明治維新以来の急進的な西欧化の動きの中、世界博覧会への出品に向けて数々の陶磁器工房が国の奨励政策の元に疾走した時代があった。中でも香山は独自の美学と空前絶後の至芸の業で量産を拒み私的信念を貫き、当事の欧米で最高の評価を獲得していた。 #artbrut_t

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岩崎司さんの制作風景のお話。元々市会議員をしていた作家。溢れる情熱がある時、狂気の領域へ。晩年になって精神病を発病した。（はた） #artbrut_t

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何度も病院で作品を職員から描いては燃やされて来た。作品は現在はNO-MAにて収蔵している。（はた） #artbrut_t

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岩崎司さんの制作風景のお話。元々市会議員をしていた作家。溢れる情熱がある時、狂気の領域へ。晩年になって精神病を発病した。（はた） #artbrut_t

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何度も病院で作品を職員から描いては燃やされて来た。作品は現在はNO-MAにて収蔵している。（はた） #artbrut_t

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岩崎さんプロフ→精神を病んで入院生活になるまでは市議会議員も務めていた。今は病院のベッド１つの空間が唯一の私物である。洪水のようにあふれ出るイメージを身辺で入手でき得る最小限の材料を使って表現している。心の苦闘と怒りを沈静させながら祈りのような制作。 #artbrut_t

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お次は森村泰正さん。森村さんの現場に伺う。お住まいは大阪の鶴橋でのアトリエ。そこですべての制作。こだわり方が尋常ではない。フェルメールの絵の人物二者の距離がわからないと制作ができない。床に描かれているタイルの数などから距離を計算。 #artbrut_t

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森村さんご自身曰く「人間とはこだわりの生き物。アートは極端に“私”的なもの。コミュニケーションできない可能性もある覚悟をしながら作る」。すべての出発は“私”的であるというスタンスにいたく共感した。 （はた） #artbrut_t

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表現行動の根っこは、岩崎司さんも森村泰正さんも一緒だと。（はた） #artbrut_t

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高嶺格さんの作品の紹介。アーティストは自分が実現したい世界を持ってしまったら、何がなんでもその世界を実現し、自分の目でその実現された世界を観たいという想いを持つ。「具体的に見えるものにしたい」美術という表現に向かう気持ちの原点。（はた） #artbrut_t

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展覧会「縫う人～針仕事の豊かな時間」の紹介。http://t.co/Z271vEN7 #artbrut_t

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伊藤存さんの作品解説など。縫いってのは絵と違ってほどけばまた元に戻るという表現。縫いのもつ非常にゆるやかな時間の流れを表現する展覧会だった。（はた） #artbrut_t

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縫いという行為を通じて、色んな時間の流れから、そして触覚としての表現の繋げ方を、様々な作家に共通するものとして伝えたい展覧会だった。（はた） #artbrut_t