【短編ミステリ・オールタイムベストアンケート】 海外編

このベストリストをもとにたくさん本を読もうと思います~。 冬の大乱闘ATBの予告もあり。 それまでにたくさん読もうっ。
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松井和翠 @WasuiMatui2014

【第14位(58.0p/8)】 「ガラスの丸天井付き時計の冒険」エラリー・クイーン ・『エラリー・クイーンの冒険』から、ダイイングメッセージテーマの傑作が14位に。論理のアクロバットが印象的な本作だが、それ以上に「これw楽勝w」ってな感じで謎を解いてくクイーン君が印象的。ぐぬぬ。

2014-06-15 23:29:02
松井和翠 @WasuiMatui2014

【第13位(60.0p/11)】 「会心の笑い」アイザック・アシモフ ・≪黒後家蜘蛛の会≫の記念すべき一編目。アシモフも流石に気合が入っていたのか、魅力的なアイディアを多数投入した充実ぶりが光る。

2014-06-15 23:33:46
松井和翠 @WasuiMatui2014

【第12位(60.5p/11)】 「秘密の庭」G・K・チェスタトン ・『ブラウン神父の童心』から4編目。「青い十字架」に続くブラウン神父もの2作目である。是非、セットで読みたいところ。この時代ならではの大胆なトリックと大胆な犯人像。TOP10は逃したが、作品の価値は変わらず。

2014-06-15 23:37:09
松井和翠 @WasuiMatui2014

【第11位(61.0p/8)】 「誰でもない男の裁判」A・H・Z・カー ・最後の最期でうっちゃられてTOP10入りを逃したが見事11位。アメリカの“法と正義”、そして宗教の欺瞞性を暴いた本作は、山口雅也・法月綸太郎ら稀代の読み手たちを唸らせた傑作中の傑作だ。

2014-06-15 23:41:44
松井和翠 @WasuiMatui2014

【第9位(63.5p/12)】 「密室の行者」ロナルド・A・ノックス ・終盤まさかの爆上げでTOP10にランクイン。某漫画にパクられたトリックばかりが独り歩きするが、探偵役や犯人像の魅力、堅実な捜査スタイルなど見るべきところは多くある。名作といっていいだろう。

2014-06-15 23:46:09
松井和翠 @WasuiMatui2014

【第9位(63.5p/12)】 「モルグ街の殺人」エドガー・アラン・ポー ・こちらも終盤に底力を見せ、見事同率9位に。文体の魅力は「盗まれた手紙」でも語った通り。アイディアは有名すぎるくらいだが、中途の“様々な外国語”は魅力的な謎の提示としてこれに勝るものはない。見事。

2014-06-15 23:50:11
松井和翠 @WasuiMatui2014

【第8位(75.5p/12)】 「二壜のソース」ロード・ダンセイニ ・序盤から終始安定して上位に。見事8位でフィニッシュ。テーマとしてはありふれてしまったが、最後の1行がもたらす残酷なイメージは忘れがたい。現代においても、あのフィニッシングストロークの魔力は衰えていないようだ。

2014-06-15 23:52:48
松井和翠 @WasuiMatui2014

【第7位(77.0p/13)】 「神の灯」エラリー・クイーン ・クイーン畢生の大マジックが遂に登場。館の消失だけでなく、その解明の手がかりやその背後に隠された企み等、考えに考え抜かれた作品。中編ということでか、序盤は苦労したが中盤以降、安泰の地位を築いた。

2014-06-15 23:55:03
松井和翠 @WasuiMatui2014

【第6位(81.5p/14)】 「十三号独房の問題」ジャック・フットレル ・脱出テーマ、永遠の名作。穴や欠点を探せば数限りがないが、それを気にさせない面白さが支持された。フットレルはこの作品のみに票が集中したためか、序盤からTOP10内に居座り、一度も陥落することはなかった。

