サッカーに全く興味の無い歴オタの為のEURO解説(その3)デンマークvsポルトガル
【サッカーに全く興味の無い歴オタの為のEURO解説③】 今回は6月13日に行われたデンマークvsポルトガルの解説です。この試合は「ローマ軍vsガリア諸民族の戦い」でした。
2012-06-18 00:34:35デンマークがローマ軍、ポルトガルがガリア諸民族です(言うまでも無いですが喩え話です)。前評判で優位なのはポルトガルでした。ポルトガルはトップリーグで活躍している選手が多いし、何よりエースでキャプテンのクリスチアーノ・ロナウドがいます。個人の能力を比べれば、断じてポルトガルが上です
2012-06-18 00:40:01クリスチアーノの他にも、ポルトガルにはナニ、メイレレス、ペぺ、コエントランなど、ワールドクラスのテクニックとスピード、身体能力を持った選手がごまんといます。得点パターンも、クリスチアーノを中心としてサイドから、中央から、豊富な崩し方を持っています。
2012-06-18 00:48:32対するデンマークはどうか。デンマークも決して弱いチームではありませんが、個人の身体能力で言えばポルトガルに劣ります。攻撃パターンもそう多くありません。ただ、ベントナーを始め背の高い選手が多くいるので、空中戦に強いです。
2012-06-18 00:56:25で、この両者の戦いですが、まず先手を取ったのはポルトガルです。ポルトガルは蛮族(喩えですってば!)らしい軽装歩兵と騎兵が、身体能力にものを言わせてデンマークの補給物資(ボール)を奪いに行きます。もちろんデンマークも、若き司令官・エリクセンを中心に慎重に蛮族の攻撃をかわしていきます
2012-06-18 01:00:31しかしポルトガルは、投石機を使って(コーナーキックから)城壁を崩したところにペぺが侵入(ヘディングで)。まず得点を奪います。さらにポルトガルの猛攻は続き、左翼からクリスチアーノ、右翼からナニの騎兵が快足を飛ばし完全にデンマーク軍の陣を壊乱せしめ、最後はポスティガが城に迫り再び得点
2012-06-18 01:06:02一方のデンマークですが、こちらは2点取られたことで逆に落ち着きを取り戻します。エリクセンを中心に中盤の補給線を繋ぎ直し、ロンメダール、クローンデリらが左右から攻め上がり、中央の攻城塔(ベントナー)の攻撃を援護します。そして遂にその作戦が功を奏し、ついに攻城塔で城壁を乗り越えます。
2012-06-18 01:10:46ポルトガルの欠点は、確かに蛮族らしく(喩えだっつーの!)身体能力の高い戦士が揃ってはいるのですが、建築技術に遅れがあるため城壁が低かったこと、そして、総大将のクリスチアーノが全く守備をしないので彼の持ち場である左翼側(デンマークから見た右翼側)が完全にがら空きになることでした。
2012-06-18 01:15:36デンマークはその弱点に付け込み右翼側から攻撃を仕掛け、またも攻城塔による攻撃でイーブンに持ち込みます。こうなると焦るのはリードを失ったポルトガルの方。しかし攻撃の要であるクリスチアーノがこの戦では精彩を欠きました。普段の彼なら簡単に決められたはずの攻撃を外し、ブレーキとなります。
2012-06-18 01:20:24そんなポルトガルを救ったのは、途中から投入されたヴァレラでした。彼は城壁に取り付くと、一度は矢で射られ落ちかけるものの、身体能力と根性で以って耐え、城壁を昇り切りデンマーク城内に侵入することに成功したのです。このヴァレラの活躍でデンマークの城は陥落。ポルトガルの勝利となりました。
2012-06-18 01:25:16デンマークの強みは高い城壁と攻城兵器であり、それを効果的に使うことにも成功しましたが、最後は蛮族(喩え喩え!)の武力と、それからこれも忘れてはならないのですが、部族同士の連携に屈しました。ポルトガルの誤算は総大将のクリスチアーノが空回り、守備をしない分むしろ穴になったことでした。
2012-06-18 01:31:24が、それでも攻撃陣は高い機動性と連携を見せ、結果3得点でしたから上出来です。というわけでこの戦、戦局が二転三転したかなりドキドキするいい試合だったと思います。不満点があるとすれば、そりゃクリスチアーノが全くらしくなかったことくらいですかね。
2012-06-18 01:34:23それにしてもオランダとポルトガルが生きるか死ぬかの試合をTBSは流さないときたもんだ。それならそれでいいけど、じゃあ今まで放送してたのは何だったんだよ。ある意味各国が一番必死になる3戦目だけ見せないってどんな嫌がらせだよ(と言うと『咲』ファンの怒りを買う)
2012-06-18 01:40:08