iPadはドラえもんの道具(黒岩市議の一般質問から) #takeotoilet

武雄市議会 平成23年3月定例会 市政事務に対する一般質問 黒岩幸生 https://www.city.takeo.lg.jp/shisei/shigikai/201103/index.html https://www.city.takeo.lg.jp/shisei/shigikai/201103/20110309.pdf から転載
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○議長(牟田勝浩君)
23番黒岩議員

○23番(黒岩幸生君)〔登壇〕
続きまして、IT行政についてでございます。ICT(情報通信技術)、この問題でございますけれども、このことについては9月からも話しておりますけれども、私が思うのは、もっと情報技術を駆使して行政改革をし、行政事務の簡素化、さらには経費削減と住民サービスをすべきだという話を9月議会からいたしております。

特に9月では電子書籍、MY図書館構想について話しましたけれども、いろんな問題がありまして2つの切り口に分けまして、1つは著作権がないもの、もう1つは、著作権があるもの、この2つに分けて質問をしてまいりたいと思います。市長は今回、ICT寺子屋ですか、1,533万5,000円だったと思いますけれども、それを組んで基礎的なことを教えていきたいと。こういう話でございますけれども、私が思うのは何を配信するか、それで何を配信するかという立場から質問をしていきたいと思います。

先日、こども部へ行ったわけでございますけれども、そのこども部で子育て応援マップというのをつくっておられました。これは私、事務局から聞いて調べに行ったんですけれども、ブックスタート、このことを聞きたくて行ったんですね。ブックスタート、副題として「おひざでよんで!」。ゼロ歳のときから絵本を通して、親子一緒に温かいひとときを過ごしてもらうことを応援する制度です、運動です。

1992年、イギリスから始まったというんですね。武雄市では、「おひざでよんで!」という愛称のもとに平成14年から始めているということなんです。ゼロ歳の赤ちゃんに絵本と不思議に思われるかもしれませんが、絵本を開いて心安らぐ、ゆったりとした時間を親子で共有しながら、絵本独特のリズムを感じさせたりしながら、心を通い合わせることができます。

こういうことでゼロ歳児に、4カ月やったですかね、4カ月目に子どもに読み聞かせをしてやるということ、こういう運動なんです。あれですね、子育て。

そこで、ちょうど前に係の人がおられて、隣に部長がおられたんですけれども、ああ、これいいですねという話をしながら、ほかにどういうことがありますかと聞いたら、子育てセンターでは絵本、あるいは子ども向けの読み合わせをしております、読書会なんかしておりますということでございましたので、私すかさず、じゃ自宅にいても読書会ができますねと言うたんですよ。

そしたら馬渡部長がすかさず、iPad(アイパッド)に声の出るとですかと言いんさった。私、即座に答えたですよ。私はそがんと知らんて、知らんばってん、がんとのあったらよかねて、ドラえもん発想ですよ。あったらいいな、こんなのいいなですね。

というのは、9月に初めてiPad(アイパッド)を握ったときに、お年寄りがキーボードなんか打てないということで、手で書いたらいいねということで、ここでも紹介しましたけど、CIOの山崎さんに話したんですね。山崎さんはこう私におっしゃった。黒岩さんが考えることは何でもできる。むしろ、いろんなことを知っていれば発想ができない。これはできないですもんねとなると。だから、私は子どもと言われたと思うんですけどね。だから、今言うた話が出たんですけど。

ちょっともとに戻りますが、つまり子どもが小さくて図書館に行けない。子どもから手が離せないため図書館に行けない。そういうお父さんやお母さんのために、まず最初に電子書籍としてMY図書館に絵本、あるいは子ども向けのですね、お父さん、お母さんたちのためのそういうものを備えられたいと思いますけれども、答弁を求めます。

○議長(牟田勝浩君)
樋渡市長

○樋渡市長〔登壇〕
iPad(アイパッド)(現物を示す)、3月の下旬にはiPad(アイパッド)2が出ます。さらにここが薄くなって軽くなるということになって、しかもこれにカメラがつきます、iPad(アイパッド)2。その中で現に今進めていますのは、水面下で進めていますけど、議員御指摘のとおり絵本、これが多分、MY図書館の中での目玉になると思います。

ただ、もう議員御案内のとおり、著作権の問題があります。2つあって、もともと、私も本を書いていますけれども、著者と出版社が持つ著作権、それと公衆送信権という問題があります。これを配信していいのかということが著作権法でありますので、この二重の縛りをクリアする必要があるということで、今、慶應義塾大学を中心としてさまざまな、これは山崎さんにも、CIOにも御指導いただいておるんですけれども、どういうふうにして著作権内の中でできるのかということを行っております。

