毎月14日は『ツイノベの日』 2010/11/14お題「霜」

毎月14日は『ツイノベの日』ということで、 毎月、ツイノベを楽しみましょう! 今回のお題は「霜月」にちなんで「霜」です。 お試しでアンケートしてみました。 続きを読む
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相応恣意 @aioushii

早起きは三文の徳とはこのことか。境内にはまだ誰も踏み荒らしていない一面の霜柱、そして慣れない下駄ではしゃぐ君。赤い晴れ着で駆け回る姿は世界で一番可愛いよ。親バカで結構。今日は七五三、これからもすくすく育ってくれ。 #twnovel ただし彼氏ができたらすぐ父さんに紹介するように。

2010-11-14 22:53:58
すわぞ @suwazo

#twnvday #twnovel 手術は肉屋の大冷凍室を借り切って行われる。医者が患者の腹を切り裂き、ピンセットで患部に霜柱を慎重に張り付けていく。悪い血と肉を吸い取ってみるみる赤く染まる霜柱を、溶ける寸前に取り除く。医者には、熟練の技と寒さに対する抵抗力が必要とされる。

2010-11-14 22:54:56
nohironogi on earth @nohironogi

#twnovel #twnvday 今朝の冷え込みなら、きっと――まだ暗い戸外を窺う。今こそ、この一年の成果を試すとき! 霜柱の上へ片足をおろす。もう片足をあげる。霜柱は壊れない。そのまま演武に移る。霜柱は壊れなかった。「師父、やりました!」「あ? わしゃまだ眠い。また来年……」

2010-11-14 22:57:25
夢名 七志 @mumei7c

ここに入ったのは、春になる頃か。最近の具合ならそろそろいいかも。でも、慎重に告白する。「もう、大きな竜なんて欲しく無いです」医師の顔色を窺う。「馬鹿な夢だったんです」少し調子に乗った。「小さな竜で充分です」しまった。明日は霜が降りる寒さらしい。 #twnvday #twnovel

2010-11-14 22:58:35
藍 真史 @shin1960

twnvday #twnovel その部屋で僕たちは愛しあった。それが愛する唯一の方法であるかのように。来る日も来る日も僕たちは身体をぶつけ合った。心はひとつになると信じて。そこに時間などなかった。だが耳を澄ませば聞こえた筈だ。霜を踏みながら一歩一歩近付いてくる重く悲しい足音が。

2010-11-14 22:59:20
Takao Rival @takao_rival

#twnovel 「やった!大成功だ!」ビルの様に巨大な氷の柱が立ち並ぶ壮大な光景を見て隊員が叫んだ。恒星間転移装置を使って人類が異世界に到着した記念すべき瞬間だ。「隊長、これは巨大な霜柱ですね」「なるほど。何だか嫌な予感がするぞ」遠くから巨大な足音の様な音が。 #twnvday

2010-11-14 23:06:52
浅葉積木 @tsumiki_a

旅館の庭に霜柱を見つけた。懐かしいな。温暖化のせいか最近はほとんど見かけないのに。おもむろに踏んでみる。ざくっ、とつぶれて…復元した!? 旅館のオヤジが声をかけてきた。「どうです、よく出来てるでしょう」 …ああ、そうだな。本物みたいだったよ。 #twnovel #twnvday

2010-11-14 23:13:24
白石マイケルこと紅茶男 @kouchaotoko

こちらの弁財天様は非常に珍しいお姿をしてらっしゃいます。脚を大きく開いて座っておられまして、琵琶を真ん中に置いて悩ましげな目でこちらをご覧になっておられます。この弁財天様は「M字開脚座像」と申しまして、殿方の煩悩を全て昇華させるとされています…#twnvday #twnovel

2010-11-14 23:13:42
藍 真史 @shin1960

#twnovel #twnvday 僕の結婚が決まった時、君は夏の砂浜に霜がおりたみたいだとはしゃいでいた。でも、君の心に流れた涙を僕が知っていたように、君も気づいていた筈だ。隠し事のある人生を選んでしまった僕の胸の内を。その隠し事もやがて忘れて笑顔を見せる違いない僕の寂しさを。

2010-11-14 23:14:58
Pingu novel @ckpingu_nvl

祝い事には決まってすき焼きだった。甘辛い肉、味の染みた焼き豆腐。しかし成人しデートで食べたそれはごく少量の割下で軽く火を通した霜降り肉。とろける舌触りに驚愕し自宅で再現してみる。出来たのはなぜか母のすき焼き。懐かしい味に涙と箸が止まらなかった。 #twnvday #twnovel

2010-11-14 23:15:25
メルシー @mercy1201

#twnvday あの子は凄いわ。交通や経済にまで影響を与えるし。だけども憎めない所もあるのよ。人によっては喜ばれすらするのよね。それに引き換えアタシは農家の皆さんに嫌われるだけの存在。雪と霜、同じ冬の代名詞なのに、漢字もそんなに変わらないのにどうしてかしら。 #twnovel

2010-11-14 23:15:37
佐木ささめ @sakiandu

#twnovel 「ママ!車の窓が真っ白!」この地域にも初霜が降りた。屋外に停めてある車の窓が白く、このままでは外出もままならない。しかしペットボトルに水を入れて車に戻ると、何とガラスの半分は霜が無くなっていた!「これどうしたの!」「え?美味しかったよ!」 #twnvday

