温暖化交渉天津会合 Tianjin Climate Talks 2010 October Part 1
- yukaritaka
- 1225
- 0
- 0
- 0
無事中国・天津に到着。10月4日(月)朝から温暖化交渉会合に出席中です。この間(HPで紹介しているのも含め)考えつくあらゆる方法でtwitterへのアクセスを試みたのですが、どうしてもアクセスできません。徹底したSNS規制に逆にびっくり #awgtianjin
2010-10-05 11:27:10最後?の手段として親切な協力者を通じて発信してもらうことにしました。ただ、そうした理由で、今のところ私がtwitterのTLを読むことはできないため、読んでくださる方のつぶやきが見えません。後で読んで帰国後御返事します.その点ご容赦を #awgtianjin
2010-10-05 11:28:4610月4日(月)。米国も参加する気候変動枠組条約の下の作業部会は、前回8月の会合と同じく、非公式会合(コンタクトグループ)を1つ設置。そのもとに、適応策、温暖化防止策、資金や技術など途上国への支援策、共通のビジョンの4つの起草グループを設置#awgtianjin
2010-10-05 15:48:56京都議定書の作業部会も前回8月の会合と同じく、4つのコンタクトグループを設置。数値目標、京都メカニズムや森林等吸収源ほか(その他事項)、温暖化対策の影響、法律事項の4つのグループ #awgtianjin
2010-10-05 15:53:2110月4日午後、数値目標とその他事項のグループの会合。今後の討議の進め方とスケジュールを確認し、それぞれ4、50分で終わる。数値目標グループは、進め方に異論は出ず、議長が8月以降意見を出した国に発言を促したがほとんど議論にならず #awgtianjin
2010-10-05 15:57:1510月5日(火)午前。法律事項グループ会合。京都議定書作業部会の議長が提案した会議進行シナリオでは、先進国の2013年以降の削減目標を定める際に生じる関連する京都議定書規定の改正の法的問題を議論することとなっていた #awgtianjin
2010-10-06 08:32:40目標進捗の中間評価、京都議定書の定期的見直し、遵守手続などに関わる改正案のほか、途上国の自主的な目標設定、新たな市場メカニズム導入、国内・地域排出量取引制度の排出枠の統一性を図る国際ルール作成などがグループの検討対象とされていた #awgtianjin
2010-10-06 08:33:27法律事項グループ議長は5日間で6回の会合を提案。中国は議定書作業部会の権限を超えると検討そのものを強く反対。検討に価する提案は、作業部会ではなく締約国会議で議論すべきと主張。サウジアラビア、ブラジル、インド、ボリビアなど多数の途上国がこれを支持 #awgtianjin
2010-10-06 08:34:06EUも、本当に検討が不可欠な事項を明確にすることが必要、時間が限られる中で、これらの問題の検討のために6回も会合を持つのか再検討が必要と発言#awgtianjin
2010-10-06 08:34:52それに対して、オーストラリアは、これらの法的問題、特に改正が効力を発生する条件について検討することが必要、これらの問題の検討はほとんど行っていないので、会合6回でも足りなくなると発言 #awgtianjin
2010-10-06 08:35:3510月5日の法律事項グループの議論つづき。スイスも議長の提案を支持。バランスのとれた合意を作るのに役立つ提案で、作業部会の権限を限定的に解釈すると交渉の進展の助けにならない、と主張 #awgtianjin
2010-10-06 14:06:42途上国の中でも島嶼国連合(AOSIS)はこれらの検討に賛成。ツバルは、さらに、クリーン開発メカニズム(CDM)だけではなく、排出量取引にも課徴金を課して、途上国が温暖化の悪影響に適応する措置を支援する基金の資金とすることも検討すべき、と提案 #awgtianjin
2010-10-06 14:08:25ガーナが代表して発言するアフリカ諸国の立場は微妙。中国などを支持すると発言はしているが、一切議論するなというのではなく、議定書の改正の効力発生の条件などの検討は必要という立場 #awgtianjin