したがって、どの本がどの時期にできるかというのはまだ明言はできませんけれども、必ず入れたいというふうに思っています。きのうも夜、この議会が終わった後にこの話をずっと詰めておりましたので、いい方向に進むんじゃないかなというふうに思っております。

○議長(牟田勝浩君)
23番黒岩議員

○23番(黒岩幸生君)〔登壇〕
先日、新聞に古文書の補修技術ということを書いてありました。私、古い書籍、歴史、貴重なもの、これこそ電子化すべきだと思うんですね。なぜかといえば、古い大事なものを破損したり破けたり、いろんなことがあったら大変ですから、電子書籍化すればだれでも安心してめくることもできるんですね。

それともう1つは、ここに書いてありますけれども、古文書の補修技術と書いてあります。これは宮内庁の話ですけれども、一番の問題は虫食いです。そして、これは直径約1ミリのトンネル状に和紙を食い進む芝虫、この被害が特に大きいと。さらには、しみやゴキブリ、もちろん破けもなんですね。

だから、こういうことを考えれば、書籍は書籍としてちゃんと虫が食わないように保存をする。そして、だれでも読めるようにこっちでは電子化する。これこそ大事だと思いますけれども、これもすぐできるものと思いますけれども、答弁を求めます。

○議長(牟田勝浩君)
樋渡市長

○樋渡市長〔登壇〕
全くそのとおりなんですね。私は、古文書をいたずらに全部保存というのは大反対です。というのは、保存してもやっぱり保存のコストがかかるわけですよね。それと、さっきあった虫食いもある。しかも最大の問題は検索できないということなんですね。今度これを電子化すると何が一番いいかというのは、検索ができるんですよ。

例えば「黒岩幸生」って、あっ、失礼、ワードを入れると、言葉を入れると、それにひっかかる言葉がだーっと出てくるんですね。まずリストで出てくる、しかもそれを見ることができる、あとは時系列に並べかえることもできる、編集もできる。となると、今やっと時代が追いついてきたということを思いますので、ぜひこれをしたい。

それともう1つ、これは何というんですかね。いや、そんな保存してクラッシュしないかということ、その機械がね。でも、これは幾つか今ミラーを置くことができるんですね、鏡を。なんで、ここがだめになってもこっちがオーケーということになるし、少なくとも私のパソコン、今持っていて何枚入るのかなと山崎さんに聞いたんですよ、ページ。1億5,000万枚入る、1億5,000万枚ですよ。

だから、そういう私の安いパソコンでもそれぐらい入るということになると、武雄ぐらいの古文書だったらほとんどすべて入るということはぜひ御理解をしていただきたいと、このように思っております。これに向けて私どもとしてもプロジェクトチームをつくって積極的に進めていきたいと、このように考えております。

○議長(牟田勝浩君)
23番黒岩議員

○23番(黒岩幸生君)
先ほど言うように、私も自慢じゃないですけど、ITは全くわからないということなんですね。しかし、よく考えたら──昔の話ですが、どことは言いませんが、ある職場では、計算機がはやったころですね、わざわざ計算機で入れた後にそろばんではじいておられた職場は、市長御存じですか。

そういうことをされていたことがあるんですよ。年寄りの方は大体見られたと思うんですけれども。計算機で打って、その後にそろばんでされていた。もともとそろばんで計算されていましたからね。そういうところもあります。だから、今はだれでも計算機をですね、なぜ2足す2が4になるかと。そういうことを考えるのは一人もいないと。それがちゃんとしてくれるからですよ。ITも必ずそうなると思うんですね。必ずなります。そこで、著作権の絡む問題を次に話したいと思います。

9月議会で私は、子どもたちが移動図書館を一生懸命待っていると、早く来ないかと待っている。だから電子書籍化すべきだという話もしました。今市長、視点を変えて、武雄市にある図書館の本を移動図書館として武雄市の子どもに見せる。これは何も問題ないですね。武雄市にある本を何かを経由して武雄市の子どもに見せる。これも問題はないと思う。

武雄市の図書館にある本を、電子を媒体として子どもたちに見せることが著作権に触れるということになってくるんですね。私は、これはやはり法律がおかしいと思うんです

何でうちの子に、武雄の子に、武雄の本を見せることができないか。それは電子媒体化することで非常に横に飛んでいくと。そういうことであれば、そこにセキュリティーをかければいいわけであって、必ずこれは必要なことだと思うんですね。著作権は50年とかいろいろ言いますけれども。だから市長、ぜひともここは子どものために闘ってほしいと、政府に対して問題提起してほしいと、問題提起。といっても、決して電子書籍化してからしたらだめですよ、裁判になりますからね。

