「だって…君は他の生徒さんと回るって…」 「おれがいつそんな事を言った」 「さっき…手を繋いで歩いていたじゃないか…」 「あれを見たのか…!? …くっ、違う。あれは無理矢理捕まっていただけだ。生徒を無碍には払えないからな」 「ぼくとだって、ぼくが無理矢理連れ回していただけだろう」
2014-05-23 19:59:10「でもそれはぼくの我儘だった。だから、君はわざわざぼくと一緒に居る道理は…」 「おい。グダグダ言っていないでさっさと乗るぞ。後ろがつかえている」 「ちょっ、ディオ!」 \発進致しまーーーす/
2014-05-23 20:02:36「あれ? ブランドー先生?」 「追いついたんですね!」 「すまなかったな遅れて」 「…チッ」 「舌打ちとははしたないぞ空条」 「……、ディオ……」 「……。…いいか、ジョジョ。今日一日、おれは一度だっておれの意思を偽った事はない」 「……」
2014-05-23 20:09:08「貴様に連れ回されたというところは否定しないが、そこにおれの意思が全く介入していないとでも考えていたのか」 「だって…」 「黙れ。ハッ、だとしたらジョナサン、思い上がりも甚だしいぞ。貴様如きが、このディオの意思を無視してまで好きな行動を取れると思ったか?」 「だ、だって…」
2014-05-23 20:17:01「だってだってと煩い奴だ。貴様に『だって』などない。おれの行動は全ておれが制している。いいか、今、一度しか明言はしないぞ。一度だ。いいか?『おれは、ジョナサン、“お前と回る”』」 「…………」 「……、…な、なんだよ」 「え…ディオ…、いや…だって…」 「…貴様、まだだってと」
2014-05-23 20:22:19「……………………え?」 「いや、だから、落ちるよ。これ」 「え?」 「あっ」 「え」 「もうすぐ」 「ぇ」 「ほら」 「な」 「カメラカメラ!」 「ちょ」 「笑顔で!」 「むっ…」 無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理ィイイイーーーーー!!!!! \バシャーーーンッ/
2014-05-23 20:29:53「ポルナレフ…その髪大丈夫かい…? ぷぷっ…!」 「おい! 誰だよオレを最前列にしたの! びしょ濡れじゃねーかバカ!」 「水も滴って更に良い男じゃねーか」 「おっ! 承太郎上手いこと言うね!」 「ふふっ、メルシーボークー。ってお前らなぁ!!!」
2014-05-23 20:34:33「ディオ…大丈夫かい…??」 「……だい、じょばない…」 「うーん。君なら屋敷の上や崖の上から落ちてもなんだか平気そうな感じがするんだけど…」 「どんなイメージだそれは…」 「おっ! オレ達の写真が出てきたぜー!」 「えっ、ほんと。どれどれ?」 「あれだ、右側の下のやつ」
2014-05-23 20:40:11「おお。ポルナレフ、落ちる時はめっちゃ笑顔」 「3部アニメのOPみたいな超良いカオだろー!?」 「それに飛ばされないラッキーの帽子を被り仏頂面で落ちる高校男児…」 「…フン」 「ところで花京院のこのズアッて感じのポーズはなんなんだよなんかムカつくな」 「そうかな」
2014-05-23 20:55:40「ってそれより、見ろよ! ブランドー先生の…ぶふッ…!」 「え? なんだい…、く、くはは…!」 「お、おい。お前ら。何を笑っている」 「……こいつぁ傑作だな…」 「おい。だからなんだ」 「…ふ、ふふっ…、あ、いやごめんディオ…でも…ふはっ…!」 「なんなんだ! どれだおい!」
2014-05-23 21:07:28ドジャァァ〜〜〜ン! それは白目!!! 「……(絶句)」 「ぶふっ…、だから…無理しなくてもいいって…ぶふふ…!!」 「おい貴様笑い過ぎだ」 「オレ一枚買ってこよーっと」 「あ、僕も」「…おれも」 「おいお前ら買ってるんじゃあない」 「ぼくも!」 「ジョジョォーーーッ!」
2014-05-23 21:12:50「燃やせ…! 貴様ら…!! 寧ろ燃やしてやる…!!!」 「ふふっ」 「だから貴様は笑い過g」 「やっとディオとの写真が撮れたね」 「……は?」 「今まで一緒に写った写真なんてなかったから」 「……」 「純粋に嬉しいや」 「……。…白目だぞ」 「白目でも」 「……」 「ふふふ」
2014-05-23 21:17:28まさに私の理想のディオジョナをぶち込んでおります。本当に思い付くままに投げているメモなので、展開とか全て行き当たりばったりですが楽しかったー!(*´∇`*)
2014-05-23 21:22:56▼ディオとジョナサンのイメージhttp://twitpic.com/e4z1zp
「やあ、ディオくん! 遊びに来たよ!」 「ばっ…、貴様! 軽々しくこっちに来るんじゃあないぜ!」 「え? どうしてだい…?」 「あのな。お前、その川からこちら側がどういう地域かわかっているのか?」 「ディオくんの家があるほう」 「おい…!!」 「?」 「……はぁ」
2014-05-25 13:56:00「お前の住んでいるほうは、まあ物騒なものもあるが、それなりに法で守られている。貴様も“家”というものに守られている。しかしこちら側じゃあそんなもの役に立たないんだぜ。寧ろ“何かをもっている”ことが危険だ。お前は見てくれだけなら身形が良い。少しでも気を抜けばたちまちお陀仏だ
2014-05-25 14:01:18「もともと気を張っているような性質でもないからな。こっちには来ないほうが身のためだぜ」 「でもそれじゃあ君と遊べないじゃないか」 「おれは今“仕事”をしているんだ! お前と遊んでやるほど暇じゃないぜ!」 「じゃあ、その仕事とやらを手伝うよ! これをどこかに運ぶのかい?」
2014-05-25 14:05:17「馬鹿! 触るな!」 「ひッ!」 「ぁ…」 「ごめん…」 「…い、いや。おれこそ叩いてすまなかった。だが無闇にこの辺の物に触れないほうがいいぜ。お前にはわからない、危ないものも大量にあるからな」 「でも、それならそんなものをディオくんは触って大丈夫なのかい…??」
2014-05-25 14:08:51