「セカイ系」作品の構造に関する考察
- gryphonjapan
- 5768
- 1
- 3
- 0
そういや三大セカイ系ってどれもSFだなあ。ポン刀持って戦う異能ヒロインじゃあかんかったのか。やっぱりポストエヴァンゲリオン症候群だからか。
2013-10-19 18:50:18セカイ系って、技術的にいえば「主人公の視点で話が進み、ひたすら主人公の苦悩と葛藤が描かれ、なんか決断したり解決したりが物語のクライマックスになる」ように書くことと思っていいから、明確な敵がいるだろう異能ヒロインでも書けないことはない。ただし多分、かなり嫌な目に会い続けると思う。
2013-10-19 18:56:27承前)すべてのセカイ系を網羅しているわけではないけど、多分、セカイ系における「敵」とは曖昧で漠然としたものであるべきなんだろうと思う。とりあえず人格とかは特に泣くてもいい。
2013-10-19 18:58:20承前)ものすごい大雑把にセカイ系の利点をいうと、その「敵」を漠然としたものにすることによって、リソースを主人公やそのまわりの葛藤や日常に割けるというものがある。あと「敵」の思惑とか葛藤とか書かなくていいと楽。書いてる方が。多分、一時期の流行りはこの後者の理由によるものだろう。
2013-10-19 19:01:13創作において「主人公」ってどういう位置付けになるのか、ってけっこう悩ましく思うことが多い。確か主人公の設定を日本で初めて唱えたのは坪内逍遥だったっけ。
2013-10-19 19:03:16「源氏物語」の光源氏って、主人公っぽいけど、近代的な意味での主人公じゃないよね。物語の要であったり作者視点だったりするけど、光源氏が自分の行動に迷ったり内心で葛藤したりしないよな。後から読者が推し量りはできるけど。
2013-10-19 19:07:51@SagamiNoriaki 一般的に女性の方が男性より現実的な思考をする、みたいなことが言われるのが、ヒロイン(女性主人公)が成立しにくい一因だったりはしないのかしら?とか( 'ω' )
2013-10-19 19:09:53セカイ系への僕の偏見を一言で表すと、「成熟の拒否」。僕自身が敵にも悲しみや葛藤がある、とはっきり意識したのは5歳ごろ、「機動戦士ガンダム」の再放送を観た時。
2013-10-19 19:18:52@PhantomPain_05 いや、主人公の苦悩がどう描かれるかが焦点になるので、だいたい恋人の類はそれの触媒的にドンドコひどい目に合うもの…と考えた方がいいでしょう。ひどい目に逢うという場合、女の子の方が映えるので。
2013-10-19 20:17:24いやま、どっちかというと、「敵側の葛藤」とかが当たり前にある前提だからこそ生まれた形式がセカイ系…と考えていいんじゃないかな。
2013-10-19 20:26:59@SagamiNoriaki 非常識困ったちゃんの周囲の常識人がとばっちりを食う構図!というかこの場合のヒロインって主人公じゃなくてそのガールフレンドポジってことですのね(*'-')
2013-10-19 20:28:06@PhantomPain_05 どっちかというと主人公は常識人になるとは思いますけどね。だいたい無力で現実的な思考しかできない…というキャラでないと、セカイ系における醍醐味であるところの葛藤とかあんまおもしろくないですから。彼女はひどい目に会い続け、最終的に自我とか失うのがデフォ
2013-10-19 20:36:01@Freetalkaccount 結局、エヴァがシンジの内面の葛藤を描くのに使徒の正体などを放置した結果…が、セカイ系の始まりなんですよね。従来のものよりそれを描こうとした場合にリソースを確保しようとした場合、まず削られる部分が「敵」であった…というか…
2013-10-19 20:42:17@Freetalkaccount エヴァの場合は、脚本集などを読むと解るのですが、予定にない話を急遽作ったりとか一話で終わる話を伸ばしたりという、前期でのライブ感覚的なわやのしわ寄せの結果…としてああなってしまったものですが、以降のそれだと、最初からそうなっているのですよね…
2013-10-19 20:56:13