2010-10-06 14:09:17中国、インド、ブラジル、産油国などと島嶼国やアフリカ諸国との間に立場の違い。これらの問題を作業部会で取り扱うかについて、途上国は、途上国グループとして立場をまとめることができず、グループとして発言することができない#awgtianjin
2010-10-06 14:09:53法律事項グループ議長は、議定書作業部会の権限に関することなので作業部会議長に意見を伝える、ただ第一日目の公式会合で作業部会議長提案の会合進行シナリオは承認された、と説明、6回という会合の数は見直す、とまとめた #awgtianjin
2010-10-06 14:10:32しかし、この議長のまとめにも中国など途上国は強く反発。とりわけ中国は、代表団長自らが、交渉プロセスをリードしているのは議長なのか我々締約国なのか、と議長に強く詰め寄る。法律事項グループ議長は作業部会議長に伝えるとのみ答えて会合は終わった #awgtianjin
2010-10-06 14:12:26法律事項グループに検討が指示された問題には、京都議定書の下で先進国が2013年以降も国際的に拘束力ある削減目標を約束するには決定すべき技術的問題が含まれている。例えば削減目標に応じて国に割り当てられる排出枠の計算方法などだ#awgtianjin
2010-10-06 14:13:20他の合意ができなくても京都議定書が延長すればよい(「京都議定書単純延長論」とも呼ばれる)と考えていると見られている中国など途上国にとってもこれらは詰めなければならない検討事項のはずだ。なぜ中国などは検討そのものに強く反対したのか #awgtianjin
2010-10-06 14:14:03検討事項の中には、途上国の自主的な目標設定や京都議定書の見直し規定が含まれている。こうした議題で、これまで先進国は、今よりも厳しい削減努力を大排出途上国が負うことを求めてきた。中国を筆頭に途上国が強く反対する理由はそのためだろう #awgtianjin
2010-10-06 14:14:4610月4日に始まった天津の温暖化交渉会合。現地でTwitterが使えないため、会合に関する「つぶやき」が遅れたり、タイムラインが戻ったりしていますがどうかご容赦を。この会合に関する「つぶやき」は帰国後togetterで整理します #awgtianjin
2010-10-08 08:11:4310月6日午後の枠組条約作業部会会合。共通のビジョン、適応策、温暖化防止策、支援策の4つの起草グループの作業の中間報告。適応策などの議論は進捗しているようだが、先進国、途上国それぞれの温暖化防止策に関する議論の進捗は大変遅いと多くの国が発言 #awgtianjin
2010-10-08 08:12:47交渉の状況から、今年11月29日から始まるカンクン会議で京都議定書のような法的拘束力のある文書(条約)が採択されると見込んでいる国はほとんどない。他方で、多数の国が来年2011年の南アフリカ会議(COP17)で条約を採択したいと考えている#awgtianjin
2010-10-08 08:13:21第一日目の枠組条約作業部会公式会合では,途上国グループ代表もEU代表も、成果として「法的拘束力ある合意」が必要と発言。今年のカンクン会議では、法的拘束力ある文書につながる「締約国会議の一連の決定」に合意する必要があると多くの国が考えている #awgtianjin
2010-10-08 08:14:04多数の国が「法的拘束力ある合意」が必要で、今年のカンクン会議ではそのための「締約国会議の決定」が必要、と公式に発言し始めたのはこの天津会合が初めて。問題はどんな内容の「締約国会議の決定」をどのように作成し、まとめるかだ#awgtianjin
2010-10-08 08:18:13今行われている起草グループの作業はかなり細かい技術的なことを議論しているが、この天津会合は、カンクン会議前の最後の公式会合なので、カンクン会議でどんな締約国会議の決定を合意するかをつめていく、交渉のギアチェンジが必要と感じていた #awgtianjin
2010-10-08 08:22:40