#yagakkou 藤村さんの挨拶に続き、3人の登壇者からプレゼンテーションを。最初は戸田公明氏、現在大船渡市長。高台移転を提案とそれに伴い土地の公費の買い入れを検討。(3月16日)
2011-10-14 18:13:19#yagakkou まずは復興支援の謝辞。全国のみなさま本当にご助力をいただきありがとうございました。復興は一通り見込みがつき、合同慰霊祭も終えました。浸水域の整備等の復興に一区切りつけ、これからはより未来を向いた復興を目指したいと。
2011-10-14 18:16:55#yagakkou プレゼンの最初は被害状況を広域図で説明。今回の浸水域の図の中で、多くの地域が被害があったが、ひとつ被害が少なかった自治体があった。吉浜地区。百年前の津波で、自治体が高台移転を既に行っていた!ほぼ被害が0。
2011-10-14 18:20:09#yagakkou 3.14-9.30の復旧期間。国の対応。5月に一次補正予算。緊急対応型予算4兆。7月に二次補正予算。これが本格的な復興予算にならず、再び緊急対応型予算2兆。そろそろ3次補正予算が発表されるころ。
2011-10-14 18:23:20#yagakkou 復興計画。二本柱。ひとつはスポット的にではなく大船渡市全体の安全を担保すること。もうひとつは3.11前の課題の解決も行う。若者の流出。一次産業の保護などなど。策定スケジュールは外的な要因もあり難航していたが、ようやくまとまってきそう。
2011-10-14 18:26:02#yagakkou 土地利用方針は国の防災方針と一致させる。最大の津波の防潮堤の高さは岩手県に決定権がありそれに従うが、さらにそれを超える場合をシミュレーションで想定し、そこはソフトで対応していく。ハード+ソフトで安全を作る。
2011-10-14 18:31:43#yagakkou シミュレーションを受けて、浸水域を囲む計画道路をかさ上げし、堤防となるようにする。そして、一番浸水がひどくなりそうな地区に木造住宅を建てることを禁止することにする。(災害危険区域)
2011-10-14 18:33:46#yagakkou 災害への対応だけでなく、よりよい都市を目指すために、国の「環境未来型都市構想」に立候補する。そうすることで注目を集めることができるのではないか。
2011-10-14 18:35:12#yagakkou ここでいう環境とは再生エネルギー、未来とは高齢化社会への対応だと考えている。周りの他の自治体と共同してメガソーラー、蓄電池工場の誘致など。高齢化社会にはコンパクトシティを。植物を利用してバイオマスエネルギー。夢のある計画をと考えている。以上です。
2011-10-14 18:37:47#yagakkou 次は藻谷浩介さん。日本政策投資銀行の参事役。地域エコノミスト。日進三河問題。佐世保問題など人口の密度や動線など空間に近いところから経済を論じている。
2011-10-14 18:40:01#yagakkou 建築学会は懐が深く、学者ではない私をこうした交流の場に呼んで頂けましてありがとうございます。私は事実に非常に興味があります。答えを書いて○がつくことを正しいと思われがちですが、事実とはそうではないと考えています。物事は多面的でそれをわかりやすく伝える。
2011-10-14 18:44:21#yagakkou まずは仙台の海岸の被害写真。ひとつ取り上げると、周りの田んぼが流されている中で残った神社。もちろん神社が全て残ったわけではないですが。これはコンテクストとして過去の歴史が紡がれている一例だと。
2011-10-14 18:46:55#yagakkou 一方で近代建築も人を守る。耐震補強された小学校には多くの人が逃げ込み助かった。この小学校はただ頑丈なだけではなく、海に対して直行に建っていたこともあり、ハードをソフト的に配置しているともいれる。
2011-10-14 18:49:54#yagakkou 今回の津波は17mでしたが、文献記録の中で最大記録は40m。280年前に石垣島。太平洋側はこれくらいがくる可能性がある。
2011-10-14 18:53:03#yagakkou 伊達政宗が都市を海岸から10km内側に作った。人口密度のメッシュデータと浸水域を重ね合わせたスライドを提示。メッシュデータの色が最初に代わる境界と浸水域が重なる。
2011-10-14 18:59:28#yagakkou 東京も大阪も浸水域に街があるし、木造密集住宅など、土地が細分化されどんどん増えていく。復興も大切だと思うが、やはりこれらの危険域をなんとかする必要がある。
2011-10-14 19:03:16#yagakkou 安全をウリにする方針の話から、人口の津波の話へ。世代別人口を10年ごとめくって行くと、世代別人口の高い山が津波のように動いていく。この山のピークが高齢者に差し掛かってる今、未来を目指してどのようにするか考えていく必要がある。
2011-10-14 19:08:21#yagakkou 大船渡市長の未来構想はオーバーステップにさえやらなければ、いろんなアイデアを盛り込んでいけるものすごく現実味のある構想にできると思う。
2011-10-14 19:09:38#yagakkou 人口半減→減少ストップを見越した国土利用手法の再構築。天災から常に被害僅少で回復するカラミティブルーフ。免災構造の国という国際ブランドの構築。そして何より耐えれない規模の災害がきたらすぐ逃げるという心の準備なたいせつだ、というところで話を終わります。
2011-10-14 19:13:32#yagakkou 大船渡市長の未来構想、藻谷氏の人口の波と経済の成熟化の波による日本全体の構造の変化の指摘を受けて、大変自分の話をし易くなったと思います。日本の第一の転換点である明治維新も第二の転換点でもある戦後も西洋という前例ががあったが、この第三の転換点は前例がない。
2011-10-14 19:17:52#yagakkou 戦後の高度経済成長期は、先導部隊も実行部隊の間で情報摩擦が非常に少なかったことがうまくいった理由だと思うが、3.11の震災では情報がうまく回らなかったように思う。
2011-10-14 19:21:42#yagakkou 2011年3月11日は、不連続点である。計画のあり方を手探りで探さなければならない。手がかりは何か。自分たちが何を大切にしていきたいのか、新しい日本の設計コンセプトを真剣に考えなければならない。被災地での会議がまさに最先端だと思う。
2011-10-14 19:25:14