樺薫先生が野球ラノベの怪作「後宮楽園球場」を語る
石川博品先生の『後宮楽園球場』を読みました。 ああ! ハーレムベースボールウィークのことなんて20年前から知ってるのに! どうして思いつかなかった!
2013-12-26 00:33:02石川先生らしいひねりひねりの利いた異世界描写は健在。艶めかしい女体描写も冴え冴えと、ある意味で『耳刈ネルリ』と『ヴァンパイア・サマータイム』のいいとこどりな、石川先生のファンならば感涙物の、またまた傑作でした。
2013-12-26 00:39:52野球小説としては、内野、という問題系を主に取り扱った作品ということになるのかなと思います。宮殿の外野から、後宮の内野へ。遊撃手と二塁手、キーストンの関係論。そういえば、キーストンは壮絶な絆の物語を残した名馬でした、があまり関係ないですね。
2013-12-26 00:47:22野球モノのライトノベルは見かけたら買うようにしておりまして、まずハズレのないジャンルなのですが、なかなか大ヒットには恵まれないジャンル。この傑作がきっかけで火が付いたらいいなあ……。と思います。
2013-12-26 00:59:09石川先生、それから一色銀河先生、そして谷山由紀先生の手がいっぱいになったらさすがにこの俺にもお声がかかるんじゃないかな……。 と、そんなさもしい皮算用はさておき野球小説こそは小説の究極の形のひとつ、俺も野球小説が書きたいと素直に思えました。野球小説執筆のご依頼お待ちしております。
2013-12-26 01:04:20ご依頼は公式ブログのメールフォームかcumberland_1980アットマークhttp://t.co/F8ntXbgOrlまで! あ、当アカウントへのDMでも大丈夫です!
2013-12-26 01:07:31アメリカでは一番野球の上手い子がショートをやるのだそうです。必然、ガキ大将になる。そこに野性の野球知能が付いてくる……と考えると蜜芍の造形は非常に納得のいくところです。バッティングスタイルもガキ大将らしくて可愛いですよね。
2013-12-26 01:26:20@K_cumberland 艦娘たちが地上の覇権を賭けて深海棲艦と野球で勝負する話とかどうです? ダイナマイトどんどん的なやつ
2013-12-26 02:50:56@itou_hiro つまり快投する大井っちに手を焼いた深海棲艦が北上さまコスプレで大井っちをメロメロにして勝つという……。 面白そうです!
2013-12-26 08:33:10ところで、野球において3セットマッチ方式を採用した場合、ゲームの質は多少ならず変わってくるはずです。そのイニングに得点することの価値が跳ね上がり、バントや進塁打の価値が上がる。そして守備能力もより高く評価されることになる。
2013-12-26 20:34:55@Laufade ゲーム性は変化しているんですが、その結果現出するのがある意味で日本の野球指導者の脳内にある野球である、というのが凄まじいです。
2013-12-26 20:41:24所謂スモールボール的な戦術がより有効になる。そこで蜜芍の真実率(アダム・ダン率とも)の高いバッティングスタイルはより低い評価しか与えられないことにもなるわけですが、日本の高校野球をベースにした焼きそば文化は、実はこのような評価バイアスを持っていたりします。
2013-12-26 20:39:35さておき、今時野球小説を読もうと言う読者ならば、セイバーメトリクスの洗礼は当たり前に受けていると思っていい。バントの非効率性はもう誰もが知っているわけです。が、バントをはじめとするチームプレーの物語の蓄積は、これまた無視しがたい。
2013-12-26 20:45:11そこを両立させるため、ほんの少し野球のルールに手を加える。それもまた異世界ファンタジーならば不自然ではないわけで、石川博品、なんと小説が上手いのだ……と嫉妬することしきりです。
2013-12-26 20:47:19