リアルタイム・メディアが動かす社会 第8回 郷原信郎さん #realmm12
郷原「特殊な世界では、特使な論理がまかり通る。そしてその論理は、その特殊な世界だけで完結する。例えば医療世界もその例」 #realmm12
2012-06-11 16:38:11日本における司法の機能と検察
郷原「刑事司法という世界で、絶対的な権力を持ってきたのが検察。社会の外における問題の後始末をになってきた。起訴するかどうかを判断することで、その権威を保ってきたといえる」 #realmm12
2012-06-11 16:39:50検察の(独占している)「正義」、誰からも突っ込まれない、独自の判断があるからそれは「正義」である、とみんな信じてきた。 #realmm12
2012-06-11 16:41:39郷原「司法世界の中で、検察は外から誰からも干渉されずに正義を独占してきた。検察は正義、ということが司法世界ではほぼ常識になっている」 #realmm12
2012-06-11 16:41:55郷原「国会議員が、検察の捜査に指摘を入れようとすると、国会での検察側の答弁担当者は「個別の事案については答弁を差し控える。個別的には法と証拠に照らして適切に処理している」と念仏のように唱える」 #realmm12
2012-06-11 16:43:58郷原「検察のする内容に関しては、およそ批判をする余地がないという状況であった。検察が、独立して決めてきたことはすべて正義だ、ということだった」 #realmm12
2012-06-11 16:45:25郷原「これまで検察の世界は、社会に大きな影響を及ぼさない隅っこの世界だった。しかし中には、社会の中心にあるものを司法の世界に引きずり出すこともある。最近の例では、ライブドア事件」 #realmm12
2012-06-11 16:46:58検察の行った事に関しては凡そ批判の余地がない。答弁においては個別の問題に関しては言及されない。不起訴の場合もその根拠や資料は開示されない。 #realmm12
2012-06-11 16:47:12郷原「検察OBなど、検察の論理を語る人は検察には説明責任はないと述べる。しかし、殺人のような検察が伝統的に取り扱ってきた問題と違い、経済・政治犯罪などの現代型の犯罪では「どういう基準で検察の捜査に遭うのか」ということを説明しないと同業者に影響が出る」 #realmm12
2012-06-11 16:52:55検察とメディアの関係は批判的ではなく、検察の対象を祭り上げていく、そして検察の「正義」が演出(あえてこの言葉を使う)される。 #realmm12
2012-06-11 16:57:04郷原「このように考えると、社会と関わりを持つ以上検察は適切な情報公開を求めるべきだった。だが、そういう批判は一切なかった。一つの原因は、メディアが検察は正義だという前提で報道を続けてきて、一つ強制捜査が入れば賞賛記事ばかりを生み出してきたからだ」 #realmm12
2012-06-11 16:57:24マスコミは検察の判断について説明責任を求めるべきだった。しかし実際は、検察が捜査を行えば、マスコミはそれを賞賛し、検察を「正義」として扱ってきた。 #realmm12
2012-06-11 16:57:27「特捜検察」…http://t.co/nSLkT4WB特捜検察-岩波新書-魚住-昭/dp/4004305241 (廃刊?) #realmm12
2012-06-11 16:58:16郷原「「国滅びても、正義は行われるべし」という言葉がある。これはゼネコン汚職事件当時の検察内部から出てきた言葉だが、本当はこれに違和感を持つべきだった」 #realmm12
2012-06-11 16:59:58#realmm12「正義」は、国が存在しているから「正義」。しかし、「国が滅びても正義がある」というのは、国という概念そのものも超越している。
2012-06-11 17:00:19メディア(とりわけマスメディア?)が検察批判をできなかったのは、「自分たちに検察の牙が向いたらどうしよう」という恐怖感・事なかれ感もあったんでしょうか?【入力者】 #realmm12
2012-06-11 17:01:45郷原「今まで正義と信じられてきた検察の世界に、大阪地検のフロッピー改ざん事件でほころびが生じた。しかし、この時も「証拠を改ざんした検事がいる」という小さな問題で済ませてしまった。大きな問題は、組織的な問題であり、取り調べである」 #realmm12
2012-06-11 17:04:32