続 魔法少女三十路★マジか
- maruihayao
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「…あ」と、ここで気づいた。彼女の中で、既に買わない、という選択肢が存在しないことに。昨日の朝まで、あれ程買おうか買わないかで悩んでいたというのに、今やすぐ買うか、それとも後で買うか、そしてどれを買うか、を考える段階に来ていることに。「まずい」思わず呟く。
2013-01-12 02:53:36それ程、彼女にとって腰痛と、そしてマッサージの良さが致命傷になっていた。このままでは衝動買いをしてしまう。それこそかわいい、という条件だけでン十万のモノをポンと。彼女にとって、かわいいものを買う、ということは、ストレスの解消を意味していた。特に魔獣戦の後なんかが顕著である。
2013-01-12 02:57:45それもそうだ。一応、仲間内で作ったサークルみたいなものはある。だがそれはあくまでも個人個人の集まりの域を出ておらず、完全に組織化されているわけでもない。そして、魔獣退治そのものに、報酬は存在しない。金が貰える訳ではない。人々の賞賛なんてありえない。ただ生き延びる為に狩る。
2013-01-12 03:00:34そのストレスに耐え切れず、脱落していく魔法少女も少なからずいる。――誰も、教えられないのだ。このどうしようもないプレッシャーとストレスを軽減する方法など、それぞれ自分で見つけるしかない。たとえそれが、あまり褒められない行為だとしても。
2013-01-12 03:02:51「だから! 私に癒しの心の光を捧げなければならないのよ!」あ、あかん、マミさんが暴走しだした。PCに向かって衝動買いを始めるぞ。「――でもせめて年相応に落ち着いて欲しいよね?」まど神さまのこころないささやき! マミさんが膝から落ちたー! 効果は抜群だ! 「な、何か、聞こえた…?」
2013-01-12 03:08:33それでも、身体を振るわせつつPCへと向かう。どんだけストレス溜め込んでるんだ。「マミさん。今年一年、かわいいものに使った代金を言える?」「――ハッ!」マミはしょうきにもどった!「あ、危なかったわ。また無意味にかわいいものを買ってしまうところだったわ…」なお彼女の通帳の残金は5ケタ
2013-01-12 03:11:24「…でも、どうしたらいいのかしら?」ふう、と誰にともなく溜息を吐く。PCを起動し、何か適当な癒されるものを見る為である。なお、お気に入りはAVである。アニマルビデオの略な。「ああ、子猫可愛いわあ…」はふう、と画面上で戯れる子猫に癒される。
2013-01-12 03:15:23と、そこに飼い主の手が現れて、子猫を優しく揉みしだいた。「あ、いいなあ…柔らかそう…」じっと画面の手を見る。子猫が、にゃあ、と声を上げる。「きもちいい、のかな…?」画面を見ながら、ふと、ひとつの疑問が出てきた。
2013-01-12 03:18:00心のアイドルは元州知事とかその辺。でもTOKIOは別腹
しかしよくよく考えると、少女の頃からロクにアイドルグループなど見ていなかった事に気がつく。ハリウッド的爆発映画がほむらのご飯のお友達であった。 #魔三マ
2013-01-10 23:00:23「やっぱり無駄弾をばら撒くのって美しくないと思うのよ。決める時は一撃で決めるのが銃のあるべき姿かなって」「何かとティロでフィナーレっていたあなたの言うセリフかしら、それ?」「泣くわよ!? あなた達の一年先輩が年も立場も忘れて全力で泣くわよ!」 #魔三マ
2013-01-10 23:01:24「まあでも、ちょっと銃使うのも懐かしいというか、憧れるものがあるわね」「懐かしいって、暁美さんはずっと弓使ってるじゃない」「……まあ、ちょっとだけ銃を使っていた事もあったのよ。本当に、本当に昔の話だけれど」「ふぅん……あ、そろそろDASH始まるんじゃない?」 #魔三マ
2013-01-10 23:02:01迫りくる日曜日に備えるためにDASHを見る。それが魔法少女たちの日曜日の過ごし方になっていた。アイドルに興味がなくてもTOKIOは別腹なお年頃であった。「久々に歩数制限ゲームが見たいわね」「それよりも、そろそろ何かしらの温泉企画の始まりなのが楽しみだわ!」 #魔三マ
2013-01-10 23:02:38魔法 女たちは多分バトルシッパー。 宇宙人KOした黒人の右フック辺りで杏子快哉。宇宙人の船の外壁撃ち抜いたライフルを見てマミさん絶頂。 #魔三マ
2013-01-10 23:04:39
悲報:暁美ほむら(31)後輩の魔法少女との会話で鉄腕DASHの深夜時代の話が通じない現実に直面する。 #魔三マ
2013-01-10 23:11:19