- L_O_Nihilum
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相当前にも言ったけどあらゆる行動から欲望を探られるというゲームデザインをSTGでやっている!(笑)コレはヤバイとしか言いようがない。作品自体「欲望」がテーマであるし、それにちなんだ異変が起きていて、キャラの能力もそれで対比させてある。そしてプレイヤーも欲望でプレイしざるを得ない!
2013-01-07 01:39:48神霊廟は苦手ゲーっていうのもあったんで、とりあえず今回はgdgdにフリープレイというか、あまり得点を取りにはいかず霊夢で初心に還ってプレイしてみたんだけど、いやあ、「初心に帰る」ってコレ無欲じゃないのねw 寧ろ相当の強欲でもある。
2013-01-07 01:40:51だって、上級プレイというか、霊集め(=点集め)としてのプレイをする自分から離れたい、って、もう欲望の助詞を使わないといけないし。普通にプレイしたい、ミスりたくない(=しないようにし「たい」≒残り人数が欲しい)、点数が欲「しい」、このスペル取りたい、云々…。
2013-01-07 01:42:10世界観が風神録以降ZUNは無くなったとか揶揄する人は一体どこを見てるんだろうZUNのw。貴方にZUNの何が解るんだろうかw。タイトーから培ってきた知恵を絞っている彼の何が解るんだか(爆)。
2013-01-07 01:42:55東方信者でもアンチでもどちらでもいいですよもう。とにかく私は東方「すごい」ですね。いい悪い、好き嫌い飛び越えてとにかく、尊敬というか、「偉人」だわ。ゲーム性と世界観の完全一致の手本という点では昔から今まで変えてないのバレバレね。
2013-01-07 01:43:46世界観が大きく変わったんですよ、ことに「風神録」以降から。また、テーマも「幻想」というよりは「信仰」テーマにしたものにシフトしていった、っていう全体的な東方の傾向も関わってると思うんですが、これはまさにZUNが、世界観を一旦変えた、ていう事と無関連ではないんですね。
2013-01-07 01:44:57「コテコテの幻想郷節」って言ってる「神々が恋した幻想郷」が名曲言われてるけど、コレはちょっとした屈折した意味でそうなんですよね。だって風神録というか、ことに永夜抄から前のナンバリングのZUN曲はもっと狂気じみてるというか、魔法かかってます。
2013-01-07 01:46:01魔法にかかったように狂った楽曲の性質が「トルテル」以降ずーっとZUNが描いてきた音楽性なんですね。で、その音楽性で実は旧作で「幻想郷」という場所を描いていたこともあるわけで。ソレ考えると「神々~」で言ってる「幻想郷節」ってかなりスタンスを入れ替えた後の幻想郷なんです。
2013-01-07 01:47:19「文花帖」『花映塚」がその境界線だと思うです。このあたりでファンサービス、というやり方が初めてZUNによって行われ、東方というクラスタの形成、巨大化、信仰というまでの流れの確立をZUNが肌で経験した、という事件が挟まれてるんだと思います。その証拠なんです、「神々~」。
2013-01-07 01:48:35で、「神霊廟」てのはまさにそこから来てる系譜として数えることが出来て、もう相当成熟して、それこそ書籍版文花帖のZUNの言葉を借りるならば、「同人と商業が同じに」なりつつある…というか半分以上なってきているという状況が完成しているわけですよ。
2013-01-07 01:49:33だから、やっぱり永夜抄以前と比べると神霊廟はやはり少し、どこかタッチもポップな絵と音楽なんです。ただ、それってZUNにとって物凄い事件なんですね。神霊廟は、今後のZUNの心情とも奇妙に絡んでいくわけです
2013-01-07 01:51:21さっきも言ったように、信仰が拡大するとともに、様々な対立が大きなクラスタ同士で起きたりとかするようになるし、商業が同人で確立するもんだから、事件だって起きる。いろいろあったと思いますが、ホワキャンとかあったでしょ、ああいう経験を彼もしてしまうわけですよ
2013-01-07 01:52:10信仰される=人がその場所にたくさん集まるってことですから、単純に考えてそれはお金が集まるって事と等価です。それは商業が成立したってことと変わりありません。同人でありながら東方は、自ずからその理念を結果的に解体してしまったわけです。
2013-01-07 01:53:10※博麗神社はどんなところですか?
