橋下徹大阪市長「曾根崎心中」観賞後のコメント

朝日新聞・橋下番 @asahi_hb

橋下氏は本日夜、文楽の公演を鑑賞。公演後に技芸員の方の楽屋を表敬訪問した後、ぶら下がり取材に応じました。質疑を速報ツイートします。記者「鑑賞した感想を」。橋下氏「古典の芸能文化として守るべきところは守っていかないといけないとよくわかりました」。 #橋下 #文楽

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記者「補助金の話は」。橋下氏「補助金の話とは一切関係ない。大阪発祥の古典芸能・文化であると、鶴澤清治師匠（人間国宝）も大阪でしかできない、大阪でやっていくものと強調されていました。そういう文化、古典芸能なんだと。今日観劇するまでもなく、その点は十分わかっているつもりです」。

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記者「以前（知事時代に）観劇された時はもう見に行かないと発言したが」。橋下氏「それは今のままだったらというのを前につけてますから。今日観劇させてもらって、今日は予算の議論じゃありませんから、僕自身も考えていることがありますので是非意見交換させてくださいと各師匠にお願いした」。

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橋下氏「やはり文楽は保護の対象なのか振興させるのか、ここの軸が国も含めてはっきり決まってない。保護か振興かどちらに軸足を置くかでいろいろなやり方は変わってくると思う。今日は満員のお客さんで非常に盛り上がっていたと思います。文楽を愛されているファンもたくさんいると思うが」＜続く＞

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橋下氏「僕のように文楽を深く知らない人間だったり、もっと若い年代、新規のファンをどう獲得し、どう広げていくのかに関して、振興ということにもうちょっと軸足を置くんであれば、いろんな問題点もまたあると思う。今までは保護の面が強かったと思う」。

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記者「技芸員の方とはどんな話を」。橋下氏「ぜひ意見交換させてくださいと。若い技芸員の方のお話も聞かせてくださいと。鶴澤師匠には文楽に対する思い入れも少し語っていただきましたし、住大夫師匠にも早く舞台に復帰されることを願っていますとお伝えしなければいけなかった」。

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記者「意見交換の話は？」。橋下氏「お願いしましたが、あとは文楽のみなさんがどう受け止めてくださるか」。記者「明確なお話はなかった？」。橋下氏「今日はお約束をする場ではなくて、あくまで表敬訪問。劇場にお招きいただき、僕が表敬訪問させていただく場ですから、行政の話とは別の話です」。

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記者「あくまで公開での意見交換にこだわる？」。橋下氏「文楽が抱えていると僕が認識している問題点を府民・市民のみなさんに知ってもらうことも重要だと思う。若手の技芸員のみなさんが大阪駅でＰＲ活動したり、こういう過程をすべてオープンにしているからメディアも文楽をとりあげてくれている」。

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橋下氏「こういう話、対立構図を今までの役所だったら嫌がるだろうし、文化の話になると自称文化人が一斉に批判してくるから、歴代の知事も市長も口を出すことはなかったのでしょう。けれど、水面下で進めていたらみなさんにも取り上げてもらえません」。

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橋下氏「何が問題でどういう風にしていかないといけないか。守るべき古典芸能であることはほぼみんな理解しているけれど、振興という観点でいいのか。広く府民・市民に伝えていこうと思えば、公開のプロセスの中でお話をさせていただくことは必要不可欠だと思う」。橋下氏の発言は以上です。