NHK報道局科学文化部 「竜巻注意情報とは何か」「竜巻や突風からどう身を守るか」
甚大な被害を与えた今回の竜巻・突風災害は、台風や大雨、地震などの災害とは別種の、対策の難しさを浮き彫りにしました。まず竜巻注意情報とは何か、についてツイートします。5回連続です
2012-05-07 19:46:36【竜巻注意情報とは1】竜巻などの突風に注意を呼びかける「竜巻注意情報」は、予測が的中する割合が低いのが実情で、気象庁は、雷注意報などの情報や身の回りの急な天気の変化にも十分に注意してほしいと呼びかけています。
2012-05-07 19:46:45【竜巻注意情報とは2】「竜巻注意情報」は、平成18年に宮崎県延岡市や北海道佐呂間町で竜巻の被害が相次いだのをきっかけに、気象庁が平成20年3月から運用を開始しました。
2012-05-07 19:46:52【竜巻注意情報とは3】気象レーダーの観測などで発達した積乱雲が近づくと予測されたときに県や地域ごと発表され、今回の突風被害の前後にも関東の各地を対象に発表されていました。しかし積乱雲は急激に発達することがあり、突風がいつ、どこで発生するのかを細かく予測するのは難しいのが実情です
2012-05-07 19:47:02【竜巻注意情報とは4】「竜巻注意情報」は全国で去年1年間に合わせて589回発表されましたが、実際に突風が発生したのはこのうちの8回で、予測が的中した割合は1%ほどにとどまり、反対に、情報が出ていないときに突風が発生したケースも31回ありました。
2012-05-07 19:47:08【竜巻注意情報とは5】このため気象庁は、大気の状態が不安定になることを伝える「雷注意報」や、地元の気象台の情報、さらに雷や「ひょう」といった、積乱雲の接近を示す急な天気の変化にも十分注意してほしいと話しています。(連ツイここまで)
2012-05-07 19:47:28【竜巻からどう守るか1】気象庁によりますと竜巻などの突風は台風や前線などの影響で大気の状態が不安定になりやすい、夏から秋にかけて多発する傾向があります。
2012-05-07 19:53:43【竜巻からどう守るか2】過去に発生した突風は7月から10月にかけてが半数余りを占め、5月や6月も比較的発生が多いため、これからの季節は特に注意が必要となります。
2012-05-07 19:53:49【竜巻からどう守るか3】竜巻や突風は発達した積乱雲の下で発生します。▼黒い雲が見えてあたりが急に暗くなる、▼稲光が見えたり雷の音が聞こえたりといった天気の変化には要注意です。特に急に冷たい風が吹いたり、大粒の雨や「ひょう」が降り出した場合は突風の危険性が迫っている恐れがあります
2012-05-07 19:53:56【竜巻からどう守るか4】屋外にいるときは直ちに鉄筋コンクリートなどの頑丈な建物に入って安全を確保することが必要です。突風が発生した場合は車や物置などは吹き飛ばされることがあり電柱や立ち木が倒れてくるおそれがあります。
2012-05-07 19:54:02【竜巻からどう守るか5】建物の中にいる場合も風圧や飛んできた物で窓ガラスが割れることがあるため、できるだけカーテンを閉めて窓から離れることが大切で、万一建物が突風に巻き込まれた場合は地震の時と同じように机の下などに入って身を守ることが必要です。(連続ツイートここまで)
2012-05-07 19:54:09- 平成24年5月6日に茨城県つくば市付近で発生した突風について 気象庁 平成24年5月7日http://www.jma.go.jp/jma/press/1205/07a/toppu120507.html
- 平成 24 年 5 月 6 日に茨城県つくば市付近で発生した突風について 平 成 2 4 年 5 月 7 日 気 象 庁http://www.jma.go.jp/jma/press/1205/07a/toppu120507.pdf