西洋の資本主義は「勤勉」ではなく「商の自由度の変化」によって駆動したのではないか?

プロ倫への解釈では「勤勉さが資本主義を駆動した」とされる傾向があるけど、勤勉さは単に相関関係的なもので因果関係ではなさそう。それはウェーバー自身も示していたように思う(あれは事例研究ぽい)。 ポイントは教会から銀行への「交換をめぐる信用」の機能分散。つまり、銀行が誕生した時期と同期だと思うんだけど、「知の分散」ということでは大学が誕生した時期にも並行するのかな? 関連: ISIS本座 - 『マネーの進化史』ニーアル・ファーガソン 松岡正剛の千夜千冊 続きを読む
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m_um_u @m_um_u

プロ倫の影響で「プロテスタントの勤勉さが商売成功させたんだ(=勤勉は商売の徳)」って考えられがちだけど、実際は経路依存的な結果論なんじゃないかしら

2010-09-09 15:22:35
m_um_u @m_um_u

まだちょっと調べ中だけど、あの時代、ローマ・カトリックは「信用」のセンターとして贈与交換と貨幣交換の交換所的役割も果たしていた。つまりお金の中枢的役割もしてたわけだけど

2010-09-09 15:24:07
m_um_u @m_um_u

それが腐敗やらなんやらで機能不全してボトルネックが生じてた。そうすると貨幣交換も滞っちゃうわけで

2010-09-09 15:24:51
m_um_u @m_um_u

そういうのに比べて、逃げてきたプロテスタントを迎えてくれた都市というのは基本的に「商業優先主義」だったはずだから教会やらなんやらで商売が縛られるのを避ける仕組みがあったはず

2010-09-09 15:25:56
m_um_u @m_um_u

てか、教会に変わる銀行の存在。これが登場した時期の辺りの貨幣をめぐる象徴交換の意味的政治学みるのが「プロテスタントが経済的に成功した背景」の実際のように思う

2010-09-09 15:27:11
m_um_u @m_um_u

同様に「プロテスタントが市民革命を成功させた」を勤勉さやらに理由求めたりする傾向があるかなと思うんだけど、商業的力が背景にあったんじゃまいかと思う

2010-09-09 15:30:01