「チェルノブイリ・福島の動植物の変異」ムソー教授講演会 @衆議院議員会館 永添さんのツイート
- sinwanohate
- 1434
- 0
- 0
- 0
今日は衆議院議員会館多目的室で行なわれたティモシー・ムソー教授の講演会に行ってきました。23日に静岡県静岡市から浜松市→大阪→滋賀県大津市→名古屋→東京→福島県郡山市(明日)でフィニッシュ。
2013-07-30 00:12:12「チェルノブイリから福島へ:ツバメたち動物達が教えてくれたこと」ティモシー・ムソーサイウスカロライナ大学教授とアナース・メラー(フランス)によるチェルノブイリプロジェクトは2000年に開始。鳥類、昆虫、微生物、植物の自然個体群のとウクライナのナローディチェスキー地方の子供達の研究
2013-07-30 00:17:08それに2011年7月から福島研究も加わった。 動物モデルーヒト個体群理解の手がかりとなる 「鳥類は通常、飲酒や喫煙をせず、うつ病にもならない」もっともだ。
2013-07-30 00:19:59チェルノブイリと福島の野生生物研究における主要な発見。1)研究した生物の大部分で放射性汚染物質への被曝レベルに正比例して遺伝子損傷率が有意に上昇している。
2013-07-30 00:21:362)研究した生物の多くで、汚染レベルに正比例して、奇形率および発育異常(発生的異常)率が上昇している3)研究した生物の多くで、出生率が低下している4)研究した生物の多くで、寿命が短くなっている
2013-07-30 00:23:535)研究した生物の多くで、個体群の規模が縮小している6)研究した生物の多様性が有意に縮小する。多くの種が教書的に絶滅7)と具全変異が世代から世代に伝えられ、経時的蓄積の兆候が見られる。
2013-07-30 00:26:278)突然変異は放射能汚染地域から、被曝していない個体群に移動している(すなわち、個体群バイスタンダー効果)
2013-07-30 00:28:33調査方法はチェルノブイリの場合は、かすみ網で捕獲、(2010年から2千羽以上)内部被曝量を鳥用WBCで測定してから放す、または鳥に外部被曝測定用TLD線量計をつけた足輪を装着する。
2013-07-30 00:31:41繁殖期の鳥の内部被曝量は、バックグラウンド放射線量の予測因子として優れている。(つまり相関関係がある)、TDL線量計による鳥の外部被曝線量は、捕獲地点のバックグラウンド放射線量と相関関係にある。
2013-07-30 00:34:12ツバメの精子のDNAが損傷する。羽の色も部分的に白い所が見られる(福島でも)それに色も汚染されてい無い所よりずっと薄い。尾羽も曲がっていたり、左右が不均一。な個体がいる。
2013-07-30 00:36:25腫瘍のあるツバメも。また、その他の鳥類にも異常が見られる。それから脳の小さい固体。寿命が短くIQも低い。目は白内障や奇形になっているものがチェルノブイリにはいる。
2013-07-30 00:38:19鳥の精子の異常はバックグラウンド放射線のレベルに正比例して起こる。高くなるほど精子のある鳥の割合が減る。チェルノブイリウの鳥類は他の非汚染地帯の同種の鳥類に比べて精子異常の頻度がずっと多い。
2013-07-30 00:40:50チェルノブイリでの鳥類昆虫調査(ウクライナ、ベラルーシの高度汚染地帯)のコントロール地帯はイタリアミラノ、スペインのバダホス、デンマークのオールボー、ウクライナのボリスポリ
2013-07-30 00:42:53国連チェルノブイリ・フォーラム報告書(IAEA2006年P137)「多くの動植物の個体群は拡大し、現在の環境条件は、チェルノブイリ強制避難区域の生物相に良い影響を与えている」人間の疾病はストレスの結果‥
2013-07-30 00:45:04ところが、この立場を支持する量的なデータは存在せず、放射性汚染物質の結果として個体群と生態系に損害を与えているかどうかという、最も基本的な質問は避けている。
2013-07-30 00:46:25大量反復生物インベントリー法(インベントリーとは特定の地域に生息する生物の総種数の目録)福島700インベントリー、チェルノブイリ896インベントリーで複数の環境変数を測定(気象、水分学、地質学、植物群、生息環境、土地利用暦海抜、気象条件、時間、日、水源への距離など)
2013-07-30 00:51:57プラス居住環境の放射線レベルの現状測定。さらに地理情報システムプラス多変量統計処理=個体群への放射線影響に関する予測モデル
2013-07-30 00:53:39チェルノブイリ高度汚染地帯では鳥類のの個体数66%以上減少。生物多様性は50%以上減少。ハチや蝶やクモの個体数は放射線量に応じて減少。哺乳類(ハタネズミ)も減少。
2013-07-30 00:56:13福島県では400地点で鳥類や昆虫を合計700インベントリー採取した。2011年の福島の鳥類の被曝量は2006年~09年のチェルノブイリよりも大きい。福島県の鳥類の被曝量は2012年には11年より上昇した。
2013-07-30 00:58:542012年5月から福島県高度汚染地域のツバメの生殖、生存率、遺伝子損傷の研究を開始。福島県では鳥類と蝶の個体数の減少はわかってきた。クモは増えている。トンボやバッタ、ハチはまだ減っていない。(浪江町、双葉町、南相馬市)
2013-07-30 01:02:13これからどうなるかを語るのはまだ早すぎるが、人間や生物への影響を語るのにはもっと多くの研究が必要。ツバメや昆虫が発する警告に耳を傾けるべき。(ティモシー・ムソー教授)
2013-07-30 01:04:59Q:人間と鳥類どちらが放射線に対する感受性が高いと思うか?A:簡単には言えない鳥類は寿命が1年と短いため世代交代が早いため、影響が早くでやすい。人間の方が生殖に時間がかかるので影響がなかなかでにくい。でも感受性は同じくらいだと考えている。ティモシー・ムソー サウスカロライナ大教授
2013-07-30 01:09:11全ての研究や論文を見ても、LNT仮説は必ずあてはまると理解している。多い、少ないということより、なんらかの放射能があれば、影響があると科学者は考えている。だから安全なレベルの放射能はなく、どのくらいまでリスクを受け入れるかということしかない。(ティモシー・ムソー)
2013-07-30 01:12:29ティモシー・ムソー教授の研究には全く研究費がついていない。もしも出たら水棲生物もやってみたいそう。日本の研究者も手弁当で協力しているが、名前は出さないでくれと言っているそう。高線量地域の浪江町、双葉町には入れない期間の空白ができてしまったので、行政の協力が欲しいそう。
2013-07-30 01:15:23