最長片道切符(運賃計算ルート最高)の終着駅は枕崎ではなく肥前山口
- mujin_kaisoku
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今更SWAさんの-初夢・最長片道きっぷ-( bit.ly/1uDpm6t )を検証しているのですが、氏は博多-吉塚間の分岐駅通過特例を認める場合でも「最長片道切符の経路」としては小倉-博多-吉塚-長者原と実乗ルートを採用しているんですね(続)
2014-09-16 22:55:13運賃計算ルートは「…(幹)小倉-吉塚-長者原…」なのですが、乗車経路としては「…(幹)小倉-(幹)博多-吉塚-長者原」となり、吉塚博多間が分岐駅通過特例により往復しています。
(承前)これを運賃計算ルート通りの小倉-吉塚-長者原と取ることにすれば博多が経路から外れ、南九州を廻った後…原田-鳥栖-新鳥栖…だったものを...原田-博多-新鳥栖…と距離を延ばすことができます。(続)
2014-09-16 23:00:01つまり、一度目の博多駅は区間外乗車の最中なので「最長片道切符の経路」には含まず、二度目の博多駅が正式な経路になる。という解釈です。
(承前)これによって新在同時利用可・運賃計算キロ最高の場合でも最長の終着は枕崎から肥前山口に変り、その距離は(小倉以西)1287.9kmとなるはずです。
2014-09-16 23:02:53枕崎着の場合の運賃計算キロ最高は1265.0kmなので22.9km延びることになります (参考) http://www.swa.gr.jp/misc/nentou14.html
従って枕崎発の最長片道切符はごく限られた決め事の中の一例として可能という事で、可能性としての運賃計算最高ではなくなってしまいました。
2014-09-16 23:08:52「ごく限られた決め事」というのは「運賃計算ルート最高かつ、分岐駅通過特例又は区間外乗車により運賃計算に含まれない複乗区間も経路に含める」最長片道切符とでもいいましょうか。
今回何度計算してもSWAさんより長い経路が出てきてしまうので、ソルバーの設定が間違っているのではないかと何度も何度も何度もやり直してしまいましたよ。まさか偉大なる先人が間違っているとは。。。
2014-09-17 00:25:18なお今回のルート計算には、近藤英明氏のEXCELによる最長片道ルート探索( http://www.geocities.jp/longest_route/ )を参考にし、LIBRE office calcのソルバーを使用しました。
ちなみに今回の経路は小倉-(幹)吉塚-長者原-香椎-西小倉-都城-吉松-隼人-川内-新八代-久留米-夜明-田川後藤寺-新飯塚-原田-博多-新鳥栖-諫早-早岐-肥前山口となります。この中に分岐駅通過特例が適用できる区間が博多-吉塚・西小倉-小倉・夜明-日田の3か所あり(続)
2014-09-16 23:43:53(続)そのすべてに「複乗」すると実乗距離は九州島内だけで22.2kmも伸ばすことができます。全国の分岐駅通過特例を実乗ルートに加える条件で最長片道切符を計算すれば主に首都圏のルートが変わってくると思われ、どのくらい伸びるでしょうか?
2014-09-16 23:56:13おっと、話が分岐駅通過特例という脇道にそれてしまいました。
なお、このルートは小倉-博多間の新幹線と鹿児島本線を別線として扱うという解釈をしています。これは旅客営業規則68条4項3号の解釈次第で、本来同一路線の新幹線と在来線が別線扱いになるという事が認められるのではないか?という説によるものです。
ただ、この条項、事の発端となったSWAさんのサイトでも解説してある通り、読み方次第で同一線・別線どちらとも取れるような穴のあるものなのです。実際にこの別線扱いの解釈が認められた方もいれば、認められなかった方もいるという危うい経路です。現状としては「認められない」派が優勢のようなので、実際にこのルートを試したいという酔狂な方は、乗車券を購入する前に十分な予習が必要になると思います。
幹在別線を認めて博多吉塚の複乗を認めなかった方が居たなあと調べてみました。その脇坂兼氏は一方で新旭川ー旭川の複乗は認めて乗車もしていました( bit.ly/1oVPofz )個人的には矛盾しているように思いますが。まぁ、考え方人それぞれです…
2014-09-17 01:04:08おまけ