政治学者、「政局」を語る1（2010.6.4-5）

菅原 琢　新刊『データ分析読解の技術』重版御礼 @sugawarataku

非小沢で仙谷・枝野で突破するんなら、国民新党と郵政「改革」法案を捨てればいいのに。それで、みんなやますぞえ新党と組む。そうすれば参院選圧勝じゃないかな。

Tomisaki Takashi @tomi_polisci

日本の投票行動研究において、若手第1人者の一人の方のコメント。菅首相、要注目なのでは？ RT @sugawarataku: 非小沢で仙谷・枝野で突破するんなら、国民新党と郵政「改革」法案を捨てればいいのに。それで、みんなやますぞえ新党と組む。そうすれば参院選圧勝じゃないかな

Tomisaki Takashi @tomi_polisci

（続）この方は、『世論の曲解』という著作でも、投票行動研究者には大変有名。新書版ですので、一般の方も是非一読を。http://amzn.to/a9Wo72

Tomisaki Takashi @tomi_polisci

（続）どうも小沢氏は、０８年参院・０９年衆院勝利の要因を、いわゆる「小泉・竹中路線＝構造改革路線」と、一線を画したことを勝利の要因と誤解している節がある（ＮＨＫスペシャル「権力の興亡」インタビュー）。昨日、山岡氏も同様の発言をしていた。菅首相も、弱いながら同種の発言があった。

Tomisaki Takashi @tomi_polisci

（続）つまり、まさしく（知ってか知らずか）、勝利した民主党幹部自身が、「曲解」している、可能性が！！なお、民主党勝利の真相は、著作をお読み下さい（笑）ただし、もちろん、前回選挙学会でもありましたが、アカデミックには対立仮説もあります。

Tomisaki Takashi @tomi_polisci

（続）それから、前回の選挙学会の共通論題でも感じたが、民主党の候補者公約は、社民・国民新より、みんな・公明と基本的に近い。全国的マニフェストを分析しても、（個別政策に違いがあるのはもちろんだが）たぶんそうなる。つまり、連立組み替えが、政策を実現したい政党としては本来望ましい方向

Tomisaki Takashi @tomi_polisci

（続）@sugawarataku　さん、一度菅首相、小沢氏にレクチャーしてあげたらどうですか？（意外と、真剣）

菅原 琢　新刊『データ分析読解の技術』重版御礼 @sugawarataku

小沢さんには、引退して楽になってくださいとお伝えしたいですね。 RT @tomi_polisci （続）@sugawarataku　さん、一度菅首相、小沢氏にレクチャーしてあげたらどうですか？（意外と、真剣）

菅原 琢　新刊『データ分析読解の技術』重版御礼 @sugawarataku

RTありがとうございます。国新との協力は歴史的役割を終えた思います。枝野さんは、み党と組むことの意義（票・政策）をよくわかっていらっしゃいました。 RT @tomi_polisci 菅首相、要注目なのでは？ RT @sugawarataku: みんなやますぞえ新党と組む。

菅原 琢　新刊『データ分析読解の技術』重版御礼 @sugawarataku

国新との協力の影響は（1）世論・投票行動（政策）、（2）政党（地方）組織、（3）党内競争の3つに分けて考えることができます。（1）についてはマイナス、ただそれほど大きくはないとも思います。

菅原 琢　新刊『データ分析読解の技術』重版御礼 @sugawarataku

（続き）（2）については09年政権交代前までは意味があったと思います。民主党の衆院議員が少なく、07地方選でも地方議員がそれほど増えなかったので、郵政の票と組織を確保する意味はあったと考えます。しかし09年の民主圧勝で、地方の地盤確保の道筋はついたと思います。

菅原 琢　新刊『データ分析読解の技術』重版御礼 @sugawarataku

（続き）また、国民新党・郵政の集票力も弱まっています。05ではそれが争点・危機になり、票を集めましたが、実際に民営化しての影響が軽微で、全体的に経営効率がよくなったほうがプラスであることが理解されたためか、郵政で出てくる票が少なくなりました。大樹の中もまだらでしょう。

