「世界の教育・日本の教育」

2014/9/20(土)に品川のスクエア荏原で開催されたイベント「みらいの学校」にて、午前のパネルディスカッション「世界の教育・日本の教育」の模様を纏めました。海外からみた日本の教育の良い点、悪い点や、日本の子育てに陰を落とす男性の働き方等、多彩な話題でした。
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野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

本日は品川区のスクエア荏原で行われている「みらいの学校」に来ています。メインステージの第一部パネルディスカッションの模様をお伝えします。 pic.twitter.com/e9TmjP5PLk

2014-09-20 11:32:15
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野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

最初のセッションは「世界の教育、日本の教育」。パネラーのお一人はふじもんこと藤本正樹さん。元は中学校の先生だったが、世界のあちこちで学校を訪れてきた。この地図は世界の旅をしたルート。 pic.twitter.com/0UhlN7bFwb

2014-09-20 11:35:29
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野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

外国と日本の教育の違いは何か?オランダの公立学校、ピースフルスクール。オランダでは人種を超えて人々を支え合って行くという考えてが徹底している。授業は日本のような先生の方向を向いた一斉授業形式ではなく、バラバラの方向に座っている。 pic.twitter.com/TRiABpN2NW

2014-09-20 11:38:15
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野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

これがピースフルスクールの核となる風景。学校で発生した問題を、先生が入り込まずに子供たちだけで話し合って解決させるという取り組み。きちんとガイドラインがあり、問題を起こした子、仲裁する子(上級生)など役割分担がある。先生は見守るだけ。 pic.twitter.com/Lf5yqzyZQH

2014-09-20 11:40:01
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野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

欧州教育のいいところ悪いところ。綺麗、ダイバーシティ、学び合いが良いところ。だが全体的に予定通りに進まないとか、いい加減なところが×。 pic.twitter.com/Kk1avY1YWs

2014-09-20 11:42:14
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野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

一方で発展途上国からも学ぶことは沢山ある。先生の教える体制など整って居ない所はあるが、学ぶ意欲が凄まじく集中力は高い。80人クラスなどもザラ。 pic.twitter.com/cy0eKKPnys

2014-09-20 11:44:36
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野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

途上国のいいところ悪いところ。先生の意欲や学校そのものの環境の整備ができて居ないが、一方でどこでも学べる、どんな環境でも学ぶ意欲がある、というのが特徴とのこと。 pic.twitter.com/o2pofYlodl

2014-09-20 11:47:02
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野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

さて、翻って自分が中学校の先生だったときはどうか。朝7時から夜遅くまで勤務、土日は部活で休みは殆どない。先生はすごく忙しい。ただ、日本の学校にはいい事が沢山ある。藤本「日本の学校の問題点ばかりが報道されるが、実は凄い!」

2014-09-20 11:48:56
野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

これが日本の学校のいい所、悪い所。世界一と言ってもいいほど緻密でしっかりしたカリキュラムと生徒の躾の行き届きぶり。ただ、授業の形態が一斉授業一辺倒だし、先生が外の社会をしらなさすぎるのは問題。 pic.twitter.com/nlCO0zNWvD

2014-09-20 11:51:26
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野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

なぜ先生は忙しいのか?藤本「私の答えは3つに集約される。学習指導、生徒指導、部活指導。これが先生をがんじがらめにしている。」 pic.twitter.com/bxje9a3BUn

2014-09-20 11:52:52
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野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

そこで藤本さんが今やったのが「ハタモク」。別に先生だけが教える必要は無い。外の人を呼んできて、その周りを生徒が取り囲む。最初のオランダのような風景。これが様々な形で広がって行った。 pic.twitter.com/RCexzDUYAz

2014-09-20 11:55:30
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野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

続いて労働、子育てジャーナリストの吉田さんのお話。実は4年ほどシングルファザーをしている。労働関係の出版社務めなので出勤時間の調整などには会社も理解があったので、ここまでなんとかやってこれたそうです。 pic.twitter.com/FNN2AkIaYU

2014-09-20 11:59:24
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野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

長時間労働の問題。日本は父親の労働時間が長すぎる。父親がもっと早く帰宅できれば良いのだが、実態は子育て世代が毎日4時間程度残業しているケースが多く、日本に影を落としている。 pic.twitter.com/0xXSRwMeHp

2014-09-20 12:02:22
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野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

一方ですでに日本は共働き世代の方が多い。しかし社会のモデルが共働きを受け入れる状況に無い。待機児童の問題や夫、家族の理解がないこともあり6割の女性が第一子出産を機に仕事を辞めている。 pic.twitter.com/6A33SApdJY

2014-09-20 12:04:04
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野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

これは世界の男女の家事や育児の時間比較。日本は一時間未満で、アメリカの3分の1以下という状況。男性が家のことをきちんとできる環境を作ることがとても大事。 pic.twitter.com/I3U7ZMTEul

2014-09-20 12:05:59
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野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

この影響は「二人目の子供が欲しいか?」という女性への質問に如実に現れている。男性の育児や家事への参画が多い家庭ほど希望意向が高い。意外にも経済的なゆとりの有無は相関が薄いんですね。 pic.twitter.com/hOs9jgx4ro

2014-09-20 12:07:56
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野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

これから少子高齢化社会が進んでいくと、これらの問題がさらに顕在化する。 pic.twitter.com/TCt6UBeqRO

2014-09-20 12:10:53
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野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

吉田さんの考える日本に必要な5つの当たり前。職場が何と無く否定的なものばかりですが、定時帰り、有給取得、育児休業取得、待機児童解消、地方でも当たり前に仕事ができる環境。 pic.twitter.com/x3RBPCBegU

2014-09-20 12:20:41
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野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

吉田「自分は子供の頃から家の手伝いとして家事をやってきたので、家事への抵抗が無かった。また、子供の頃は技術と家庭科が分かれていて、家庭科を俺もやりたかった!という思いがそういう気持ちに繋がっていたのかも。」凄い納得。

2014-09-20 12:20:46
野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

こうした状況を改善する事を目指して、吉田さんからお父さんを対象にした絵本講座、遊び講座が紹介されました。また、消費税の増税がきちんと育児や福祉に反映されることが必要。 pic.twitter.com/w7wT28qKlg

2014-09-20 12:24:44
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野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

吉田さんの書籍。パパの働き方が社会を変える!は、9月末に発刊予定です。 pic.twitter.com/YHlDuyyt94

2014-09-20 12:26:26
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野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

みらいの学校にむけて一言ずつ。藤本「先生が一切授業をしない学校を作りたい。世の中を変えたい大人たちが授業をするような学校がいい。」吉田「地域と繋がる学校。PTAというとやらされ感が強い。それとは異なる、地域の人々が自然に学校へ貢献できる仕組みが欲しい。」

2014-09-20 12:29:29
野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

藤本「部活はお金もでないし専門外を持つことも多く、不満も多い。ただ、外に出すことへの抵抗は内部にも多い。部活で距離の近い生徒は、指導もしやすいからだ。なかなかこれは難しい問題。」

2014-09-20 12:31:02