ユリイカ・平成仮面ライダー特集に関するクウガクラスタ会話メモ

ユリイカ増刊「平成仮面ライダー」特集内、白倉さん國分さん対談に関するTOMIY27さんの感想と、そこから広がるクウガクラスタ的会話のメモを覚え書きとして。
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TOMIY27 @tomiy2_27

月末に平成仮面ライダー小説控えていることもあって、「ユリイカ 2012年9月臨時増刊号 平成仮面ライダー」を読書中。思ってた以上にハードで、3日経っても読んだページが半分に届かない…!冒頭の白倉Pと國分さんの対談。噂通りクウガファンには辛い…。

2012-11-13 01:14:21
TOMIY27 @tomiy2_27

白倉Pも、國分さんも当時の「社会」を通して、EPI35「愛憎」をご覧になっているという印象。中身から入ってハマった人間とは、見方が相入れないなと。この話は懲悪ではなく、EPI40「衝動」、EPI41「抑制」と合わせて「暴力」を振るうことの虚しさを訴えられてるように感じている。

2012-11-13 01:23:57
TOMIY27 @tomiy2_27

「愛憎」には苦い思い出があって、劇中で笹山さんが、緑川学園の生徒の自殺を報告した時から、雄介や一条さん達が感じたであろう、ジャラジに対して「許せない」という気持ちが強くなって、緑川学園の生徒がカットバックされる、クウガがジャラジ打ちのめす場面では、爽快感すら感じて。

2012-11-13 01:28:22
TOMIY27 @tomiy2_27

なので、ジャラジ戦にインサートされた、アマダムからの「凄まじき戦士」になるという(スタッフ側の)の意図も読み取れず、EPI41「衝動」で、雄介が奈々ちゃんに語る暴力振るう虚しさと、「綺麗ごとが一番いい」という雄介の言葉にガンと殴られたというか、「何にもわかっちゃいなかった」状態…

2012-11-13 01:41:44
TOMIY27 @tomiy2_27

「好きなものは後で」派なので、井上社長のページと海老原さんのクウガ論は後に回してるけど、これからクウガと出会う方が、白倉Pと國分さんの対談で先入観を持たれて、クウガを見られるのが心配。ましてや、当時のスタッフの方々が、今のところ発言される機会が無いだけに…、

2012-11-13 01:50:15
kuu @kuu_sora_ame

TOMIY27さんのユリイカ感想の一連のツイートを読んでいて、今まで言葉として出て来なかったものが1つ形になった。「正義」と言う言葉を使うとき、常に相対する等質な2つの立場の問題に置き換える発想が、自分には相容れないのだと言うことが分かった。

2012-11-13 12:27:12
kuu @kuu_sora_ame

(以下、連続ツイート失礼します)例えば戦争。例えば部族間衝突。例えば法廷。これは民事でも刑事でも。それぞれの立場でそれぞれの正義があり、立場が違えばその善悪は評価が違ってくるだろう、それは分かる。けれど、それ以前の問題として、→

2012-11-13 12:29:29
kuu @kuu_sora_ame

→いま殺そうとしてる人と殺されようとしている瞬間の2者間に、相対する『等質な』正義は存在するのだろうか。殺人まで行かなくても、いじめると言う行為といじめられると言う状態でも、嫌がらせをする側とされる側でもいい、その「瞬間」の問題だ。殺す・いじめる・嫌がらせををする側にも →

2012-11-13 12:30:40
kuu @kuu_sora_ame

→そうするだけの理由・感情の動きがあることは理解している。心の中で呪うことと、感情的には同じだろうから。でも、心の中で呪うことと、実際相手に対して攻撃をするのでは、行動が伴う分、結果は全く違う。その瞬間に何かを壊すと言う具体的な負のエネルギーが発生する。→

2012-11-13 12:32:16
kuu @kuu_sora_ame

→ずっと引っかかって来たのは、この、呪う感情を、壊す行動に移す『行為』に対する評価の話が、即座に正義の話に摩り替えられている、と感じることだ。2者間のどちらが正しいか、と言う問題以前のところで、では殴ったりいじめたり、殺したりする行為は『あり』なんですか、→

2012-11-13 12:33:27
kuu @kuu_sora_ame

→と言うところを、スルーされている気がする不安感が付きまとうからだ。グロンギと言う存在が悪か善か、と言う話の以前に、「殺すと言う行為そのもの」に対してどう思っているのか、が、彼らから見えて来ない不安だった。→

