大名古屋市の #御園座 が連続赤字で事業再生計画＆反応 #愛知県

• 名古屋の御園座、私的整理で再生計画　トヨタなど支援(2013.2/14 21:19.朝日新聞社)名古屋市の老舗劇場運営会社の「御園座」は１４日、私的整理による経営再建手続きを申請したと発表した。古くなった劇場ビルと敷地を売り、トヨタ自動車など地元企業による支援を受け、劇場ビルの再開発費用を集める。ライバルの「中日劇場」を運営する中日新聞社も主催興行から撤退して支援に回る。
  　御園座は１８９６（明治２９）年に創立。歌舞伎公演のほか歌謡ショーなどを上演している。しかし、娯楽の多様化などで業績は低迷、昨年末で４億円超の債務超過となっている。
  　再生計画では、現在の劇場ビルと敷地は積水ハウスに売り、同社と共同で高層マンション併設の新劇場に建て替える。新劇場は２０１８年開業予定で、御園座は劇場部分を買い戻す。再開発費用の一部として、トヨタや名古屋鉄道など地元企業１００社超に協力を求め、総額３０億円程度の出資を集める。銀行から１０億円程度の融資も受ける。新劇場では、いまは中日劇場で上演している宝塚歌劇団などの公演も主催する方向だ。
  　再生計画では金融機関に借入金の返済猶予は求めるが、債権放棄は求めない。名古屋証券取引所への上場維持のため、私的整理の一つで、第三者が計画づくりに加わる「事業再生ＡＤＲ」を使う。再生計画は４月下旬の成立を目指す。

・PDF.御園座 事業再生計画（2013/03/18）

※＜トヨタ・アートマネジメント＞トヨタは、メセナ（芸術文化支援活動）の一環として1996年よりアートマネジメント分野の人材育成と基盤整備に取り組んでいます？

• 御園座、再建手続き入り　２月末までに計画案作（2013年2月15日 01時53分、中日新聞）http://www.chunichi.co.jp/s/article/2013021590012735.html
  　経営不振で債務超過に陥っている老舗劇場「御園座」（名古屋市）は１４日、再建に向け借入金の返済期限延長や上場維持の手続きに入った、と発表した。２月末までに劇場建て替えを柱とした再建計画案をまとめ、債権者から４月末にも承認されることを目指す。
  　当面、続投する長谷川栄胤（よしつぐ）社長（４７）は同日、会見して「関係者に多大な迷惑と心配をかけ申し訳ない。しっかり再生を成し遂げ、皆さんに公演を楽しめる機会を提供したい」と語った。
  　御園座は同日、裁判所を通さない私的整理手続き「事業再生ＡＤＲ」を申請し、受理された。
  　この手続きで約３８億円の借入金返済がいったん凍結され、２月末の債権者会議で金融機関に再建案を提示する。御園座は負債が資産を上回る債務超過で、３月末までに債務超過を解消しないと名古屋証券取引所の上場が廃止されるが、再建案が承認されれば、上場廃止は１年間猶予される。
  　検討中の再建案によると、現劇場は積水ハウス（大阪）と共同でマンション併設のビルに建て替え、２０１８年７月の開業を目指す。資金面では、地元企業からの出資と金融機関からの新規融資で４０億円を集める。中日新聞社が運営する中日劇場（名古屋市）も協力し、主催する興行を御園座に集約して支援する。
  　一方、御園座は同日、１３年３月期の連結業績予想について、純損益を７千万円の黒字から約１１億円の赤字に下方修正した。舞台美術制作場などの処理に伴う損失を計上するためで、７年連続の純損失を見込む。債務超過は１１億円に膨らむという。

2011～2012