裁判といえば、きのうもいろいろ話がありましたけれども、私は病院の裁判の話を聞くたんび胸が痛くなるとです。一議員としてですよ。市長は、議会に対して時価で売りたいとか、こういうことをしたいがと尋ねられた。少なくとも私は、議会はそれでいいですよと言った。それでいいですよと言った、市長が裁判にかけられると聞けば、それは胸が痛くなりますよ。

例えば私の子が、お父さん、どっちの道がよかね。右ね、左ねと。これは右がよかぞといって右でけがした場合、おまえが悪かけんくしゃと言えんですね。本当にですね、許可したと言うたらおかしいですけど、我々はやっぱり市民の代表と思っています。市長も代表でしょう。だから、市民の代表である議会にこれでいいかと聞かれた。それが裁判ざたになっているのに、我々議員としてそれでいいのかと。議長はそのうち政治声明か議長声明かされるかわかりませんけれども。

本題に戻りますけれども、だから政府に向かって、これはやっぱり子どもたちに本を見せたいということで闘ってほしい。なぜかといえば、今どこでもこの問題でぶつかっている。しかし、だれも声を大にして言う人はおらん。行動できる首長じゃなければできないんですから、このことに対して政府に向かって問題提起されたいと思いますけれども、答弁を求めます。

○議長(牟田勝浩君)
樋渡市長

○樋渡市長〔登壇〕
この話は、いずれ頭のかたい文科省文化庁の著作権担当とぶつかります。私が医師会とぶつかったのと同じです。ですので、この件に関してはしっかり理論武装をして、多分ことしか、23年度末内に私、文科省に行きます。政権がどうなっているかわかりませんけどね。行ってそこで話を、もう直談判してきます。必ずぶつかります。

細かい話は別にしても、ただ我々としては、やっぱりせんけんかはせんほうがよかとですね。皆さんうなずいておられますが、僕も同感です。せんけんかはせんほうがいい。だから、これを図書館法、あるいは著作権法の延長線上でやるというシステム、モデルをつくりたいと思いますので、これはまた議会によく相談をさせていただきたいと思います。

ただ、やっぱり、さっき少し話がありましたけど、何で私が訴えられるんだろうとやっぱり思いますね、きのうの質問を聞いていても。これは議会が決めた話ですもんね。だから、固有名詞を出しますと、記者会見までされた平野さんと江原さんがされて朝日新聞にもいろいろ批判、僕も批判されましたけどね。それはやっぱり僕もおかしいと思いますよ。だから、そういうふうに今度はならないように、著作権の関係についてもしっかり協議をして話を進めていきたいと、このように考えております。

○議長(牟田勝浩君)
23番黒岩議員

○23番(黒岩幸生君)〔登壇〕
もう1つ、私は行政事務を、市役所ということですけれども、完全電子化すべきだという考え方も持っております。そこで、これまでパソコンの保守点検料、これがどのような推移をしているかという質問ですけれども。

といいますのは、CIOとして山崎さんを、もちろん健康ポータルサイトのCIOでしょうけれども、来てもらっている、無給ですけどね。だから、そういうすばらしい人が来られている中でパソコンの保守点検料が、やはり合理化していって減ってきていると思うんですね、思うんです。合理化していけば必ずそっちにつながりますので、もし数値的にパソコンの保守点検料が減っている数値があれば、まず最初にお伺いをしたいと思います。

○議長(牟田勝浩君)
角政策部長

○角政策部長〔登壇〕
パソコンの保守点検につきましては、パソコンの台数がふえる、あるいは業務をパソコンですると。そういうことがふえるということによりまして、年々ふえております。

○議長(牟田勝浩君)
23番黒岩議員

○23番(黒岩幸生君)〔登壇〕
いやいや、そういう見比べ方は、私はいけないと思うんですね。そうじゃなくて、この部分、この部分をみんなやっていますね。新しく備えればその分ふえるということですけど、そうじゃなくて、比較というのが、今まで例えば畜犬ソフトに10万円かかっていたけど、これと一緒にすることによって安くなったよねとか、そういう話がないかという質問ですけど、まあいいです。

http://www.youtube.com/watch?v=TrpQ6yzw3BA

takeotoilet @takeotoilet

今日も議事録をコピペするだけの仕事が始まるお

2012-07-04 19:25:08