神社。つまり信仰、人の集まる場所。でも人間はほとんど来ない。妖怪?毎日来るわ。
んでもって、お金があんまりない。
そしてZUNは、「アンチ商業」という理念でしたね。
博麗神社は東方の目指した(本来的?)方向性のメタファーです。三月精でお祭りが開かれワイワイガヤガヤになっちゃいましたけどねw。
…あとね。
そういえば、そういう「非-流行」スタンスでゲームを作ろうとしてた、っていう事は、ZUN自身が紅魔郷から永夜抄までのおまけテキストで何度か言及してますよ。
博麗神社は獣道の先にあり、人が参拝するには難しい場所にある。お金も入らない。けど魅力的な巫女がいる。幻想郷を護るゆかりんや萃香、友達の文が良く遊びに来ます。
物好きだから魔理沙あたりもたまにふらっとやってくる。
⇒物好きのためのゲーム。ヒントですけど、こんな文章があるんですよ。
「STGは斬新なシステムがなきゃーとか、超派手な画面がなきゃーとか、爽快感がーとか、萌えキャラがーとか、ボイスがーとか(そんな人居るのか(^^;?)思っている方は、市販のゲームか他の方のSTGの方が大変よく出来ているので、このゲームに合わないかと思います(ぉぃ)」
(東方紅魔郷 おまけtxt.より)
・・・さぁて。
これはどういう意味なのかな?(^^;
…大ヒントですよね。
ZUNはこのことをものすごく痛感してショックになってるんだと思います、だから「神霊廟」に「欲望」てテーマを出したんだし、それが直接的に、新しい秘封シリーズ、ことに「伊弉諾」までつながっていくんですね。それが、今回のプレイでも改めて感じられました。
2013-01-07 01:54:14ほら、「欲望」を神霊廟でテーマにしておいて、そいでもって「素敵な墓場で暮しましょ」(神霊廟3面道中・伊弉諾ED)ですよ?欲望テーマにしておいて、つまり想像力のエネルギーである欲望をテーマにしておいて、それが死んだ、って曲、EDになる筈の曲を3面の、しかも死体ボスの面で使うのよ?
2013-01-07 01:55:21良く考えてみれば、神霊廟3面って、「使い古されて棄てられた(=消費物になっちゃった)傘」が漂流して「墓場」にやってきて、そいでもって芳香ちゃんという「(消費の奴隷=)命令通りに動く死体」というボスがやってくるって構成してますね…。あと、青娥は「邪」な仙人て設定ですね…。
2013-01-07 01:56:53で、あろうことかそのステージ名が「直線の楽園」。…『ゆりかごから墓場まで』なんていう言葉もあるんですよ、日本語。
2013-01-07 01:57:28…何が言いたいかって?…蓬莱人形ってCDの、プロフはこうなってるんです。 『――幻想を失った世界の過去が蘇る』
2013-01-07 01:58:32「失われた幻想を蘇」えらせるのが、蓬莱人形、いや畢竟東方ProjectというProject(企画)の意図です。想像力を取り戻す(笑)!現代の社会で失われてく想像力のあの古き良き形を、今時のバージョンで復活させてやる!てのが実質の狙いなんです。
2013-01-07 01:59:49「なんです」っていうと言い方アレだけど、少なくとも僕はそう思ってますねー。
だから、「インペリシャブルシューティング」だったんでしょ、もこたんのスペルが(実際、紅魔郷から永夜抄までは一つのストーリーとして組み立てる予定だった、初志貫徹予定であったとZUNが言っていたことを思いだしてください)。
2013-01-07 02:00:54夢想封印といい弾幕結界といいインペリといい、そういうテーマをあからさまに表現した名前がいっぱいあるんですよあそこまでは。ですが、これが徐々に傾いてきて、ついに伊弉諾の時代になるとこれが失敗していることに気付く。
2013-01-07 02:01:44…蓬莱人形の序章は「――幻想を失った世界の過去が蘇る」だった。では、逆に伊弉諾物質の末尾はどうなっているのか?
2013-01-07 02:02:15