ぬいぐる人さんまとめ
2014/05/10
tさんによるtwinovelが発表される
ぬいぐる人さんの対面に座って、手の甲に刺繍をしてあげたいなァと考えた時、「なら刺繍勉強しなくちゃ…」と思うので、このままこの想像を膨らませていったら、私はかなり女子力を上げられるのではないかと思う
2014-05-10 12:53:05——何処から声がしたのかと思う。 鍵を開けて肩にかけたバッグを置いた瞬間に耳に届いた、か細い声。 一瞬気のせいかと思ったけれど、どうやらそうでもなく。
2014-05-10 13:16:12「あら」 部屋の扉を開けた瞬間、ざらざらと廊下に転がってきた大量のの小さなビーズに、私は目を見張る。 そして、その先を追うように少しだけ視線を上げると、そこには——
2014-05-10 13:16:33「たす、け…て」 ぐったりと床にうつ伏せで倒れるひとりの男。 いや、見た目は普通の男なのだが、周囲に広がる無数の白いビーズの海の中に沈んだ姿は明らかに異様であり、また、その体はまるで空気が抜けた風船のようにぺちゃんこに萎びていて。
2014-05-10 13:16:54その惨状に一瞬理解が追いつかなかったものの、次の瞬間、視界の端から駆けてきた小さな黒い塊に、私は唐突に状況を理解する。
2014-05-10 13:17:09「わん!」 「ぐえ」 ぴょこんと男の頭の上に飛び乗り、誇らしげにおすわりして背筋を伸ばし、私を出迎えてくれた子犬には、静電気によるものか、大量のビーズを体中ににまとわりつかせていて。
2014-05-10 13:17:24「あら、檻の鍵を閉め忘れたのかしら?」 「……こ、こいつが……入ったら……いきなり……」 「泥棒をやっつけてくれたのね、偉いわ」 「ち、ちが……」 既に完全に中身が抜けたに腕は力が入らないのか、指先だけをぺちぺちと床に打ち付けて、男は抗議する。
2014-05-10 13:17:50「冗談よ。というか今回は酷いわね。どこやられたの?」 「初めにつま先……で、穴空いたの押さえようとして屈んだら、く、首を……」 「完璧ね」 「普通なら……殺処分……行き、だぞ……しつけしろ……!」 男は忌々しげにそう吐き捨てるが、その姿の情けなさに完全に負けている。
2014-05-10 13:18:44「はいはい、じゃあちょっと待ってて。掃除機取ってくる」 「掃除、機……か、よ…」 「肌用のパッチあったかなー…アップリケになるかも」 「やめて」
2014-05-10 13:19:162014/05/05
この日が最初
@sigmalibris あー。うーんまあ最終的な分類はぬいぐるみなので、「皮膚状の布」というファンタジー物質でもいいかなァと。お目目は綺麗なボタンでもいい。外すと球体ではなくて、こう、裏足ボタンが眼窩にフタみたいにはまっているイメージで。
2014-05-05 02:36:19@sigmalibris 後輩のぬいぐるみちゃんが、「わたしの目と、制服の第二ボタン、交換してくれる…?」って言ってきてくれるんですね青春だなァ (大丈夫私なんて最初から今まで全部思い付きです)
2014-05-05 02:40:58お裁縫ができる人が格段にモテる世界になりそうだが、ぶきっちょな女の子にだっさいワッペンをこれまた不格好につけられて、それでも嬉しくてニコニコしているぬいぐるみくんは可愛いと思います。ワッペンを外そうとすると「なんで?」とややギレする。
2014-05-05 02:57:14腕に恋人の名前を刺繍してキャッキャするバカップルとか確実にいそうです。そして別れたら糸抜くんですねわかります。刺青と違うから後始末も簡単便利!でも焼印を入れると取り返しがつかなくなるぞ!
2014-05-05 02:59:47