タコノベ

珠玉のたかし小説
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@bitotakoshi

窓を開ければ、ひんやりした心地よい空気が這うようにして部屋へ入りこんでくる。チャックを開ければ、玉茎は猛々しく反りかえっている。今日も一波乱あるな。たかしは、そうしてタバコに火をつけた。 #takashinovel

2012-08-22 12:31:53
@bitotakoshi

さて、大学院卒業が先か、童貞卒業が先か、衆目の集まるところはそこであった。それでも当の本人は、不断どおりの調子だ。たかしは機械のように正確なりずむでシコっていた。 #takashinovel

2012-09-09 22:41:31
@bitotakoshi

オッパイもタクシーもひろったが、交番には届けないだろ? つまりだ、この話の教訓はなんだ? そう、正解はひとつじゃない。金玉がふたつあるようにな。 #takashinovel

2012-09-13 20:27:15
@bitotakoshi

かーちゃんの刻むビートはマジでパネェ。タマネギは普通だ。普通に刻んでる。テテテテッテテー。たかしのレベルは上がらなかった。 #takashinovel

2012-09-15 21:35:20
@bitotakoshi

その日、僕はうんこの声を聞いた #takashinovel

2012-09-21 11:05:53
@bitotakoshi

「一富士二鷹、なんだったかな?」たかしは、箸を置いて考えはじめた。さっきから、心配そうに見つめていたカーチャンが助け舟を出した。「たかし、おっさんよ」「そうか、一富士二鷹おっさんか!」これが母子のきずなである。 #takashinovel

2012-09-23 20:51:33
@bitotakoshi

ワシは高校を出るときに言った。「カーチャン毎日うまい弁当つくってくれてありがとな、飯ウマじゃった」と。カーチャンは「誰得w」と破顔一笑。ワシや、カーチャン。ワシが得しとる、そう言いかけてのみこんだ。これがたかしスタイルじゃけぇ。 #takashinovel

2012-09-25 19:58:10
@bitotakoshi

彼岸花も見ごろを過ぎて、いよいよ涼しくなってきた。金木犀の香りがした。日が落ちても窓が開いたままだ。冷たい空気が入ってくる。時計を見て、ひとり頷く。風呂までにあと二回、たかしはひたぶるにシコった。 #takashinovel

2012-10-07 22:09:16
@bitotakoshi

それをたっかしがネットで見てさ、勃ってさ、抜いてさっ、それを木の葉でちょっと拭いて〜。ここまでは前回はなしをした通りだ。たかしは黒板を手のひらで叩く。すると白い粉が散った。よく見ると、粉ではなく汁だった。汁男優たかしの誕生である。 #takashinovel

2012-10-14 12:09:51
@bitotakoshi

やけに冷える。起きぬけに窓の結露をうんこの形にぬぐい、そこから外を眺めると、あたりが雪に覆われている。参ったな、これじゃ今日の研究は無理だ、しかし白いのは雪だけじゃない。不敵な笑みを浮かべると、たかしは熱心にシコりはじめた。 #takashinovel

2012-12-21 18:50:39
@bitotakoshi

深夜にまで及ぶ研究がつづき疲弊しきった我が子へ、「大丈夫、たかしはぐうの音も出ないほどカーチャンの息子、略してぐうチャンなんだから」そう、優しくほほ笑む母。「違う、極寒に縮みあがるドリルおちんちん息子や」いつになれば、春は、たかしにも訪れるのだろうか。 #takashinovel

2012-12-26 18:07:01
@bitotakoshi

カーチャン違うんだ、ワシが欲しかったのはそれじゃないんだ。「飛んでゆけ、かつてない高みへ」略してとんかつ? 言うてる場合ちゃう。豚肉にパン粉をまぶし油でカラッと揚げた、とんかつ? カーチャン? おい返事をしろったら? カチャーーーーン!? #takashinovel

