「タールピット」感想まとめ

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masako @masako0404

@guchicomeon 『タールピット』感想⑧。幸せな気持ちになりかけたのに引き戻される。丹と茜の子は、耳が聴こえず、声も出ない様子。あんなに歌っていたふたり。歌がふたりを支えていたのに、ふたりの子は、そんな歌が聴けず、歌えないのです。それが、タブーを超えたふたりの結果。

2014-08-18 19:01:44
masako @masako0404

@guchicomeon 『タールピット』感想⑦。まるでダルカラ河童のようだった。生を受けることへの不安。しかし生まれることを、生まれる子が決める。不遜な男はステージの上に丸くうずくまる。胎児だ。そして24歳の誕生日……丹と茜は結ばれ子どもを授かり幸せな24年だったのだろう……

2014-08-18 19:01:25
masako @masako0404

@guchicomeon 『タールピット』感想⑥。というのを思い出した。そう、まさにそれだった。この台詞はこの楽曲なくして届かない、そんな、魂が振り絞られるような、そんな感じ。そしてやっぱり、恋愛ものなのかと思いが甦る頃、白い男の存在が、証される。終始苛立ち不遜な態度だった男。

2014-08-18 19:01:05
masako @masako0404

@guchicomeon 『タールピット』感想⑤。こんな現象初めてだった。とにかく切なく苦しいふたりがそれを表現する。一色洋平さんがマドモアゼル・ギロティーヌで、丹を演じる伊藤さんに指導してもらった時に彼に言われたという、なぜこの台詞が歌になっているか意味がある(みたいな内容)

2014-08-18 19:00:46
masako @masako0404

@guchicomeon 『タールピット』感想④。見ないようにしていたお父さんを、初めてちゃんと見れたその丹の目に映ったお父さんだったんだろうなと。観ていたお客様それぞれが、丹の父がきっと見えたはず。凄い。丹はその時客席に背を向けていたような気が。見える筈のないものが見える。

2014-08-18 19:00:18
masako @masako0404

@guchicomeon 『タールピット』感想③。怒りでありながら、悲しみでもあるその楽曲と歌声に、心臓が何かにザクザク刺されているようだった。そして父を許す丹。この時、登場しない丹の父が、色鮮やかに浮かんだ。きっと丹が、今まで避けて避けて避けて見ないようにしていた、お父さん、

2014-08-18 19:00:02
masako @masako0404

@guchicomeon 『タールピット』感想②。少しずつ個性的に成長するふたりの優しい繋がり。そして恋に落ちるふたりに、きゅんってなったし、祝福する幸せな気持ちになりながら、恋愛ものなお話だなあなんて客観的な自分が覗き見えたところで、怒りの歌。丹の怒り。怒りでありながら、

2014-08-18 18:59:43
masako @masako0404

@guchicomeon 『タールピット』感想①。始まりの男と女のハーモニーが美しくて、美しいって感じたら涙が出るんだなあと思った。謎の男がふたりの謎を、物語の導入を提示する。順を追って男と女の物語が進められる。幼い男児と女児になったふたりの可笑しさと可愛さ健気さ。

2014-08-18 18:59:17
masako @masako0404

@guchicomeon 『タールピット』⑱。♪ハッピーバースデイ トゥーユーと歌う丹と茜。しかし音はありません。手話で息子紅太に届けます。紅太は耳が聴こえないようです。声も出ません。それでも音のない歌で祝福する丹と茜。紅太も嬉しそうです。親子3人、とても幸せそうです。―終。

2014-08-18 18:56:52
masako @masako0404

@guchicomeon 『タールピット』⑰。白い男は、生まれることに覚悟を決めたのです。 丹と茜。ふたりがいなくなったその何もない場所にうずくまる白い男。時は流れ…………父と母になった丹と茜。眠る息子を起こします。紅太24歳、就職と誕生日のお祝いのようです。

2014-08-18 18:56:32
masako @masako0404

@guchicomeon 『タールピット』⑯。別れると決めたふたり。白い男はさっきまでの様子とは逆に、ふたりの別れを止めようとする。「ふたりが別れたら自分が生まれない」、白い男はふたりを無理矢理に向かい合わせます。白い男は、ふたりに叫ぶ。どんな「普通」ではないものに生まれても…

2014-08-18 18:56:12
masako @masako0404

@guchicomeon 『タールピット』⑮。 命は、タールピットの沼にはまって沈みゆく動物達のように、生まれた時から死へ向かって沈んでいるようなもの、それが速いか、遅いかだけだと。それに気づいたふたりは、何かの答えをみつけた。ふたりは結論をつけた。ここでふたりは別れることを。

2014-08-18 18:55:49
masako @masako0404

@guchicomeon 『タールピット』⑭。タールピットの沼に浮く水につられた動物達がその沼にはまり、底なしのそれに沈み死にやがて化石になるまでの恐怖を思い、とても恐かったのだと。しかし気づく。それは人間も同じ。生まれたものは皆同じ。

