- guruguruuzumaki
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@kin_mokusei @kimi_lica @sorano_kurage @hibikiw そりゃまたとんだ変わり種だねこりゃ。
2014-07-30 02:24:11@moffmiyazaki @kimi_lica @sorano_kurage @hibikiw 幕末という時代のせいか、この頃の頭のいい人たちってのは、大なり小なり蘭学にかぶれてたのさ。江漢先生も例に漏れず、たいそう蘭学趣味のあるお人だったようだ。源内先生とどっこいどっこい。
2014-07-30 02:25:00@kin_mokusei @kimi_lica @sorano_kurage @hibikiw 蘭学と来たかい。こりゃまた面白くなってきた。
2014-07-30 02:26:33@moffmiyazaki @kimi_lica @sorano_kurage @hibikiw 蘭学かぶれの聖地といったら長崎。ここには蘭書がどっさりある。通訳をするお役人さんが趣味で訳したようなのも出回ってたのさ。地理のも科学のも法律のもある。さぞかし読み応えもあったろう。
2014-07-30 02:30:12@kin_mokusei @kimi_lica @sorano_kurage @hibikiw 長崎は流石にハイカラだねぇ。頭のいい先生たちにはよだれが出ちまう天国だねそりゃ。
2014-07-30 02:32:34@moffmiyazaki @kimi_lica @sorano_kurage @hibikiw その中に一冊、コペルニクス(歌白尼)とか言うんかい、毛唐の科学者の書いた物もあった。江漢先生、これをどうしたわけか目にする機会があって、お熱を上げちまったらしいんだ。
2014-07-30 02:34:29@moffmiyazaki @kimi_lica @sorano_kurage @hibikiw 今まで自分が知らなかったようなことを解説してるんだ、もっとちゃんと読みたいというのは人情だねえ。で、彼はお師匠さんの大槻玄沢先生に相談をした。彼もずいぶんと面白がったらしいねえ。
2014-07-30 02:34:49@kin_mokusei @kimi_lica @sorano_kurage @hibikiw 毛等の先生の言うことと来たらそりゃもうチンプンカンプンだからね。大将さぞ困ったこったろうさ。
2014-07-30 02:38:22@moffmiyazaki @kimi_lica @sorano_kurage @hibikiw というのも玄沢先生は、解体新書を訳した杉田玄白・前野良沢の二大先生の弟子筋。「玄沢」という名前も二人のお師匠さんから一文字ずつ貰ったってんだから、ずいぶんかわいがられていたようだね。
2014-07-30 02:39:16@moffmiyazaki @kimi_lica @sorano_kurage @hibikiw ちょっと逸れた。そんなわけで江漢先生、お師匠さんの協力もあって、コペルニクスの天動説を紹介する本を作っちまった。『刻白爾天文図解』(こっぺるてんもんずかい)というのがそれだァね。
2014-07-30 02:40:14@kin_mokusei @kimi_lica @sorano_kurage @hibikiw そりゃあれだ、お天道様が空を巡るってあれかね。
2014-07-30 02:41:51@moffmiyazaki @kimi_lica @sorano_kurage @hibikiw そうさ、あの説さ。あの当時としちゃあずいぶん奇矯な説だったんだろうさ。『刻白爾天文図解』の中身のさわりはここで見られるよ。ndl.go.jp/nichiran/data/…
2014-07-30 02:43:49@moffmiyazaki @kimi_lica @sorano_kurage @hibikiw そんなに頭の良い先生だったんだが、おちゃめなところもあった。ナントまあ、大事な大事な本の題名を訳し間違えてしまった。
2014-07-30 02:44:42@kin_mokusei @kimi_lica @sorano_kurage @hibikiw なんだいこりゃ、奇天烈な図版が出てきたよ。大先生、相当ご執心だ。
2014-07-30 02:45:39@moffmiyazaki @kimi_lica @sorano_kurage @hibikiw ああ、さっきのリンクはさわりだけだったが、ここに全部があるね。さすが早稲田だ。archive.wul.waseda.ac.jp/kosho/ni05/ni0… 残念ながら又写しで、原本じゃあないがね。
2014-07-30 02:48:22@moffmiyazaki @kimi_lica @sorano_kurage @hibikiw でだ。コペルニクスは普通「歌白尼」と書く。じゃあ「刻白爾」は誰なんだというと、これはケプラーのこと。まあ、漢字の読みは「かはくに」「こくはくに」だから無理もあるまいて。
2014-07-30 02:48:56@kin_mokusei @kimi_lica @sorano_kurage @hibikiw 大先生とは言え抜けてる所だってあろうがね。ご本の名前を間違っちゃぁいけないねえ。
2014-07-30 02:49:24@moffmiyazaki @kimi_lica @sorano_kurage @hibikiw そうさ、先生の執念の作さ。原稿を渡された本屋もずいぶん困ったろうねえ。SやらNやら横文字もある。
2014-07-30 02:50:10@kin_mokusei @kimi_lica @sorano_kurage @hibikiw そりゃいけねぇ。毛唐の先生のお名前は舌をかみそうだねまったく。
2014-07-30 02:51:41@kin_mokusei @kimi_lica @sorano_kurage @hibikiw あたしゃ、からきし毛唐の横文字はダメだよ。
2014-07-30 02:52:26@moffmiyazaki @kimi_lica @sorano_kurage @hibikiw あたしも毛唐文字はからっきしさあ。江漢先生、これ以外にも天文書を書いているんだが、見て欲しいのはここさ。archive.wul.waseda.ac.jp/kosho/ni05/ni0… Fの字が上下逆さまになっている。
2014-07-30 02:54:55@kin_mokusei @kimi_lica @sorano_kurage @hibikiw 大先生ときたら読めねえ文字を写したのはいいが、鏡どころか逆さまときた。こりゃとんだ天邪鬼だ。
2014-07-30 02:57:06@moffmiyazaki @kimi_lica @sorano_kurage @hibikiw 今の本は『和蘭天説』(オランダてんせつ)まあそのままの題名だわな。archive.wul.waseda.ac.jp/kosho/ni05/ni0… お茶目もあるが、まあよく調べて書いてらっしゃる。すごい執念だ。
2014-07-30 02:58:10@kin_mokusei @kimi_lica @sorano_kurage @hibikiw 大変な執念だねぇ。頭が下がるよ。あたしにゃ有難いお経にしか見えないが。
2014-07-30 03:00:13@moffmiyazaki @kimi_lica @sorano_kurage @hibikiw まったくだ。あたしにもよくわからないよ。そんなわけで、鰻の先生の友人には蘭学の先生もいたって話さ。まさに類が友を呼んだんだねえ。
2014-07-30 03:00:56