サザエのお裾分け 放蕩息子

子育てはなかなか思い通りにはいかないもの。放蕩息子に対する父の愛。自宅に留まり、父の仕事を継いで手伝っていた兄息子は、はたして親孝行だったのか…?うわべだけの行ないだけを見るのか、心の繋がりを見るのか、子育てのどこに焦点をあてて、愛するとは?親とは?…考えてみませんか?
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📖サザエのお裾分け🇮🇱 @wancupmaster

ルカ15章には、神様の愛が凝縮されています。イエスの周りには取税人や罪人たちが、集まってきていました。パリサイ人や律法学者たちは、罪人たちを軽蔑していました。

2013-02-04 20:59:51
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ユダヤ教の宗派は三つ。1)エッセネ派ーパリサイ派より小さく、もっと排他的。修道院の共同体の中で生活していた。

2013-02-04 21:05:39
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2)サドカイ派ー大部分が祭司階級や上層階級出身で、当時の反超自然主義者。神殿勤務。モーセの律法に熱心で、その実際的諸解釈をも権威あるものと認めていました。しかし、その厳守は外面的で自己義認に陥る傾向にありました。

2013-02-04 21:09:38
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3)パリサイ派ー伝承を重んじ、モーセの律法に厳格だが儀式律法を強調。外面の細かいところに注意深く、人前での自己義認。霊的無知、聖書の曲解。少数派だが、強力なものを持っていました。現在のユダヤ教は、パリサイ派です。

2013-02-04 21:21:25
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ルカ15:4~7ー不注意でいなくなった羊。1たった1%であっても大切に思い、探し出してくださる。御子イエスの愛。 “ひとりの罪人が悔い改めるなら、悔い改める必要のない99人の正しい人(パリサイ人、律法学者)にまさる喜びが天にあるのです”

2013-02-04 21:38:32
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ルカ15:8~10ーなくした銀貨。10%の価値。聖霊の愛。見つけるまでの苦労−8節。見つかった時の喜びー9節。 “ひとりの罪人が悔い改めるなら、神の御使いたちに喜びがわき起こるのです”

2013-02-04 21:48:05
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ルカ15:11~25ー二人の息子の一人が放蕩息子。50%の価値。御父の愛。“死んでいたのが生き返り、いなくなっていたのが見つかったのだ”

2013-02-04 21:55:36
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ルカ15:11~12ー罪の発端。12節ー弟が父に『お父さん。私に財産の分け前をください』と言った。当時の習慣では、父親が亡くなるまで財産分与はしませんでした。弟の相続分は1/3、兄は2/3ーcf申命記21:17。

2013-02-04 22:02:55
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「それで父は、身代を“ふたりに”分けてやった。」とあります。財産分与を要求していない兄にまで分けてあげたのです。

2013-02-04 22:08:10
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ルカ15:13~16ー転落期。もらった分は小遣いにして、親元にいればいいものを…と思いますが、自由に使うには親の目の届かない所に行きたい、と思うのが子どものようです。弟息子は何日もたたぬうちに、荷物をまとめて遠い国に旅立ちました。

2013-02-04 22:19:39
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そこで放蕩して湯水のように財産を使ってしまった、とありますが、「湯水のように使う」とは、どういうことでしょうか?毎日毎晩、遊び暮らし、友人におごったりもしたでしょう。15:30ー遊女におぼれて、とあります。

2013-02-04 22:27:16
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箴言29:3ー知恵を愛する人は、その父を喜ばせ、遊女と交わる者は、財産を滅ぼす。

2013-02-04 22:29:33
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ルカ15:14ー財産があるうちに少しは蓄えておけばよいものを、すべて使い果たした後で、彼が住んでいた国に飢饉が起こりました。「所詮、人生とはそういうもんです」…って言う人がいるかもしれませんね。彼は食べるにも困り始めました。

2013-02-04 22:34:58
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ルカ15:15ー豪遊していた彼も遂に他人を頼ることになりました。私たちも何かあると、神よりもまず他人を頼ってしまうことがしばしばです。結果はどうだったでしょう?彼はユダヤ人です。遠い国ですからそこは異邦人の国。当然頼った相手は異邦人です。

2013-02-04 22:48:28
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異邦人のその人は、彼を畑にやって、豚の世話をさせました。彼にとっては屈辱的な仕事です。なぜなら、ユダヤ人にとって豚は汚れた動物だからですーcfレビ記11:7。

2013-02-04 22:49:38
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ルカ15:16ー豚の世話という仕事には就いたものの、国は飢饉に見舞われているので、彼は常に空腹でした。汚れている豚の餌であるいなご豆でお腹を満たしたいと思うほどでした。しかし誰一人彼に食べ物をくれる人はいませんでした。

2013-02-04 22:57:06
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彼にまだ父の財産が残っていた時、おごってあげた友人はどうしたのでしょう?やはり「金の切れ目は、縁の切れ目」? こうして、彼はどん底まで転落していきました。

2013-02-04 22:59:43
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ルカ15:17~19ー転換点。17節ーどん底まで落ちぶれて初めて彼は、父の家を思い出しました。そしてそこがどれほど恵まれた場所だったかを思い出しました。父の家にいる雇い人はパンが有り余っているのに、息子である自分は飢え死にしそうだと。

2013-02-04 23:06:01
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18〜19節ー彼は父の家に帰る決心をして、ここで謝罪の練習をしています。その内容を見ると、彼は反省ではなく悔い改めをしていることが分かります。神にも父にも罪を告白し、19節ー子である資格を放棄し、雇い人のひとりにして欲しいとまで言ってます

2013-02-04 23:13:30
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父の家を出て、父の財産を頼り、異邦人を頼り、遂に食べる物も頼る者も完全に失った時が、彼にとっての悔い改めの時でした。

2013-02-04 23:16:09
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ルカ15:20~24ー帰還。20節ーいよいよ彼は立ち上がって、父の家へと帰ります。道中何度も謝罪の練習をしたことでしょう。その彼がまだ家からは遠かったのに、父親は彼を見つけたのです!なぜでしょう?

2013-02-04 23:20:40
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父親は、末息子が(今日帰って来るか、明日帰って来るか…)と、仕事の合間を見ては、家へと繋がる一本道を高い所から目をこらして見ていたのかもしれません。だから「親」という字は「木の上に立って見る」と書くのです。

2013-02-04 23:24:00
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(いた!あの子だ!あの子が帰って来た!)と、まだ遠い所にいたのに走って迎えに行きました。遠い国から飲まず食わずで帰ってきた息子。豚の世話をしていた息子。痩せて、汗と埃まみれで、ヨレヨレで、体臭のひどかったことでしょう。

2013-02-04 23:27:23
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それでも父親は、彼をかわいそうに思い、走り寄って、彼を抱きしめ、何度も何度も口づけしました。私たちがまだ神を信じる前、どれほど罪に汚れていようとも、父なる神の前に帰って行くとき神は両手を広げ「よく帰って来た!」と抱きしめ迎え入れてくれます

2013-02-04 23:31:29
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「汚いから先に自分で身を清めてから帰って来なさい」とは言われません。そのままの状態で帰って来たことを喜んで迎えてくれるのです。その愛を知らない人は「こんな罪深い私を赦してくれるはずがない」「もう少しマシになってから」と帰ろうとしません。

2013-02-05 06:09:45