2014-08-18 18:55:34
masako @masako0404

@guchicomeon 『タールピット』⑬。白い男に二人は語る。アメリカでの時間がとても有意義で楽しかったか。色んな場所をたくさん巡り、とても楽しんだふたりだったが、ある美術館の、タールピットの沼の化石のそこは、怖かったと話す。タールピットの沼の化石の話。

2014-08-18 18:55:16
masako @masako0404

@guchicomeon 『タールピット』⑫。茜の父はピアニストであった。母はいつも歌っていた。丹と茜を支え繋いでいた歌は母のその記憶であったのかもしれない。ふたりは、母の好きだったjazzの本場、アメリカへ。 白い男の苛立ちは消えない。頭上の白い男を、丹と茜は下へと呼ぶ。

2014-08-18 18:55:01
masako @masako0404

@guchicomeon 『タールピット』⑪。何等身とか、世間とか、普通とか、そんなもの取っ払って考えよう、何百年前の普通は今の普通じゃない、今の普通は何千年前の普通じゃない、普通は普遍ではない、そんなものに振り回されず、自分の価値観で、自分達の感性で、考えようとするふたり。

2014-08-18 18:54:40
masako @masako0404

@guchicomeon 『タールピット』⑩。父を許す丹ではあるが、恋人茜は血の繋がった本当の妹であったのだ。許されない二人。許されない二人?それはなぜ?二人は最初から、整理して悩み考える。兄妹だから?世間が許さないから?普通じゃない遺伝子を残してしまうから?普通?

2014-08-18 18:54:22
masako @masako0404

@guchicomeon 『タールピット』⑨。母は自分を捨てて出ていった、その現実に傷つかぬよう丹を守る為についた嘘が、隠しきれない事実を知っていた丹を苦しめていたが、次に父がついた嘘は、恋人を喪失させるものだった。しかし丹は父を許す。父は本当に母を好きだったんだと解った丹。

2014-08-18 18:54:05
masako @masako0404

@guchicomeon 『タールピット』⑧。夫と丹を捨て、恋人のもとへ。そしてすぐに女児を出産、それが茜であった。丹の父は、自分達を捨てた女の、別の男の 子を、茜を引き取って、とてもとても大切に育てたのだ。丹はその事実を知り、父という人間を初めて捉えたのかもしれない。

2014-08-18 18:53:41
masako @masako0404

@guchicomeon 『タールピット』⑦。丹の怒り。怒りであり、悲しみでもある。丹は知る。茜に告げる。親戚という名の親切な俗悪が教えてくれた、ふたりの真実。丹の母は、若い恋人を忘れられぬまま、年の離れた丹の父と結婚、丹をもうける。しかし若い恋人を忘れられなかったその母は、

2014-08-18 18:53:09
masako @masako0404

@guchicomeon 『タールピット』⑥。その様子を観ていた白い男は大変不服のようである。男と女が出会って恋に落ち、やがて結ばれてめでたしめでたし。そんな、体がかゆくなるような話に、苛立っていた。しかし物語は動く。「この嘘の関係。偽りの関係を受け入れるにはどうしたらいい。」

2014-08-18 18:52:25
masako @masako0404

@guchicomeon 『タールピット』⑤。茜も娘へと成長し、父の薦める兄とは違う私立の女子高に進む。しかしそこでも彼女はいじめにあうのだが、彼女は強く逞しく成長していた。それはやはり丹との音楽が、彼女をそうしていた。そして彼女も恋に気づく。二人はお互いの恋心を認めあう。

2014-08-18 18:52:08
masako @masako0404

@guchicomeon 『タールピット』④。そんなふたりもやがて思春期にさしかかる。悩める丹。母親と死別したと聞かされている丹だが、それは父の嘘だと思っていて、その自分を騙す父を許さない為に、幸せにならない決意をしている丹だが、茜との日々に幸せに流れる自分に戸惑っていた。

2014-08-18 18:51:39
masako @masako0404

@guchicomeon 『タールピット』③。韓国人の朱音は、茜と日本語に名前をかえ、丹の家の家族になる。父の言うように、本当の妹のように大切に、茜を可愛がる丹。茜は日本の学校でいじめにあうも、丹の支えで、たおやかに育つ。ふたりはいつも、歌っていた。歌がふたりを結び支えていた。

2014-08-18 18:51:19
masako @masako0404

@guchicomeon 『タールピット』②。物語は少し戻る。怒る男と女。戸惑う白い男。もっと、このふたりの物語をもっと、整理して、最初から、始めようと、して、時は遡る。幼い男、丹と、幼い女、朱音。丹の父が、大変お世話になった知人が事故で亡くなり、その一人娘を引き取ったのだ。

2014-08-18 18:50:49
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