菅原 琢　新刊『データ分析読解の技術』重版御礼 @sugawarataku

（続き）（3）に関しては、小沢路線を踏襲して参院選を国民新党と組んで、仮に多少勝てたとしたら、小沢さんの影響力が残るでしょう。みんなの党と組んで同様に勝利したほうが、政治家としての菅総理の求心力は上がり、特に各分野で改革を行いたい大臣等は喜ぶでしょう。

菅原 琢　新刊『データ分析読解の技術』重版御礼 @sugawarataku

（続き）（1）に戻り、何より、政権交代で古い自民党のやり方を変えたかった有権者にとっては、小沢さんと国民新党はマイナス要素でしかないです。国新を切ってみ党と組むことができれば、方向性を明確になり、有権者も大臣も菅総理を評価し、参院選だけでなく衆院選も勝てるでしょう。

@M_A_Suslov

選挙協力に役立つ組織なし、議席は衆院ばかりのみんなの党は役立たずの遊兵政党だと思っていたが、菅原琢先生@sugawarataku の一連のツイートは興味深い。選挙後参院単独過半数を確保するのは無理そうだし、こういう組み替えもありなのか。

菅原 琢　新刊『データ分析読解の技術』重版御礼 @sugawarataku

み党の財産は改革イメージで、これは傷ついた民主党が得たいもののひとつだと思います。　RT @M_A_Suslov 選挙協力に役立つ組織なし、議席は衆院ばかりのみんなの党は役立たずの遊兵政党だと思っていたが、菅原琢先生@sugawarataku の一連のツイートは興味深い。

菅原 琢　新刊『データ分析読解の技術』重版御礼 @sugawarataku

み党と協力したほうがよいという議論は民主党側から見た話。み党側から見ても、自民と仲良くするよりも「政権入り」を意識されたほうが票にもプラスになる可能性（あくまで予想）。ただ政治学者としては、み党にはベンチャー政党路線を本気で追求してどれくらい・どのような票が出てくるか見たいです。

@M_A_Suslov

レス有難うございます。一方で改革は実現できるが旗印は奪われるというのが、み党にとり連立リスクと感じます。その辺もどう判断するかでしょうねQT @sugawarataku み党側から見ても、自民と仲良くするよりも「政権入り」を意識されたほうが票にもプラスになる可能性（あくまで予想）

菅原 琢　新刊『データ分析読解の技術』重版御礼 @sugawarataku

RT @TAIRAMASAAKI: 未来予想図１．菅総理はオリジナル民主党純化路線を進める。仙谷官房長官、枝野幹事長。小沢グル―プは激怒。9月の民主党代表選はガチンコ対決に。しかし蓮舫氏の大臣起用など清新なイメージの演出に成功した菅大臣は、再び民主党選に勝利する。結果、小沢グループは党を割ることに。続く

菅原 琢　新刊『データ分析読解の技術』重版御礼 @sugawarataku

RT @TAIRAMASAAKI: 未来予想図２．再び某新聞社の怪物の仲介で、自民党と小沢グループとの合流が蒸し返される。与党でいることに最大のプライオリティを感じる自民党ベテラン議員を中心に呼応。連携へ。これに反発した若手はみんなの党との連携を模索。続く

菅原 琢　新刊『データ分析読解の技術』重版御礼 @sugawarataku

RT @TAIRAMASAAKI: 未来予想図３．結果、オリジナル民主党、ベテラン議員を中心とした自民+小沢グループ、自民党若手改革派+みんなの党の三極体制へ。そして衆議院議員選挙へ。。。

菅原 琢　新刊『データ分析読解の技術』重版御礼 @sugawarataku

@M_A_Suslov み党は多少参院で勝ったとしてもこのままでは衆院に限界があり（よい候補が足りない）、政策実現のためにはどっかの時点で議席を「売る」必要があると思います。ベンチャーらしく。民主党に売るなら民主が低落している今が売り時かなと。

@M_A_Suslov

@sugawarataku 「売り時」についての見解、同意します。選挙前後でその辺の関係がどう推移するか、注目したいです。