佐倉杏子の「正しすぎる」父親と美樹さやかに対する反抗と敬愛【まどポ】
まどポの杏子パパはキチガイなんだけど、今まで杏子の回想くらいでしか出てこないからこそ今回は良かったとは思う。上条・仁美がズタボロな気はするけどね
2012-04-15 15:38:19杏子のキャラは途中参戦&後から内面が掘り下げられるキャラ故かあんまり分かりにくいキャラなんだけど、故に杏子がああいう人間に育ったのかというのには納得は行く。
2012-04-15 15:39:54杏子の「人の好さ」というのは、他の4人に比べてネタ的な壊れやすさが少ない、せいぜいさやか好きくらいであって相対的に常識的に見える所。後はそれこそヤンキー娘が猫助けたりする所なんで。
2012-04-15 15:40:41道義的には窃盗犯ですしね杏子。おりこでもゆまを拾いながらも結局は窃盗を仕込んでたりするので。良くも悪くもスラム街のヤンキー娘のイメージで作られてると思います。
2012-04-15 15:41:50典型的な「ヤンキーが犬を拾ってる」的なキャラではあるので……。どうでもいいけど西尾維新の物語シリーズで貝木さんが「ヤンキーが犬を拾う事」に対して擁護的な事やってたよなーと。
2012-04-15 15:43:05杏子パパに付け加えると、彼の「異常性」というのは所帯持ちの癖に娘を食わせるために真面目に働かない所、後は単純に「正しすぎてぶっ壊れてる人」なのですな。
2012-04-15 15:44:00「正しくないから人間は素晴らしいと思うんですよ」というのが虚淵氏の発言ではあるけど、まどマギは根本的に「正しさ」への警鐘とそれでもなお信じる事を同等に描いている。
2012-04-15 15:45:02杏子パパはキチガイなのだけども、彼の狂気は「希望を信じれば大丈夫」という正しさを盲目的に信じてるような描かれ方ではある。
2012-04-15 15:45:44そしてまどマギに「正しくあろうとして潰れた人」が2人ほど居て、一人が巴マミ、そしてもう一人が美樹さやか。まああの2人に杏子がどんな態度をとってるのか言うまでもないでしょ。まどポなら尚更掘り下げられてるし。
2012-04-15 15:47:09ぶっちゃけ、杏子はさやかに自分の親父の事を投影してると思います。最初に喧嘩吹っかけながらも、後で助けようと執着してたのも、親父への懐疑と信仰じゃないかな。
2012-04-15 15:48:02ほむらもそうだけど、「希望を盲目的に観ることの弊害を理解しつつも、それでもなお信じたい」というのがまどマギのテーマの一つではないのかな。
2012-04-15 15:48:38後は、潔癖症で正しくあろうとした親父が潰れた姿を見たからこそ似たような道を辿りそうなさやかを気にかけてたと。
2012-04-15 15:49:14逆に言うと、親父とさやかの共通点として「潔癖症」という部分を見てるからこそ、杏子には上条・仁美の問題に殆ど干渉出来なかったのではないかという気がする。
2012-04-15 15:51:29いや、杏子は「魔法少女としてのさやか」には執着してても、さやかの本質的な問題の一つである上条を巡った三角関係にはあまり干渉出来ないのですね。まどポでも杏子はさやかが仁美にNTRれてから魔女になる間隙を突いて救ってるので。
2012-04-15 15:52:32ちなみにさやかは仁美にNTRれないと上条の事を忘れる事は出来ないんじゃないかなーという気はする。かといってさきがけされるとオクタヴィるリスクがとんでもなく増えると。
2012-04-15 15:53:26だから杏子パパの「正しさ」というのは、まあ本編でもあんなもんじゃねえのかな。その崩壊を見て斜めから見おろしながらも、それを信じたいってのが杏子のミソだと思うので。
2012-04-15 15:54:47ちなみに杏子を常識人と置くのは、まどほむはナチュラルに壊れてて、さや・マミが状況に左右されやすくて波があるので、相対的に杏子がまともに見えるというそんな現象。
2012-04-15 15:56:22まどポ抜きにしても、杏子はあの最終話で駅のホームに取り残された感はあるんですよねぇ。映画でのその後にはちょっと期待してます。
2012-04-15 15:57:28