「岩手県　小泉県議の一件からネットに於けるモラル、リテラシー、匿名・実名論議まで」村上和巳氏@JapanCenturionの呟きをまとめました。

岩手県の小泉県議のこと、さっきまでもやもやしていたがあえて言及しようと思う。

2013-06-25 14:26:07

（１）岩手県の小泉県議の一件に関して思うこと。これはネットの匿名・実名論議にもつながることだが。正直、小泉県議のご家族に対してはお気の毒だと思う。ただ、だからといってブログの炎上に参加した人を私は責めることはしない。死者に鞭打つ結果になるのを承知で書く。（続）

2013-06-25 14:26:27

（2）小泉県議があの時ブログに書いた行動は、そもそも公人・私人にかかわらずやってはいけないこと。あまつさえそれを実名で発信をしたのだから、その結果発生することは小泉議員が責任を負うべきことだ。ただ、それを受けた今回の小泉議員の行動判断そのものは是とも非とも私は言えない。（続）

2013-06-25 14:26:31

（3）じゃあ、炎上に参加した人の中に一定程度いるであろう匿名者についてはどうか。一般に対面で人に行ってはいけない種類の言葉は投げつけたりするのは、ネットでも非常識だし、ネットの匿名性がある種のモラルハザードになるのは事実だろうし、そういった人間は批判されるべきだと思う（続）

2013-06-25 14:26:35

（4）だが、そう考えても総じて小泉県議と炎上参加者のどちらに責任があるかと言えば、やはり小泉県議の方だ。彼は匿名、実名、ネット、対面いずれの場面であっても常識を疑われる行動を公人の立場でやったのだから。（続）

2013-06-25 14:26:38

（5）ネット炎上の多くは、対面社会であっても非常識と思われる言動をするから起こることが多い。仲間内の居酒屋談義と外界はラフさに対する許容幅は明らかに違うことは多くの人が認識していること。ネットの手軽さでうっかりというのはすべて発信者責任である。(続)

2013-06-25 14:26:44

(6)一方でよくネットでプチ炎上などが発生すると、批判された当人は相手の匿名性を批判する。でも私が見かけた事例に関していえば、批判された人は相手がいくら言葉を選んで批判していても匿名というだけで罵倒することが多い。（続）。

2013-06-25 14:26:48

(7)つまり批判されたことそのものが気に食わないのであって、匿名は相手を逆批判する道具に過ぎないことが多い。そういう人に限って自分を称賛する匿名者にはやけに馬鹿丁寧だったりする。（続）。

2013-06-25 14:26:52

（8）そもそもどこまで突き詰めてもネットから匿名性というものが消え去ることはないし、匿名批判など天に唾するようなもの。一部の悪質な匿名者をのさばらせるのはもちろん賛成しないが、実害がない限り放置し、それはネットでは避けられない一定のノイズと思うしかない。(続)

2013-06-25 14:26:56

(9)その意味ではFacebookなんかは、実名制を取っているものの、最近はスパムもあり、完全な実名制とは言えない。とにかくどこまで突き詰めてもネットから匿名性というものが消え去ることはないし、匿名批判など天に唾するようなものだ。(続)

2013-06-25 14:27:00

(10)ちなみにFaceboookを見ると、よく「面識のある方以外友達承認しません」と言っている人がいるけど、あれもネットリテラシーがないなと思ってしまう。何のための実名制？単にお知り合いとつながり、気が付いたら衆人環視状態をつくるため？(続)

2013-06-25 14:27:04

(11)そもそもネットの究極のメリットは時空を超えて面識のない人同士もつながり、そこで新たな気づきが得られることじゃないだろうか。それを安心に行えるようにするのがFacebookのもつ実名制の究極の利点じゃないだろうかと個人的には思う。(続)

2013-06-25 14:27:08

(12)どうしても匿名者の存在が気になると言うなら対策は簡単。メールとネットサーフィン以外でネットを使わねばよい。それが我慢できないというのは醜い自己顕示欲にすぎない。（了）

2013-06-25 14:27:14