『技術者はどう評価されるべきか』シリコンバレーで働くということ。
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やれやれ、今日書いたブログエントリの反響はすごいね…一日で25000くらいのアクセスがあったよ…。要は採用試験に落ちました、という話なんだけどね(笑)http://ow.ly/6EMFB
2011-09-26 21:35:50リンク先ブログ
Twitter 社採用面接受験記
1ヶ月ほどまえに、私はシリコンバレーを訪れたのだが、そのときサンフランシスコの本社で Twitter の採用面接を受けてきた。結果は残念、ということだったのだが、その経緯について書いてみようと思う。
なぜ Twitter 社の面接を受けたのか。7月の終わりころ、私はシリコンバレーで働くにはどうすべきなのか、ということについて頭を悩ませていた。考えながらぼうっと Twitter のタイムラインを眺めていたのだが、Twitter が日本人エンジニアを求人しているという情報が飛び込んできた。おお~、と思って軽い気持ちで職務経歴書を Twitter に送ってみたのだ。
相当数の人たちが職務経歴書を送ったはずだし、私は書類選考で落とされると高をくくっていた。ところが、数日してTwitter の人事担当者からメールがあり、電話面接をやるからいつがいいか?という。まさかの展開に私はやや慌てた。電話面接をギリギリ先延ばしにして、それまで対策を練ることにした。
ブログで紹介されている2冊の本
Cracking the Coding Interview: 150 Programming Interview Questions and Solutions [ペーパーバック]
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/145157827X/rubyonrails-22/
前半と後半に分かれていて、前半には、そもそもシリコンバレー式の技術面接とはなにか書いてある。どういう内容の面接が行われるか、どういう準備をすべきか。Google や Apple など米国西海岸の実際の面接風景も描写されていて興味深い。後半は、技術面接で出題される典型的な問題と解説が記述されている。データ構造やアルゴリズムに関する出題が多い。実際よく売れた本らしいけれども、シリコンバレーの技術系企業に応募しようというソフトウェアエンジニアには必携ではないだろうか。
プログラミングコンテストチャレンジブック
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4839931992/rubyonrails-22/
「プログラミングコンテスト」と題は打たれているが、むしろアルゴリズムに関して深く学習する本と考えた方がいい。コンピューターサイエンスを専攻する人たちには、ひょっとしたら常識的な内容なのかもしれないが、私のように大学で専門的にアルゴリズムを勉強したことのない人間には大いに参考になった。とりあえず C++ の基礎知識があれば、読み進めることはできるが、しょっぱなから内容はかなり高度。数人の著者は執筆当時、現役の東大の学生たちで、プログラミングコンテストの上位常連だったようだ。そのうちの一人はいまは Google で働いているとかいう噂。
Blogの反応から日本とシリコンバレーの働くという事の違いについて
@elm200 とても良いエントリーありがとうございます。本当にシリコンバレーの会社を受けた事のある人は日本には少いわけで、とても参考になったと思います。
2011-09-26 22:15:26私はいろんな意味で、人生でボタンの掛け違いをしてきてしまったんだけど、いまの若者には「知の高速道路」が敷かれているので、狭い世界に囚われず、どんどん挑戦していってほしいね。少なくとも技術者に関して言えば、全体的に日本よりシリコンバレーのほうがまともな採用審査をしているよね。
2011-09-26 21:39:23ちなみに聞いた話では、シリコンバレーの企業は、一度落ちても半年くらいするとまた応募することが可能らしい。その間に、何らかの実績を積めば、面接を受けさせてくれるし、その結果が良ければ採用される。現に Google にはそんな人たちがごろごろいるらしい。大学受験みたいだね(笑)。
2011-09-26 21:46:16ベトナム人も、一度落ちた会社に平気でまた応募してくるし、しかも一度落ちた事をほとんど気にも留めていない。あの図々しさというか前向き志向は日本人も見習うべきかも…。RT @elm200 シリコンバレーの企業は、一度落ちても半年くらいするとまた応募することが可能らしい。
2011-09-26 23:52:19日本企業で似たような話を聞かないのはどうしてだろう?同じ会社に何度も応募し続けるという話はあまり聞かないね…基本、新卒採用一度きりのチャンスで、中途採用が少ないことが関係しているのだろうか?
2011-09-26 21:47:47@elm200 バレーに限らず、米国企業は「職務」がまずあってそこに最適な人を補充しますよね。会社の方向が変われば、必要なくなった職務を切って必要になった職務を募集する。ある時点での職務とスキルのマッチングが重要なんで、状況が変わればチャンスは何度でも、ということかと。
2011-09-26 22:00:00@elm200 ただ、TwitterもGreeも今をときめく会社ってのは、なにをやっても輝いてみえるもんだな、と。地価の高いオフィスでだだっ広いラウンジとかも。とはいえ、いずれ頭打ちになって、いろんな削減、リストラとかもありうるだろうし。
2011-09-26 21:48:05ははは、当たり前じゃないですか。そしたら別の会社に移って行くんですよ。スター技術者は引く手にあまたですから職に困ることはありませんよ。それがシリコンバレーのノリ。RT @mzhashim: TwitterもGreeも…いずれ頭打ちになって、いろんな削減、リストラとかもありうる
2011-09-26 21:50:44自分が働いたアメリカの会社はどこも採用にあたって「決定権」は人事部には一切なくて、決定するのは常に現場。人事の仕事は履歴書を整理したり、職歴チェックしたり、採用契約書を用意したり、インタビューの場所確保したり、給与・賞与・福利厚生の詳細説明したり、そういう事務仕事のみ。
2011-09-26 22:35:08今回の面接で接した人事の人もまさにそんな感じでした。でもそれはそれでプロの仕事ぶりでしたが。RT @trinitynyc: 自分が働いたアメリカの会社はどこも採用にあたって「決定権」は人事部には一切なくて決定するのは常に現場。人事の仕事は履歴書を整理したり…そういう事務仕事のみ。
2011-09-26 23:09:14シリコンバレーの技術者であれ、証券会社の仕事であれ、期待されてるレベルの仕事ができるひとか、職の内容を理解しているか、そこの職場にマッチするひとなのかどうかは、現場で実際にその仕事している人間にしかわからないわけだから現場が決める、それが当然ですよね。
2011-09-26 22:38:39