若木民喜「神のみぞ知るセカイ」FLAG197「操舵輪」感想
#kaminomi #神のみ 。FLAG197「操舵輪」。週刊少年サンデー36・37号掲載分。「操舵輪」に特に元ネタはないのかな? わてには見つけられない。お話的には、進む先を作為に満ちたやり方で操作されている桂馬たちを表してるものかと思う。
2012-08-12 22:39:57#kaminomi ユピテル編に入ってこっち、ウルカヌスが「我々はすべて大いなる筋書きのなかにいるのか」なんてことを言っていた。まさしく、登場人物たちは、大きな作為のなかで動かされているように見える。
2012-08-12 22:40:06#kaminomi いまは状況自体がゲームのようだ。不思議なアイテム(ドクロウが持っていた「球」)。そのアイテムを使えそうな場所。けれどアイテムは一つでは足りない。桂馬たちがヒントを掴んだときに、出待ちしていたかのように、姿を現す謎の少女。
2012-08-12 22:40:35#kaminomi 少女が現れるときを見計らって、あの不思議な球が桂馬たちをあかね丸に連れてきたのか、それとも、ホントに、あの子は出待ちしてたのか? さらには、謎の少女が持っていた桂馬たちの不足を補うアイテム(桂馬たちが持つのと同種の球とおぼしきもの)。
2012-08-12 22:40:54#kaminomi まるで整えられたかのようにイベントが発生し、進行していく。これが、ダンジョンマスターとかブランディッシュ、ゼルダの伝説などのたぐい、パズル解きながらすすめていくゲームなら「アイテム持った女の子が出てきた。よっしゃ先に進めるぜ!」となるのだが……。
2012-08-12 22:41:22#kaminomi 本作、そういう物語じゃないのよね。もう、なんか大がかりな罠にしか思えない。舞島学園にしても意図を持って作り出された場所のよう。ヴィンテージが居を構えていた場所近くにある船も、意図をもって配されている可能性は高いだろう。
2012-08-12 22:42:15#kaminomi もうね、強大な何者かの作為作為作為ってかんじで、今週の流れって見てて、えらいことぞっとするものでさ、すごく嫌な話だなあという印象を持っている(こういう話も主人公が状況を切り抜けたときの達成感を、読者としてより強く感じるために要るとは思うけどさ)。
2012-08-12 22:43:55#kaminomi 天理が「女の子を救って。桂馬くんは、もうその子に会ってるはずだよ」と、桂馬(とエルシィ)を送り出したわけだが、いまあらわれた少女を、ここで助けてしまったら、事態が詰むんじゃね?
2012-08-12 22:44:07#kaminomi かのん編かどこかで「おいしいイベントには気をつけろ」っていってたような気がするが、いまの流れは、まさにそういうものじゃないだろうか? たっぷり毒が含まれてそう。うかつなやつなら飛びついて、さようなら。飛びつかずとも、いくらか毒をかぶって、ダメージを受ける。
2012-08-12 22:44:29#kaminomi 桂馬が7歳の姿なのは、ここで少女にアプローチできないように、その少女がいったいなんなのか見極めるために、子供の姿にされてるんじゃないのか? そんなふうに思えてきた。
2012-08-12 22:44:43#kaminomi 過去だからというよりも、過去であるからちょうどいいと、決戦前に、敵(ひでえな。w)、というか、攻略対象について知るために、本来の姿ではなく、子供の姿にされた(子供には気を許したり、油断したりしやすそうだし)。そういうものなのかも知れない。
2012-08-12 22:45:02#kaminomi 今、イベントを立て続けに起こして桂馬たちを押し流そうとする意図と、それをどこかで断ち切ろうとする意図と、さまざまなものがぶつかり合っている。そういう状況だろうか? もちろん、これは、あくまでも、わいの想像妄想だよ。
2012-08-12 22:45:10#kaminomi なんにせよ、いま落ちてきたあの子はすげートラップくさい。助けなきゃいけない相手にトラップしこまれているなんて「ゲームではよくあること」だろう。さて、神にーさまは、おのれを翻弄する意図を出し抜いて、エンディングにたどりつくための、正しい選択肢を選び取れるのかな?
2012-08-12 22:45:25#kaminomi あと、整合性もくそもなく妙なところにアイテムが在って、それを使って話が進んでいくって、昔のゲームに多かったよな(いまでもあるとは思うけど)。今回の話を見ながら、そんなことを思ったよ。過去に戻ったから、昔のゲームの理不尽さを桂馬も体験してる?w
2012-08-12 22:45:45#kaminomi 海外ドラマが1話1話にシーズン最終回のためのネタを仕込んでいくような感じで(別に海外ドラマ特有の手法じゃないけど、海外ドラマだと顕著にみられるものじゃないかな?と)、女神編はそこまでの十分な仕込みの上に話を構築できた。
2012-08-12 23:01:41#kaminomi けど、ユピテル編では、これまでの仕込みだけでは全然足りないものを提示しようとしている。だから、ここに来て仕込みのための話をがっとやっているのだと思うけど「ある意味、設定を垂れ流されても話はおもしろくないんだよ?」状態とも言える。
2012-08-12 23:06:18#kaminomi それを回避するために、いろいろ面白いシチュエーション(ifの世界とか、麻里さんの入浴シーンとか、桂馬と麻里さんの親子関係とか、大変よかった)を見せてくれているけど、本編が進む段になると、きびしくなる。
2012-08-12 23:06:43