田口ランディ講演会@浜松市美術館

2012年7月15日に行われた田口ランディさんの講演会「アール・ブリュットの魅力と可能性」のつぶやきまとめです!
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浜松市美術館 @hamamatsushibi

さて、いよいよ田口ランディさんの講演会が始まりました!

2012-07-15 14:03:18
浜松市美術館 @hamamatsushibi

会場は120人を超える人、人…!

2012-07-15 14:03:43
浜松市美術館 @hamamatsushibi

田口ランディとアール・ブリュットの出会いから。番組のナビゲーターとしてアール・ブリュットと出会い感激したそうです。

2012-07-15 14:04:31
浜松市美術館 @hamamatsushibi

外国の展示を見た後に日本に帰ってきたら、日本でのアール・ブリュットの認知度に差を感じた。もっと日本にアール・ブリュットを広めたい、日本のアール・ブリュットを応援したい。

2012-07-15 14:07:00
浜松市美術館 @hamamatsushibi

絵描きになりたかった。音楽家になりたかった。しかし、才能がなかった。 物書きはすべてを言葉に置き換えなければならない。りんごひとつてっとも、どんなかたちなのか、どんな赤なの。

2012-07-15 14:09:46
浜松市美術館 @hamamatsushibi

「赤いりんご」という言葉はあまりにも便利過ぎる。概念からかけ離れてしまう。

2012-07-15 14:10:14
浜松市美術館 @hamamatsushibi

私たちは言葉を便利に使いすぎている。そのせいで本質から離れていっている。「悲しい」ということはどういうことか。

2012-07-15 14:14:29
浜松市美術館 @hamamatsushibi

子どもは感覚で表現しているが、次第に言葉でコミュニケーションができるようになる。言葉で説明しなさいという風に訓練する。そうすることでトラブルをふせぎ、集団行動で生きるために知恵。そうすると「私の悲しい」を「悲しい」という言葉で表現する。

2012-07-15 14:19:19
浜松市美術館 @hamamatsushibi

独自の言葉にならないもやもやする気持ちを細かく言葉に置き換えなくなる。言葉は使い勝手が悪い。私だけの特別な感覚を言葉にするのは難しい。そんなもやもやする事を言葉に置き換えるのが私の仕事。

2012-07-15 14:20:40
浜松市美術館 @hamamatsushibi

そうしているうちに、言葉にすることが難しく、どんどん自信がなくなっていく。自分の方法に悩んでいた。そんなときにアール・ブリュットと出会った。

2012-07-15 14:22:19
浜松市美術館 @hamamatsushibi

日本のアール・ブリュットの作品は「障がいを持っているのにこんなに立派に描けてエライよね」というふうに押さえ込められていた。

2012-07-15 14:26:05
浜松市美術館 @hamamatsushibi

日本のアール・ブリュットの作品は「障がいを持っているのにこんなに立派に描けてエライよね」というふうに押さえ込められていた。

2012-07-15 14:26:05
浜松市美術館 @hamamatsushibi

作家は「言語のコミュニケーションが得意ではない」という「特技」を持っている。

2012-07-15 14:26:49
浜松市美術館 @hamamatsushibi

作家は「言語のコミュニケーションが得意ではない」という「特技」を持っている。

2012-07-15 14:26:49
浜松市美術館 @hamamatsushibi

「ドラえもん」と聞くと私たちはドラえもんを思い浮かべてしまう。しかしアール・ブリュットの作家は「ドラえもん」を「印象」で捉えることができる。

2012-07-15 14:30:20
浜松市美術館 @hamamatsushibi

「印象」を捉えて「印象」を表現する事ができる。

2012-07-15 14:31:08
浜松市美術館 @hamamatsushibi

舛次 崇さんのお話/舛次さんは始め野球のスコアボードばかり描いていたが、ある日、草花を描き始め、舛次さんの作風が生まれた。スコアボードを描いていた数年はパステルで「描く」ということを自分の体に染み込ませていたのではないか。

2012-07-15 14:37:43
浜松市美術館 @hamamatsushibi

考えないとはどういうことか知りたくて最近座禅を始めたランディさん。座禅を始めたら余計考えたしまったそうです。何も考えないことはどういうことか←考えてるではないか…の繰り返し……。言葉からは離れられないんだなぁ、と気づいた。

2012-07-15 14:40:31
浜松市美術館 @hamamatsushibi

人間は表現しないと、表現できないと、心が病む。

2012-07-15 14:41:12
浜松市美術館 @hamamatsushibi

鱸万里絵(すずきまりえ)さんの話/作品と本人のギャップ。彼女は統合失調症だが、自分の世界に入り、何かを喚起させ、カタルシスさせる。自分の弱さと向き合いながら表現をする。これはとても健康なことではないのか。

2012-07-15 14:45:17
浜松市美術館 @hamamatsushibi

健康でいるためにはまず、歩きましょう!とよくテレビで言っているけどこれは表現も同じで、筋力トレーニングで鍛えていかないといけない。そのために何をするか、相手に合わせる、迷惑をかけないように遠慮する。これを続けるとっとっても「いい人」になれますが、→

2012-07-15 14:50:51
浜松市美術館 @hamamatsushibi

→「自分が何なのか」わかんなくなる。「私」という筋力が落ちてしまう。

2012-07-15 14:51:03
浜松市美術館 @hamamatsushibi

芸術家がよくわがままであると言われるが、そうしないと作品表現できない。表現する事はそれなりの覚悟がいる。

2012-07-15 14:53:40
浜松市美術館 @hamamatsushibi

自分が自分になっていく過程は、もやもやを抱えながら、小さく半歩ずつ前に押し、繰り返し繰り返し、少しづつ押す。そして気がつくと何かやっていた。 ある日突然何かに出会い表現しだした人は、突然というわけではなく、それなにに何か自分のもやもやと向き合い何かを育てていた。

2012-07-15 14:59:01
浜松市美術館 @hamamatsushibi

舛次さんは毎日スコアボードを描き続けていた。毎日同じ物を描いているように見えるが舛次さんは少しづつ微妙な変化を感じていて、ある日今の作品を描き始めた。 私たちは焦り過ぎていないか?アール・ブリュットと出会いその人だけのタイミング、その人だけの表現があると信じられるようになった。

2012-07-15 15:05:42