数学トンデモガールを書きたい(ガールじゃなくてもいいけど)
ブログが書籍化されたみたい。次本屋行ったら見てみよう。 studio-ggy.com 俺は,数学でトンデモない発想しちゃう子に送る小説が書きたいんだ。
2014-06-12 13:33:54「サインにぶんのルートさんは60°ですよね?」 「いやいや…」 「あれ,30°でしたっけ?」 「そういうことじゃなくて,√3/2ってどんな角度よ」 「だから60°ですよね?」 ↑実際にあったやりとり。
2014-06-12 13:40:46事実を基に脚色したフィクション小説で,こういう子たちがナルホドと思ってくれるような。 数学ガールはすごくいいんだけど,秘密ノートシリーズであっても,こういうレベルの子たちには敷居が高すぎる。 多分すごく難しいことだけど。というのは…
2014-06-12 13:45:43実際の授業でこういう子たちを救えてないから。正確に言うと,こういう子たちは丁寧に説明すれば「すごくよくわかった!」と言ってくれる。でも,しばらくするとほとんど同じミスするんだ。
2014-06-12 13:47:28概してこういう子というのは,俺がよく使う言葉で「理解の沸点が低い」ってやつなんだ。「こうだ」と言われたら「そうなんですね」,「こうじゃない」といわれたら「そうじゃないんですね」と。
2014-06-12 13:50:19「ほんとか確かめてみ」といっても何もできず,「今の説明,俺にしてみ」といっても「あ,えっと」 自分の理解度を客観的に評価し,確かに理解できたか追求する姿勢(=理解の沸点が高い) これが身につくにはどうしたらいいのか,実は数年講師やってて常に目の前に横たわっている課題。
2014-06-12 13:55:14そんな子たちみたいな小説の登場人物(本人がそう思うかどうかは別として)が,そんなミスを経験して,勉強法というか考え方を身につけてくれたらなぁと。
2014-06-12 13:59:43さっきのサインの例は,分かる人ならそれは逆関数(アークサイン)じゃねーか,で通じるのだが,逆関数を説明しても何だか違う。 sin2θ=1/2をsinθ=1/4に変形するあたり,やっぱり関数って概念が分かってないなということで,「関数とはね」から始めたところで日が暮れちゃう。
2014-06-12 14:05:35これも分かる人ならsinは線形じゃねーし,で済むのだが, 結局,この分かる人にあって分からない人にないものが,適所に出てくる, しかも逆関数とか線形とか,言葉を知らなくても分かってる人はいるわけで,難しい用語を使わず, そんな物語が生まれればいいなぁと漠然と考えているのです。
2014-06-12 14:09:25