放射能汚染ガレキ広域処理差し止め裁判原告団の抗議声明

あざらしサラダ @azarashi_salad

放射能汚染ガレキ広域処理差し止め裁判原告団による抗議声明 大阪府知事 松井一郎 様 大阪市長 橋下 徹 様 抗 議 声 明 大阪府・大阪市の「抗議」は被曝から市民を守る人々に対する卑劣な攻撃

あざらしサラダ @azarashi_salad

去る５月９日付で、(株)小学館ビッグコミックスピリッツ編集部宛に出された大阪府環境農林水産部長及び環境局長名の「申し入れ」(「平成26年5月12日発売予定週刊ビッグコミックスピリッツ掲載の『美味しんぼ』の内容の一部訂正について」)に関し、

あざらしサラダ @azarashi_salad

私たち放射能汚染ガレキ広域処理差し止め裁判原告団は、強い怒りを込めて抗議する。この申し入れ内容は、さまざまな困難を乗りこえながら最前線で住民を被曝から守る闘いを続けてきた医師や元自治体首長を、自らの責任を棚上げして、卑劣な形で攻撃し、

あざらしサラダ @azarashi_salad

人々の分断をはかろうとする極めて悪質なものと言わざるをえない。 市民による調査に言及したことが「誤解を生む極めて不当なもの」ときめつけ 作中の医師の発言「大阪で、受け入れたガレキを処理する焼却場の近くに住む住民1000人ほどを対象に、

あざらしサラダ @azarashi_salad

お母さんたちが調査したところ、放射線だけの影響と断定はできませんが、目や呼吸器系の症状が出ています。」「鼻血、目、のどや皮膚などに、不快な症状を訴える人が約800人もあったのです。」大阪府市は、この部分の「表現が不適切」であり「誤解を生む極めて不当なもの」と決めつけ、

あざらしサラダ @azarashi_salad

さらに「事実と異なる記載の表現が確認された」ので、発売日までに「削除・訂正」を要求したとある。 医師会その他が住民の症状データを保有しなければ即「影響なし」なのか

あざらしサラダ @azarashi_salad

大阪府市の言う「事実」とは、岩手県から受け入れた災害廃棄物の処理について「十分な測定を行い、結果は大幅に基準値を下回っており、(放射線に関する数値の上で)ガレキ受け入れによる影響はなかった」こと。

あざらしサラダ @azarashi_salad

また焼却場のある此花区役所、同保健福祉センター、此花区医師会に確認したが、作中の医師の言う「『住民の症状が出ている状況』ではなかった」ことをあげている。

あざらしサラダ @azarashi_salad

。しかし果たしてこれが事実か。しきい値のない放射線による影響は、たとえ基準値を下回っていたとしても、それで障害が出ないということではない。また通常、人は鼻血や目、のど、皮膚に不快な症状が出ても必ずしも即、病院にいくとは限らない。

あざらしサラダ @azarashi_salad

行政機関や医師会が一定の多発を裏付ける情報を保有していないことをもって、影響なしと結論づけるのは暴論の類である。 市民の訴えに耳を貸さず、大阪府・市自らの調査・対処責任を棚上げ

あざらしサラダ @azarashi_salad

また、府市が訂正を求めている作中のコメントは「ある団体の資料をもとにした可能性」ありとして、その調査手法に疑問を呈しているが、重要なことは、住民に何らかの共通する症状が出ているという事実があれば、住民の安全に直接責任を持つ自治体自身が、まず事態を調査し、

あざらしサラダ @azarashi_salad

然るべき措置を講じなければならない。この責任を大阪市は果たしたといえるのか。此花医師会その他への「確認」もいつ行ったかの明記もない。調査をした団体は2013年に大阪市役所において記者会見を行っているが、これを大阪市当局が把握していないはずはない。

あざらしサラダ @azarashi_salad

もし、住民の訴えに真面目に耳を傾けていれば、このとき 大阪市は何らかの対応をとらざるをえなかったはず。市民団体の調査手法への疑問は、当該自治体が自らの責任を放棄してよい理由にはまったくならない。 「抗議」を取り下げ、被災者や関係者への謝罪を

あざらしサラダ @azarashi_salad

「申し入れ」の最後に、大阪府市は「事実と異なる貴誌『美味しんぼ』記載の表現は、此花区民をはじめ大阪府民の無用な不安を煽るだけでなく、風評被害を招き、ひいては平穏で安寧な市民生活を脅かす恐れのある極めて不適切な表現であり」とトーンもエスカレートさせている。

あざらしサラダ @azarashi_salad

そこには何とかして大阪におけるガレキの広域処理を正当化し、作中に登場する医師や元自治体首長という実在の人物に対する読者の共感にブレーキをかけたいという思惑が透けて見える。そもそも権力を振りかざして削除・訂正を求めるなど、表現の自由に対する侵害はもちろん、

あざらしサラダ @azarashi_salad

社会的にもまっとうなやり方ではない。不当ないいがかりであり、被災者を深く傷つけるものである。私たちは、今すぐ大阪府市が、小学館への筋の通らぬ「抗議」を取り下げ、被災者や実在の医師や元自治体首長に謝罪すべきであると考える。

あざらしサラダ @azarashi_salad

府民の不安を煽ったのは誰か 平穏な市民生活を脅かしたのは誰か この３年間、多くの市民が国・環境省と大阪府市によるガレキ広域処理の強行にさらされてきた。従来基準を80倍にも緩めたガレキの処理基準。

あざらしサラダ @azarashi_salad

何よりも、被災地から避難してきたとりわけ母子の人たちが、ガレキ受け入れをきっかけに大阪から再び他県に出て行ったという事実。空にも海にも境界はないのに、ガレキ広域処理の説明会には大阪市以外の市民はすべて排除され、会場内では市民の真剣な質問に対し、

あざらしサラダ @azarashi_salad

府も市もまともに答えようとはしなかった。そして加えられた何人もの不当逮捕・弾圧。焼却の強行。最後にわかったのは、ガレキ広域処理はあり余る復興予算の消化の手段としても使われていたという事実である。

あざらしサラダ @azarashi_salad

府民の不安を煽ったのは誰か。平穏で安寧な市民生活を脅かしたのは誰か。今そのことを私たちは問いたい。 夢洲・海面埋め立て〜新たな汚染 平穏な市民生活は被曝とは共存しえない

あざらしサラダ @azarashi_salad

大阪湾の夢洲に埋め立てられた焼却灰・飛灰。目に見えない新たな汚染がまた始まっている。本当に市民の命や健康を考えるのなら、大阪府も大阪市も自らの責任において、これをくいとめるべきである。平穏で安寧な市民生活は決して被曝とは共存できない。

あざらしサラダ @azarashi_salad

2014年5月15日 放射能汚染ガレキ広域処理差し止め裁判原告団

あざらしサラダ @azarashi_salad

美味しんぼ問題に対する大阪ガレキ原告団の抗議声明 http://t.co/9tLRNCbie6 @GarekiSaibanから