2012-12-26 20:59:29
こもち @mocchi273

インターネットを彷徨う俺。階下でお袋が俺を呼んでいる。いや、たかしだと?それは誰のことだ?俺の名前は☓☓だ。お袋は誰の名を呼んでいるんだ?頭痛に顔をしかめながら画面を見る。bitotakoshi。そうか、俺は、たかしだったのか。たかしは静かに嗤った。 #takashinovel

2013-02-17 21:17:18

「ハーイwアイ・アム・たかしwwwアイ・リブ・イン・ナッカーノwww」流暢な英語のたかしだが、ひとつの看板を目にすると押し黙ってしまった。そこには、「安くて美味しいワンコインランチ」とある。ワンコ・イン・ランチ? なんてこった、犬を喰うなんて……。#takashinovel

たかしの相談にカーチャンは笑顔で応じた。ワンコ・イン・ランチではな く、正しくは「ワ・ンコイ・ンラ・ンチ」だという。これは失われた魔法都市、島根の言語だという。たかしは問うた、「その意味は?」と。カーチャンは冷た い瞳で言い放った。「犬を喰う、よ」

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茫然自失のたかしであったが、髪型を阿部寛風に整えると、意を決して件の看板の店へ入っていった。薄暗い店内のカウンターで、丸太のような腕をしたいかにも屈強そうな男たちが、豪快にジョッキをあおっている。それを見て、たかしはとりあえず店を後にした。

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今時のヤングは知らんじゃろうが、巨人大鵬卵焼き言うてな、語呂がいい言葉の代表や。それはさておき近頃は景気が悪く政治も不安定でな、希望を持ちにくい時代かも知れん、だが、青年よ、前を向き給え! 広島朝青龍とんかつや! ワシについてこーーいッ!

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グリップの位置をあげたのは苦しい決断に違いなかった。「飛距離より先に、バットに当たらなければ始まらない」と自分に言いきかせはしたが、たかしは練習を休むようになった。だが毎晩の素振りは欠かさない。鋭いスイングでティッシュ越えを連発、長距離砲は健在だ。

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「いったいワシはどこへゆけば救われるのか……」いくら考えても答えはでない。夜空とたかしとの間には、流星のように吉野家、松屋、すき家、なか卯が浮かんでは消えてゆく。「カーチャン、ワシはなに屋へ、或いは、なに卯へ行けばよいのだ」たかしの旅はつづく。

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深夜にまで及ぶ研究がつづき疲弊しきった我が子へ、「大丈夫、たかしはぐうの音も出ないほどカーチャンの息子、略してぐうチャンなんだから」そう、優しくほほ笑む母。「違う、極寒に縮みあがるドリルおちんぽ息子や」いつになれば、春は、たかしにも訪れるのだろうか。

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やけに冷える。起きぬけに窓の結露をうんこの形にぬぐい、そこから外を眺めると、あたりが雪に覆われている。参ったな、これじゃ今日の研究は無理だ、しかし白いのは雪だけじゃない。不敵な笑みを浮かべると、たかしは熱心にシコりはじめた。

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おいカスども、「そう、iPhoneならね」ってスィーエムあるな。ワシの場合「そう? iPhone鳴らねェ……」じゃけぇ文句があるならかかってこいやボケェ。

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文末に「イキ狂い!」と添えるとエロ動画の作品紹介文風になりますね。 例えば──ビキニが着たいからと夏まで食事に気をつかっていた彼女だが、秋も深まる頃には、ブラウスのボタンがはじけそうになるほどに胸が。ある日、不信 に思った彼氏が尾行すると、知らない男と油たっぷり天下一品イキ狂い!

takashinovel

そろそろクリスマスっぽくなってザコどもが浮かれとるが何がきよしこの夜やアホんだらワシゃたかしじゃろぅがボケェ。

takashinovel

お前とお前は帰ってよし、それからおまっ、キキキキミは好きにしたらいいよ何ならずっといいいてもいいんだいや嫌ならもちろん帰ってもらってかまわないんだがぼぼくは別に好きとかそんなんじゃなくてつまりそのアーックソッなんていうかその……

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