【実況】ディフュージョン・アキュミュレイション・リボーン・ディストラクション #2(発掘)
- shallecobe88
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こめかみにLAN端子があったら顔や頭洗うのにも気を使わないと…前から思ってたけどコーンロウの人って頭どうやって洗うんだろう? ブラックカルチャーめいた編み込みのひっつめだよね。 #njslyr
2011-12-01 12:50:57「聞かずにいられないんだけど、ネオサイタマでは、こういうのアレなの?」シルバーキーはシバカリの過剰なLAN端子増設を見ながら言った。「ノープ」シバカリはややバカにしたように肩を竦めた。「……」三人は地下駐車場の通路をエレベーターに向かって進む。時折、買い物客が車から乗降する。 7
2011-12-01 12:56:16#NJSLYR テンサイ級ハッカー!ナンシーやダイダロスの死闘を見てきた目には既に大したことなく映るかもしれないが、実際彼らはスゴイどころではないのである!
2011-12-01 13:06:13三人はエレベーター脇の警備員詰所のカーボンフスマの前に立った。ニンジャスレイヤーが目で合図した。シルバーキーは額に指を当て、目を閉じた。(アバババーッ!?)室内からくぐもった悲鳴が聴こえた。ニンジャスレイヤーはニンジャ握力でカーボンフスマのロックを音もなく破壊、引き開けた。 8
2011-12-01 13:27:21警備員詰所の中には三人の警備員が口から泡とスシを吐き、机に突っ伏してのびている。アワレ、シルバーキーの精神攻撃を受け、なす術なく気絶。食事中だったようだ。「見回り中の奴はいない」シバカリが呟いた。ニンジャスレイヤーは手早く三人に猿轡を噛ませ、後ろ手に縛って部屋の隅へ追いやる。 9
2011-12-01 13:32:18「イェップ」シバカリは椅子を奪い、重箱に残っていたスシをひとつ、掴んで口に放り込んだ。UNIXデッキはオンラインだ。「じゃあ、チャネルは俺が用意したmarunouchisugoitakai111144111、使い捨てな。入っておいて」「うむ」「そこのエスパーのアンタもだぜ」 10
2011-12-01 13:58:13「どうだ。オヌシの方は」「ああ。見えてる、ぜ」シルバーキーは瞬きした。「バッチリだ、おっかないナラク=サンが指し示す目標は相変わらず動いてない。そりゃそうか……ここからだと、ほぼ真下」「……」ニンジャスレイヤーの言葉をシルバーキーは遮る。「ビジネス。今更おかしな事言うなよ」11
2011-12-01 14:08:44「じゃ、グッドラックして」シバカリは欠伸して言った。卓上にカタカナで「マイコン」と書かれた小型のルーター装置を置き、そこに頭の六つの端子全てケーブル直結している。ルーターは極太のケーブルで侵入デッキに接続されている。「軍用施設じゃなくても違法は違法だし。タイムイズマネー」 12
2011-12-01 14:16:58#NJSLYR NS海賊放送に「私の愛したゲイシャガール」「影王」「かえせ!太陽を」「カブキマン」を追加ドスエ http://t.co/B7wJs0ED
2011-12-01 14:19:24「うむ」「……ウープス、何もナシでアンタらがスゴスゴ帰ってくるのが俺にとっても一番ラクだけど、それ無いみたい」背中に投げかけられるシバカリの言葉。「気をつけてね」「オヌシもな」二者は周囲に目を配りながら、エレベーターの前に立ち、ショウジ戸が開くや中に滑り込んだ。 13
2011-12-01 14:21:21階数パネルには地下3階まで表示されている。上はこのエレベーターで22階まで上がれるが、今回は特に意味は無い。二人がパネルに触れずに待つと、自動的にエレベーターは急降下を開始。地下2階。地下3階。地下3階の点滅は続くが、下降は止まらない。シバカリが動かしているのだ。 14
2011-12-01 14:34:51シルバーキーの網膜、ナラクが指し示し続けるランドマーク。それすなわち、マルノウチ・スゴイタカイビルの地下であった。天を突く巨塔の……地下!あの惨劇の舞台の真下に、一体なにが待つのか?この禁忌めいて遠ざけられ隠匿された地下3階よりも下、エレベーターの行く先は? 15
2011-12-01 14:41:50彼らの手には言わば、×印のついた地図だけがある。その×が意味するものは正確にはわからぬ。だがナラク・ニンジャは明確な意志を持って、これを指し示している。……ニンジャスレイヤーは横目でシルバーキーを見る。地獄への旅に、知り合って間もない第三者を巻き込む事になりはしないか。 16
2011-12-01 14:48:22あのテンサイ級のハッカー、シバカリは、ナンシーのもとで考えあぐねる二者のもとへ、彼自身のほうからコンタクトを取ってきた。彼はナンシーに雇われ、遣わされた者だと自己紹介した。ナンシー自身で無ければ知り得ない情報を持っていた彼を、ニンジャスレイヤーは信じる事にした。 17
2011-12-01 14:54:14