2014-06-15 23:58:19
松井和翠 @WasuiMatui2014

【第5位(92.0p/16)】 「赤毛組合」アーサー・コナン・ドイル ・ホームズの代表短編が見事第5位に。その後、多くの作品に影響を与えただけでなく、ホームズが活動的に飛び回る冒険小説としての魅力も持った本作。ホワイに謎の設定を絞ったものとしても画期的な作品である。

2014-06-16 00:01:12
松井和翠 @WasuiMatui2014

【第4位(126.0p/21)】 「折れた剣」G・K・チェスタトン ・『ブラウン神父の童心』から満を持して登場。「木は森の中に隠せ」という有名な言葉を生んだ作品としても有名。悪魔的な発想として並び立つものがない、チェスタトンの最高傑作短編。

2014-06-16 00:03:17
松井和翠 @WasuiMatui2014

【第3位(211.0p/35)】 「ジェミニー・クリケット事件」クリスチアナ・ブランド ・熾烈な2位争いに敗れ第3位。それでも、下馬評通りの強さを見せた。この作品を語るときにはずせないのが、米版と英版のどちらがよいかということ。これはまた別の機会で結果発表をしますので、お待ちを。

2014-06-16 00:07:21
松井和翠 @WasuiMatui2014

【第2位(227.5p/40)】 「九マイルは遠すぎる」ハリィ・ケメルマン ・「ジェミニー」を振り切り、見事2位。斬新なアイディアを搭載した他作品と違い、純度の高い論理にこだわった作品がこの位置に座ったのには感慨深いものがある。 論理遊戯として、誰一人超えられない高みがここに。

2014-06-16 00:11:35
松井和翠 @WasuiMatui2014

【第1位(309.0p/47)】 「妖魔の森の家」ジョン・ディクスン・カー ・無敵。単独で唯一300p超え、得票47票、うち1位票が9票、投票率驚異の.343。すべて最高である。内容に関しては、みなさんがよくご存じだろう。短編推理の世界遺産ともいうべきこの作品に盛大な拍手を。

2014-06-16 00:16:12
松井和翠 @WasuiMatui2014

【総評】 “古典強し”―国内編よりも、それを顕著に感じた海外編でした。特に密室ものを中心とした不可能犯罪ものが強かった。本格愛好家としてはうれしい反面、このままで大丈夫かな、という一抹の不安も感じました。

2014-06-16 00:22:46
松井和翠 @WasuiMatui2014

【総評】 しかし、そんな中でも存命作家がランクインしてくれたのは喜ばしいことです。「三角関係」(30位)のディーヴァー、「英雄たち」のアン・ペリー(47位)、「ケラーの治療法」(76位)「ケラーの責任」(89位)のブロック、「エチオピアの男」(89位)のシーラッハ等。

2014-06-16 00:26:14
松井和翠 @WasuiMatui2014

【総評】 彼らが新しい古典を生んでくれることを期待しましょう。

2014-06-16 00:27:00
松井和翠 @WasuiMatui2014

【総評】 というわけで、まだまだ話したいこともあるのですが、今日は力尽きたのでここまで。ご協力していただいたみなさん、本当にありがとうございました。

2014-06-16 00:29:46
松井和翠 @WasuiMatui2014

でも、みんなさぁ、“「妖魔の森の家」vs「死刑囚パズル」”とか“「ジェミニー・クリケット事件」vs「戻り川心中」”とか、見てみたくない?

2014-06-16 00:35:14
松井和翠 @WasuiMatui2014

【予告】 この冬、大乱闘ATBをやります。 国内・海外の壁を取っ払います。 対象は「長編及び短編集」部門と「短編」部門の予定です。 【続報を待て】

2014-06-16 00:48:20
松井和翠 @WasuiMatui2014

いや、私の目的は最初からそれだったのですよ

2014-06-16 01:29:05
松井和翠 @WasuiMatui2014

とりあえず、国内編&海外編のBest50リストを作成しました。これを参考にして、ATB乱闘編に備えていただければ。 pic.twitter.com/Ph18j1em2S

2014-06-16 20:18:46
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