竜巻注意情報だよね… by @tatsumakityuuijouhou_bot

今月6日、茨城県つくば市などを襲った竜巻と見られる突風により、にわかに脚光を浴びた「竜巻注意情報」。 なぜ「注意情報」なのか、注意報と何が違うのか、について、5~6日に発表された情報をもとにまとめてみました。 まとめ中に出てくる「担々麺bot」についてはこちらを。 http://togetter.com/li/205639
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はじめに

竜巻というのは、ごく限られた範囲で、短時間のうちに発生し収束する激しい気象現象です。
気象予測においては、時間的・空間的スケールの小さい現象ほど予測しづらいという原則があり、このため竜巻が「いつ」「どこで」発生するかを事前に予測するのは、大雨などの予測と比べてはるかに難しくなります。

一方「いつか」「どこかで」竜巻が発生してもおかしくない、という気象条件を見定めることは比較的容易です。しかし、このような気象条件はかなり頻繁に訪れ、たとえその条件が整っていても竜巻が発生しないことのほうが圧倒的に多い。

このため、現在気象庁では、竜巻については大雨や洪水などとはまったく異なる方法で注意喚起をしています。

竜巻は雷とセット!

まずはじめに説明したいのは、「竜巻は雷とセットで発生する」ということです。竜巻や雷、そして雹は、同じ発達した積乱雲に伴う現象で、このうち最も起きる確率が高いのが雷です。そのため、雹や竜巻が発生する場合には、必ず雷が発生していることになります。
そこで現在は「雷注意報」に、雹や竜巻への注意喚起も含めて発令しています。雹や竜巻単独の注意報は存在しません。
たまに耳にする「竜巻注意報」は、後に説明する「竜巻注意情報」の間違いです。

しおん @shearline

だから竜巻注意報なんて無いって何度言ったら・・・

2012-05-06 15:04:37
しおん @shearline

坦々麺botの竜巻注意報バージョンをだれか作ってください

2012-05-06 15:15:08

竜巻注意情報だよね… RT だから竜巻注意報なんて無いって何度言ったら…(by @tatsumakityuuijouhou_bot)
※↑冗談です

mokatsumo @mokatsumo

竜巻注意報ではなく、竜巻注意情報。一見「どっちでもいいじゃん」と思われるかもしれないけど、この点にボクらがついこだわってしまうのは理由があってですね。(続く)

2012-05-07 00:27:24

注意報→注意情報 RT 竜巻注意報ではなく、竜巻注意情報。(by @tatsumakityuuijouhou_bot)

mokatsumo @mokatsumo

(続き)市町村単位で出され解除するまで効力が継続する警報注意報警報に対し、都道府県単位で出され効力が一時間毎ごとに区切られる竜巻注意情報。これが竜巻という災害の「発生予測の難しさ」「時間空間的スケールの小ささ」「被害の甚大さと範囲の限定性」などの特徴を反映してるからなんですよね。

2012-05-07 00:36:10

竜巻の情報は3段階

「いつ」「どこで」の絞り込みが極端に難しい竜巻の注意喚起は、下図のような3段階で行われます。
①【1日~半日前】予報や警報を補足する「気象情報」で、雷や雹、竜巻などが発生しやすい条件であることを伝える
②【数時間前】降水や雷の観測状況などから、雷が発生する可能性が高いところ(すでに発生しているところを含む)に雷注意報を発令する
③【1時間前】降水や雷の激しさなどから竜巻発生確度を割り出し、発生確度2となった地域を含む都道府県に竜巻注意情報を発表する

竜巻注意情報は警報や注意報と異なり
・都道府県単位で出される(警報は市町村単位)
・1時間の期限付き(警報は解除するまで)
の気象情報です。1時間たてば自然に効力がなくなり、必要があれば再度発表します。
竜巻発生確度は竜巻の発生する確率を2段階で表すもので、1は1~5%、2でも5~10%。これ以上確率を上げることは現状では不可能。つまり「竜巻注意情報が出ていても竜巻が起きない」ことはよくあります。というか、ほとんどの場合、起きません。
これほど空振りの大きい情報であっても敢えて出すのは、竜巻の被害がそれだけ甚大だからです。

(気象庁HPより)

http://twitpic.com/9ii4xz

竜巻に関する情報発表の流れ
http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/bosai/tatsumaki.html
【気象情報】→【雷注意報】→【竜巻注意情報】

牛山素行 @disaster_i

竜巻については,雷注意報が「注意報的」な位置づけ,竜巻注意情報が「警報的」な位置づけ. http://t.co/OMYsqtjv

2012-05-06 16:22:54

(だいたい、あってる)

以上の点を踏まえ、2012年5月5日から6日にかけて竜巻への注意喚起がどのようになされていたかをざっと振り返ってみます。

当たらないのが当たり前

5月5日

実は日本上空には3日ごろから寒気のかたまりが居座り続けており、大気が比較的不安定な状態が続いていました。
ごらんのとおり、前日5日にもかなり広い範囲に雷注意報や竜巻注意情報が出ています。
しかしこの日、竜巻被害の報告はありません。

(運用終了)非公式気象庁新着情報 @unofficial_jma

[情報 九州北部(山口を含む)]落雷と降ひょうに関する九州北部地方(山口県を含む)気象情報 第1号 http://t.co/A5rI0f2U

2012-05-05 11:10:10
(運用終了)非公式気象庁新着情報 @unofficial_jma

[情報 全国]雷と突風及び降ひょうに関する全般気象情報 第1号 http://t.co/ja8yK3cu

2012-05-05 11:30:12
(運用終了)非公式気象庁新着情報 @unofficial_jma

[情報 東北]大雨と雷及び突風に関する東北地方気象情報 第1号 http://t.co/Tb5wrcft

2012-05-05 16:00:10
(運用終了)非公式気象庁新着情報 @unofficial_jma

[情報 近畿]突風と降ひょう及び落雷に関する近畿地方気象情報 第4号 http://t.co/XzyOnFWm

2012-05-05 16:00:16
(運用終了)非公式気象庁新着情報 @unofficial_jma

[情報 四国]落雷と突風及び降ひょうに関する四国地方気象情報 第1号 http://t.co/V372tlY6

2012-05-05 16:00:22
(運用終了)非公式気象庁新着情報 @unofficial_jma

[情報 北陸]雷と突風に関する北陸地方気象情報 第1号 http://t.co/Rc7YUK3E

2012-05-05 16:10:10
(運用終了)非公式気象庁新着情報 @unofficial_jma

[情報 東海]雷と突風及び降ひょうに関する東海地方気象情報 第1号 http://t.co/wDupszGS

2012-05-05 16:10:15
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