「沖縄の"怒"」

Kimie_H　 @lumoroki

沖縄から見ると日本との間にあるのは「大きな心理的亀裂」と大田昌秀元沖縄県知事。それを「温度差」という言葉でまるで自然現象のように扱う現代。『沖縄の怒』ガバン・マコーマック＋乗松聡子

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琉球最後の王、尚泰王が１８７９年首里城を明け渡すときに「命（ぬち）どぅ宝」という言葉を民の前で口にしたと伝えられる。沖縄の人々は死よりも生、戦争より平和、銃より三線（さんしん）であるという理想を守り続けた：『沖縄の怒』マコーマック×乗松聡子

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戦後、分離された沖縄は米国の「太平洋の要石」とされた。天皇裕仁自身、分離と米国による長期軍事占領を希望した。：『沖縄の怒り』マコーマック×乗松聡子

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同化政策が始って半世紀強１９４５年、沖縄は「皇土」と国体を守るための「捨石」とされた。’４５年３月〜６月までの戦争で人口 1/4~1/3にあたる１２万人以上の県民が殺された。『沖縄の怒り』より　

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沖縄の人々は歴史の教訓から、軍隊は住民を守らない、それどころか、作戦上、自国民を殺害したり、死に追いやるということ、そして本当の安全保障は周辺諸国との友好関係を築くことにあることがわかっている。『沖縄の怒』マコーマック×乗松聡子共著

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１９４４年１０月１０日米軍空襲那覇９０％破壊、軍民合わせ６６８人殺され。地上戦が近づくにつれ、日本軍は「軍官民共生共死の一体化」を極秘のうちに県民指導の方針とした。（資料『沖縄の旅』）『沖縄の怒り』マコーマック、乗松聡子共著

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沖縄人はこの戦争を通して、軍隊は敵味方かかわりなく住民を守らないこと、守るどころか盾として利用し、自死を強要し、時には直接殺害するということを学んだ。『沖縄の怒り』マコーマック、乗松聡子共著

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ある自衛隊資料によると、沖縄戦における１４歳以下の子どもや乳幼児の死者数の推定は１万１４８３人である。非戦闘員の１割。子ども死者９割近くは、「壕提供」、すなわち日本兵の居場所をつくるため壕から追い出され、艦砲や銃弾の飛び交う戦場に出された子どもたちである。『沖縄の怒』より

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政府の言う「集団自決」というのは、住民 自らが天皇のため、国のために死んだという意味だが、実際は住民から軍事機密が漏れないように、敵に捕まる前に、住民がお互いで、死ぬように、命令したり、強制したり、あるいは、指導、誘導、説得していた。（石原昌家）『沖縄の怒』

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『沖縄の怒』を読んで初めて知ることも多いですが、輸送機からトレーラーが少女の上に落ちてきたというのや、潮干狩りで流れ弾って、、暴行事件の多さも５７０数件等、何の抑止力か・米国内で犯罪させないため抑止力でしょうか？日本で軽犯罪しちゃってガス抜き　とか？

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あの戦争が終わったとき、山は焼け、里も焼け、豚も焼け、牛もやけ、取りもやけ　陸のものは　すべて焼かれていた　食べるものといえば　海からの恵みだったはず　その海への　恩返しは　海を壊すことではないはずだ　ー　沖縄ウミンチュ山城善勝　『沖縄の怒』マコーマック、乗松聡子共著　

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「集団自決」という言葉は、（責任をとって）自ら選んだ死という意味を持つことから、軍に強制された死という実態にもかかわらず、このような死における軍の役割を過小化したり否定したりする勢力に利用された。『沖縄の怒』マコーマック、乗松聡子共著　より

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続き）教科書裁判は、これらの死を住民虐殺と敢えて区別するために「集団自決」として教科書に加筆するように求めた文部省と、これらの死を住民虐殺の一環と捉える原告側とのたたかいであった。『沖縄の怒』マコーマック、乗松聡子共著　より

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靖国、沖縄の起訴：原告たちは、家族や沖縄戦の被害者たちが日本軍と一緒に英霊として祀られていることに反対した。『沖縄の怒』マコーマック、乗松聡子共著　

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沖縄教科書から強制集団死の記述削除のわけ：軍隊は住民を守らないという沖縄戦の重要な教訓を人々の意識から消し去り、天皇の軍隊の名誉を守ることによって、国家と軍隊に奉仕する国民を育て、国民をふたたび戦争に動員する。（石山久男）『沖縄の怒』マコーマック、乗松聡子共著　より

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沖縄、高校教科書の強制集団死の強制を削除されたことについて高校生「分厚い教科書の中のたった一文、一言かもしれませんが、その中には失われた多くの尊い命があります」と語った。『沖縄の怒』より

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教科書問題勃発から５年以上経った２０１１年大江・岩波裁判で最高裁が原告の訴えを棄却したにもかかわらず、文科省は未だに２００７年の検定意見を撤回しようとしない。『沖縄の怒』より　←強制集団死ではなく自発的に亡くなった集団自決表記　

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「つくる会」の教科書の台頭してきたこと：これは単に歴史の歪曲ではなく、日本の国防と密接に関連 ... 歴史修正主義は日本の再軍備に伴って国民の国防意識を育てるために日本政府の施策として現れた」渡名喜守太『沖縄の怒』より

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つくる会」系の教科書：強制集団死における日本軍関与について触れず、日本国憲法は米国の押しつけと位置づけ。育鵬社の公民教科書には表紙の日本地図に沖縄が含まれてもおらず、『沖縄の怒』

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沖縄と靖国は「生」と「死」という対極の思想を体現している。「米兵につかまるくらいなら死になさい、という沖縄戦と普天間基地の移設問題は一緒」金城実『沖縄の怒』マコーマック、乗松聡子共著　より

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「沖縄県平和記念資料館展示改竄事件」 例えば「虐殺」を「犠牲」に置き換え、「日本兵の残虐性が強調されすぎないように配慮」の方針もあった。アジア隣国への加害行為も変更。『沖縄の怒』より

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（１）日本は、表面上は非核の誓いに忠実だったが、日本の防衛政策は核兵器、即ち米国の「拡大核抑止力」の「傘」に依存していたし、舞台裏では、『日本政府は核の傘を維持するようワシントンに要請』していたのである。『沖縄の怒』より

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（２）核問題専門家のハンス・クリステンセンによると、日本政府はワシントンに核兵器維持を促し、それらの核兵器は「信頼性」「柔軟性」「対応性」「ステルス性」「可視性」「十分性」を有するべきものだと主張した。『沖縄の怒』［日米同盟の正体］より

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外務省◎１：１００３１９、元外交官僚の東郷和彦の証言：’９８〜’９９年条約局局長時代に「密約」についての文書を引き継ぐ。重要文書１６点中８点はなく。　『沖縄の怒』マコーマック×乗松　より

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外務省◎２：『朝日新聞』外務省情報公開法施行前に１日２トンの速度で文書を水に溶かし、業者がトイレットペーパーに加工。２０００年度は１２８０トンもの書類を廃棄　全ての省庁中で２位（財務省、６２０トン）を大きく引き離しトップ。『沖縄の怒』マコーマック×乗松　より