2012-11-13 12:34:32
kuu @kuu_sora_ame

→物語を作る上で、殺人を犯すグロンギと言う存在に、どんな修飾が(ビジュアルやキャラクター的に)なされているか、その意味合いに対する評価には意見が分かれる所だと思うけれど、殺すと言う行為、いじめると言う行為を、「場合によってはやってもいいんじゃない?」と言っている、のかなあ、と→

2012-11-13 12:39:00
kuu @kuu_sora_ame

→見えてしまうのだ。そこを見詰めることなく、一般的な「相対する正義」の話に持っていく「すり替え」が行われているように見える。そこにいつもモヤモヤしていた、らしいです、自分。(以上、お昼に連続ツイート失礼しました<(_ _)>)

2012-11-13 12:42:02
mj @tsuraran

@kuu_sora_ame 私が、クウガで特に好きで、かつ、キツイ・厳しい作品だなあと思うのは、暴力を「いい暴力」「悪い暴力」と区別しなかった点です。作中で正義を語られた感触は薄く、思い出すのは良心や理性の話。だから作品評で「正義」の語を持ち出されるとちょっと違和感を覚えます。

2012-11-13 14:12:43
TOMIY27 @tomiy2_27

@kuu_sora_ame 私の拙いツイートからのご高説、拝読させて頂きました。自分のツイートを読み返して、言葉が足らない部分を多く感じていただけに、目から鱗が落ちる思いでした。まさに、クウガが問題とされている「正義」と「暴力」に対して真正面から取り組んだ作品だったと思います。

2012-11-14 00:03:40
TOMIY27 @tomiy2_27

RTさせて頂いたkuu様のツイートや、クウガの「愛憎」について、さらに一日中考え込んでしまったf^_^;もしかしたら「愛憎」は、クウガスタッフの「転機」、或いは「枷」になったのかなと。クウガに関しては「抑制」等、詳しく考えていく必要はあるけど、それがEPI49「雄介」で、

2012-11-14 00:17:53
TOMIY27 @tomiy2_27

みのりっちが言う「4号(クウガ)はいない方がいい」という言葉に繋がってるんだろうなと。それは、「ヒーローが必要のない世の中の方が、きっといい」ということだろうし、「正義」の為に「暴力」を振るう、ヒーローの否定にも繋がっている。そこから、新しい「ヒーロー」を生み出していくのに、

2012-11-14 00:23:05
TOMIY27 @tomiy2_27

明日夢の視線から、ヒビキさん=ヒーローを描いた「仮面ライダー響鬼」。「生き方」の中に「ヒーロー」を見出すのは、必然だっただろう。「4号はいない方がいい」から、「ぼくたちには、ヒーローがいる」という言葉まで辿り着くのは、きっと長かったんだろうなと。

2012-11-14 00:29:05
TOMIY27 @tomiy2_27

「生き方としてのヒーロー」(と、自分は解している)から、身近で励ましてくれるツクモガミ、オンバケに辿り着いたのも、当然かもしれない。「大魔神カノン」でオンバケの始祖にして、最強のブジン、かつての憤怒の大魔神にスタッフが託した闘法が、「対話」というのが、当時興味深かったけど、

2012-11-14 00:33:37
TOMIY27 @tomiy2_27

ルーツはクウガだったのかなと。なので、続くスタッフの新作が、どんなキャラクターに、どのようなメッセージを託すのか、非常に楽しみ!

2012-11-14 00:38:05
kuu @kuu_sora_ame

.@tomiy2_27 ユリイカの感想を伺って、同じような感慨をお持ちの方が居てホッとしました^^;高説なんてどんでもない、書き殴りでお恥ずかしいです。クウガの「暴力」に関する問い掛けは、それ自体が抑制として機能する一方、見ている側に取ってもある意味で「枷」ですね(^_^;)

2012-11-14 01:07:02
TOMIY27 @tomiy2_27

@kuu_sora_ame 「愛憎」については、十年祭だったと思いますが、富永さんが実際におぐらさんを殴られていたという話に、伝える側の「熱」を感じて印象に残っています。クウガには、良い意味で襟を正して見るような緊張感があります。それ故に雄介の笑顔が、より素敵に見えるのですが。

2012-11-15 02:06:41
kuu @kuu_sora_ame

.@tomiy2_27 「愛憎」実際に殴らせないと撮れないアングルで撮る、と言うのは余程の事だろうと衝撃を受けました。そこまでしても伝えたかった熱だから、こちらにも楔打つ勢いで届いたのだなぁと、客席で震える思いでした^^; #kuuga

2012-11-15 09:26:53