あれ
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さて、始まりました「ヴァイスシュヴァルツプレイング論、本日21時辺りから、「ヴァイスシュヴァルツプレイング理論、番外編」、副題「大門さんのキャンセルはなぜ多いのか?」をお送りいたします。
2013-01-27 21:01:09ことの始まり、疑問の出発点はゼロハウスのプレイヤーである大門さんが、ヴァイスシュヴァルツのプレイで、ダメージキャンセルが多かったのです。ダメージキャンセルとは、山札の上から受けたダメージの枚数だけ、カードをめくってその中にCXカードがあるとダメージが0になる現象です。
2013-01-27 21:03:12デッキの枚数は50枚で、ゲームのルールでその中にCXカードは8枚ぴったり入れるようになっています。デッキの2周目では、カードの比率は変わるのですが、1周目では50枚の中のCXカード8枚の比率は基本的に変化しません。
2013-01-27 21:04:57ですが、大門さんのデッキは1周目からのキャンセル率が高いというのは、一緒にゲームを何百回とプレイした複数のプレイヤーの証言、そして大会でキャンセルをし過ぎてイカサマだと、ジャッジに訴えられた実績があります。(証明できなかったので、訴えは取り下げられましたが)
2013-01-27 21:06:51カードがシャッフルによって、完全に無作為化されていれば、大門さんは運がいい人、天運があるんだね、ということで片付けられるのですが、ここで疑問が一つ。本当に我々はカードを無作為化できているのだろうか? という疑問にいきあたります。
2013-01-27 21:08:41カードをシャッフルする際の方法は、ヒンズーシッャフルという山札を持って、デッキを上から何枚か取って下に戻すという事を何回か繰り返す方法が一つ。
2013-01-27 21:12:35文章では説明し辛いので、「シャッフル講座」という動画のリンクを貼っておきます。分からない方は参考に。http://t.co/Yj5KdLbg
2013-01-27 21:15:00ヒンズーシャッフルはそれだけでは十分な無作為化が出来ない、という事で他のシャッフル手段を組み合わせる事が多いのですが、今一番一般的なのは、ディールシャッフルと呼ばれる方法です。枚数によって変わりますが、10枚切り、7枚切り、とか呼ばれる方法です。
2013-01-27 21:17:39テーブル上のいくつかの場所に順番に1枚ずつカードを配っていきます。この時に配る場所が10箇所なら、10枚切り、7枚なら7枚切りと呼ばれます。配り終えたら、それらの山を全部まとめて一つの束にします。
2013-01-27 21:19:03時間がかかるのと、これだけでは完全な無作為化ができないので、ディールシャッフルとヒンズーシャッフルを組み合わせて、それらを複数回行えば、カードの無作為化は完了です。ですが、時間がかかるので、よほどの事がない限りそこまではやりません。
2013-01-27 21:20:43一般的には、自分と相手がディールシャッフルを行ったのを互いに確認した後、相手から渡されたデッキをリフルシャッフル、またはディールシャッフルを組み合わせて、1回ずつ行えば、それで無作為化は完了とする事が多いです。それで問題はありませんでした。
2013-01-27 21:22:26ブシロードの総合フロアルールでの無作為例は、①ヒンズーシャッフルを数回 ②ディールシャッフルとヒンズーシャッフルを組み合わせて数回 ③ヒンズーシャッフルを数回 となっていますが、これを厳密にやろうとするとシャッフルだけで10分ぐらいかかります。
2013-01-27 21:24:14試合数が多い場合、6回戦とかだと、シャッフルだけで1時間かかったりするので、そこまで厳密にやる人は全国大会とかじゃない限り、まずいないと断言してもいいでしょう。それをお互いに毎回やる人は、このプレイ理論の影響を受けません。忘れてください。
2013-01-27 21:26:06ここまできて、「いやいや、カードは全部裏向きでシャッフルするし、1回ずつで無作為化できるでしょう」という人は、この理論は忘れてください。ただ、あなたは自分が運が悪いとなげくことが多いかもしれません。それを、運が悪いと諦められるなら問題ないでしょう。
2013-01-27 21:29:38ですが、自分一人だけでやる場合、カードを裏向きのままディールシャッフル1回、リフルシャッフル1回を行っても、理論上は相手に気づかれる事なくデッキのカードの順番を好きな順番に並べる事は可能です。
2013-01-27 21:31:43もちろん、相手にデッキを渡してシャッフルするので完全に好きな順番で並べるのは不可能ですが、試合が有利になるように確率を上げることは不可能か? という疑問が生じます。
2013-01-27 21:33:26そして、ここからは本日、大門さん本人による聞き書きの、シャッフルのプレイング理論を展開していきます。その前に、いくつか補足をしておきますので、それがいくらかでも理解の助けになれば。
2013-01-27 21:35:42「こうした行為は積み込みだ! イカサマだ!」と感じる人もいるでしょう。そういう人は、毎回10分かけてシャッフルをするか、フロアルールに、デッキの無作為化は「機械によるシャッフル、または第三者(ジャッジ)によるシャッフル」を明記するように働きかけてください。
2013-01-27 21:37:08現状、試合が始まっている途中で、ディールとヒンズーが1回ずつしか行われなかったから、と言ってジャッジに訴えても納得してくれる確立は低いです。Mtgの大会では合ったみたいですが、事前に分かっていれば切り直しですませられるし、巻き戻して処分はないと思います。
2013-01-27 21:39:13「そんな事、人間にできるはずがない」と思っている方もいるでしょう。私もそうでした。計算して行う事は、完全記憶力の持ち主が訓練を積んでできるレベルです。ですが、無意識と訓練によって精度を上げることは可能です。
2013-01-27 21:40:23あなたは毎回、同じようにカードをシャッフルしていませんか? 自分は10枚切りと、リフルシャッフルを複数回を毎回やっていました。今思えば、リフルシャッフルで上からつかむ枚数が、ほぼ1,2枚の誤差しかなくても驚かないし、回数もあまり誤差はないでしょう。
2013-01-27 21:43:08たぶん、意識せずに毎回似たようなシャッフルをする人は多いと思われます。大門さんは、大会では相手より先に席に着き、テーブルの上に手とデッキを置いて、イカサマしていない事をアピールしながら対戦相手を待ちます。
2013-01-27 21:44:57