2010-11-14 23:23:11
ヒデユキッス @hideyukiss

#twnovel #twnvday 冷蔵庫の霜取りの電源を入れると私は一息ついた。奥に隠してある何十年も前に殺害した夫の頭部はこの霜の塊を何とかしなければ取り出せない。先日、時効を迎えたばかりの私は霜取りをする。代わりに空いたスペースには殺害した今の夫の頭部を入れる予定だ。

2010-11-14 23:24:02
とおる7th @windcreator

もしも生まれ変わったら、僕はもう一度、君に会いに行く。 #twnovel 「それで、その相手が私なんですか」『えぇ、そうみたいです』「正直、私はそういうの信じないんですけど」『お気持ちわかります。ただ、あなたを見たときに確信したんです』「うーん」『霜降り牛おごらせてください!』

2010-11-14 23:24:40
秋月蓮華 @akirenge

楽しそうに彼女は霜を踏んでいた。「楽しいか?」「うん」青年が声をかけると少女は笑顔だ。「寒いところならば越後にでもいけ。雪が降っている」突き放すように言うと彼女は踏む足を止めた。「雪は嫌い。霜は好き。霜は記憶に残ってないから」ふっ、と影のある笑顔で少女は笑う。 #twnovel

2010-11-14 23:27:55
ゆえ @sakuyue

今は十一月でも旧暦ではまだ神無月。神様が出雲へ出掛けてお留守の時期。だから神様は留守神様と一緒にささやかなまじないを残した。願い事の文字の数だけさくりと霜柱を踏んで歩けたら、その願いは叶うのだという。さくさく、さく。あなたがすき、と六歩分。 #twnvday #twnovel

2010-11-14 23:30:29
@Hiyoko_T

#twnovel 父子で日没の撮影に海辺へ。「あの色何ていうの?」「帰ったら一緒に調べようか」わくわくしながらその瞬間を待っていた。そしてあと僅かという時。「あ」勢いよくやってきた竜雲が大口を開けて夕陽をぱっくりと。「……帰って調べようか?」子供は笑顔で肯いた。 #twnvday

2010-11-14 23:31:19
あずれ @azure3373

#twnovel #twnvday その日は不機嫌だったから「冬だって言うのに雪どころか霜すら降りない。なんとかしなさいよ」と意地悪を言ってしまった。翌日「ほら霜降りたぜ!」と言って嬉しそうに霜焼けだらけの手を見せて来た。呆れた。けれどその一日が楽しかった事だけは今も覚えている。

2010-11-14 23:34:41
のえ @choketton

さくさくさく。霜を踏みしめて歩く。今日は一層寒く、ともすれば指先の感覚がなくなる程だ。はぁっと息を吹きかけ両手をこする。さくさく。彼女の家まであともう少し。ポケットの手紙を確認して、ほぅと息を吐く。大丈夫、届く。届け。想いを込めて彼女のポストへ #twnvday #twnovel

2010-11-14 23:40:42
ヒデユキッス @hideyukiss

#twnovel #twnvday 「どこでこれを?」助手の彼が持ってきた結晶を私は電子顕微鏡で見ていた。空気のきれいな場所であれば霜の結晶は六方晶形だが・・・。もちろん、地域によっては形はさまざまだ。「結婚式場の霜を採取しました」結晶の形は誰が見てもわかるハートマークだった。

2010-11-14 23:46:00
ひなたま @hinata_ma01

#twnvday <も霜しメル読ますかおかさんです><何?まさか母さん?><はいケタイ買た><うざ。メールすんな><きいて告白されたて医師ゆに><医者に告白って病気か!><違うていしゆだんなパパ好きて五年ぶりウワイ><親父かよ。最悪な報告すんな><あと今に子竜出した><……は?>

2010-11-14 23:47:10
麗美@入村済み @yaorozun

#twnvday サク、という音を合図に「霜柱さん可哀相…」彼女のクセが始まった。涙を瞳にためた少女に「大丈夫、霜柱さんは踏まれると土に返れるんだ。だから痛くないんだよ!」と必死に話した。「本当?じゃあ霜柱さん幸せね」ふわりと笑う彼女に僕はちょっとドキっとした。 #twnovel

2010-11-14 23:47:31
酔宵堂 @Swishwood

底まで冷えきったかのような夜、遠くに軋むような音を聞くことがある。決まってそんな朝は澄んだ空に朝陽を受けて輝く霜柱が佇んでいる。日が上がる頃には跡形もなく消えるが、氣海にもほど近い土地柄である。土中に沈んだ水分が、己の本分を思い出すのであろう。 #twnvday #twnovel

2010-11-14 23:48:19
みなせみずき(仮) @MinaseMizukiR

つん。つんつん。「いやぁ、なによぉ」「ついつつきたくなっちゃうんだよね、君の肌。霜柱に足跡を残したくなるみたいに」「何それ」「あれは子供に踏み荒らされてグチャグチャになっちゃうからなあ。君も」彼女はそっと微笑んだ。「いいのよ、私は保育士だから」 #twnovel #twnvday

2010-11-14 23:50:14
夢名 七志 @mumei7c

地名で行くか「下田から電車に乗り...」駄目だ、土地勘が無い。運命的に「死もが...」人間が浅いから広がらない。修行なんかは「師も私を...」経験が無いし。政治で「市も国からの...」知識不足すぎる。そこに、電話が掛かる。「も霜し...」終話。 #twnvday #twnovel

2010-11-14 23:55:03
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