著名人が親族にいる場合、裁判官として不適格か否か。

まめたぬき @mametanuki22

次の総選挙であるだろう最高裁裁判官国民審査で、大谷剛彦狙い撃ちで不信任運動やるのはありかな？ 大谷昭宏の弟って時点で相当疑わしく感じるんだが。 #hijitsuzai #ippyo

まめたぬき @mametanuki22

裁判官の身内に著名人がいる場合、その影響がありうるか否か。仮にありうるとした場合、今回の最高裁裁判官国民審査で大谷剛彦裁判官に×を打つ必要が出てくる。（大谷氏の兄はジャーナリストの大谷昭宏）。

まめたぬき @mametanuki22

この点１つだけ例があって、大昔のことなんだけど、奥野健一裁判官の息子が文芸評論家の奥野健男ってケース。

まめたぬき @mametanuki22

問題は、この親族関係が影響を与えた恐れのある判例があること。それは「悪徳の栄え」事件という事件で、概要はサドの小説を訳した澁澤龍彦と出版社社長がわいせつ図書頒布罪だかで刑事訴追されたというもので、このときの第一審で奥野健男が弁護側証人として証言している。

まめたぬき @mametanuki22

最高裁で奥野健男が証人になったとかそういう話はないけど、第一審の証拠資料は控訴審・上告審と持っていかれるのだから、息子の証言を父親である裁判官が目を通したということになるので、実のところあまりいい状況じゃないんだよね。

まめたぬき @mametanuki22

この「悪徳の栄え」裁判なんだけど、結局有罪判決が出たんだけど、奥野健一裁判官はなぜか反対意見を書いてるんだよね。しかも奥野裁判官は裁判官出身であまり反対意見書く人じゃないんだけど、この件に関しては反対意見を書いている。

まめたぬき @mametanuki22

普通に考えれば「息子の証言や裁判外の意見に親が引きずられた」って考えうる状況だと思うんだよね。要するに裁判の公正を害している可能性が否定できない。ただ、反対意見であり、しかもその反対意見が人権に則って考えると妥当だから誰もケチつけないだけのことなんだと思う。

まめたぬき @mametanuki22

しかし、このときは仮にそういう影響があったとしても、反権力・人権的な方向での判断だから良かったわけだけど、反人権的な影響が加えられてそういう判断が出されたら…って考えるとすごく怖いケースだなって思う。まして奥野健男は文芸評論家だけど、これが政治評論家やマスコミ関係だとしたら…

まめたぬき @mametanuki22

そんなわけで、著名人、それも言論関係が裁判官の身内にいる場合、その思想の影響とかを考慮するに、裁判官としての信頼性というものが落ちるのではないかと思う。まあ疑わしいときは忌避すればいいんだろうけど、それで疑いが払拭できないときは、やはり罷免って手段を講じざるを得ないよね。