出撃後プレイまとめ6

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叢雲「どう、落ち着いた？」 提督「……少し」 叢雲「仕事できそう？」 提督「たぶん」 叢雲「ならいいわ、私達いつもの所にいるから、用があったら呼んで」 提督「……そうする」 #出撃後プレイ

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提督「ちょっといいかな」 叢雲「何」 提督「お腹貸してくれ」 叢雲「は？」 提督「抱きしめていい？」 叢雲「……好きにしたら」 提督「ありがとう」 叢雲「……子供かアンタは」 提督「……」 叢雲「……頭撫でようか」 提督「それはちょっと恥ずかしい」 叢雲「そう」 #出撃後プレイ

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雨の日の中華街はとても幻想的だ。 敷き詰められた看板に取り付けられたネオンの光や店の窓から見える灯。 既に深夜で雨雲で月すら隠されているというのにまるで昼間のように明るい。 観光客の集団や道を塞ぎながら手招きする客引きの女かき分けながら、彼女は一軒の店へと入る。 #出撃後プレイ

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ドアの鈴が鳴るやいなや正面のカウンター奥から店員らしき七三分けの男がイソイソと貼り付いた営業スマイルでやってきた。 「いらっしゃいませお客様、お一人様で？」 「はい、宿を探しております」 「それはそれは」 店員の男は一礼した後に再び店の奥へと戻っていった。 #出撃後プレイ

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待っている間に辺りを見渡す。 いかにもな金色の龍の装飾が壁に立てかけられていたり、金縁のカラフルな立て看板には「迎接」という字が縦に書かれていた。 床はピカピカに磨かれた大理石にこれまた金の刺繍がなされた赤い絨毯が敷かれていた。 「おまたせしました」 店員が戻る。 #出撃後プレイ

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「こちらに、サインをお願い致します」 言ってから、店員はカウンターに宿泊名簿を出して開く。何も書かれていない名簿の一番上に名前を記す。 すると、店員は眉を少し上げた。 「あき……？」 「自分、あきつ丸と申します。艦娘であります」 #出撃後プレイ

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「かんむす」 店員は名前とあきつ丸の顔を交互に見ながら少し考えるような素振りを見せる。 「海に出なければ見てくれのままであります、ご迷惑になるようなことは」 「あー……いえ、大丈夫ですよ。恐らく。ただ、見たところ他にも何かお持ちのようで」 #出撃後プレイ

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店員の視線はあきつ丸のコートの下から除く鞘へと向いていた。それに気がついた彼女は落ち着いて返す。 「携帯許可は降りております」 「ですが当店内で持ち歩くのは少々……貴重品などはお持ちになっていて構いませんが、武器などはこちらに預からせて頂きます」 #出撃後プレイ

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「なるほど」 あきつ丸は一人頷いてコートを広げた。九八年式の軍刀と革製の茶のホルダーを外してモ式拳銃を差し出した。 「バッグの中には武器になり得るものはありません故、部屋に持ち込んでも？」 背中のランドセルを広げて中を見せる。中には紙が数枚のみ。 「構いません」 #出撃後プレイ

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店員は軍刀とホルダーを抱えて再び店の奥へと向かう。しばらくして戻ってきた時に小さなキーを取り出してこちらに見せつけた。ちゃんと鍵付きの場所に保管したとでも言いたいのだろうか。 「ではこちらへ」 店員に先導されて、あきつ丸は階段を登って部屋へと案内される。 #出撃後プレイ

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見てくれがいいのは玄関だけであった。 階段を登ると白のコンクリートと木製の床が続き、天井からはケーブルが剥き出しの白熱電球が吊り下げられており、フィラメントがオレンジ色に輝いている。 「ここです」 案内された部屋の扉には白のマジックで「二〇五」と記されていた。 #出撃後プレイ

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「キーです。それと料金の領収書です」 「ここで払えと？」 尋ねると店員はニッコリと頷いた。大方二階の有り様を見られて断りでもされたら商売にならないので戻りにくい部屋の目の前まで連れて行くのだろう。 「……仕方ありませんね」 財布を取り出し、中身と紙を見比べる。 #出撃後プレイ

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なんとか足りそうだ。来る前に余分に金をおろしておいて良かった。 「これを」 「どうも」 店員は嬉しそうに頷いてキーを渡した。 「では、ごゆっくり」 頭を下げて店員は階段を降りて行ってしまった。残されたあきつ丸は番号の振られたキーをドアノブの鍵穴に差し込む。 #出撃後プレイ

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部屋も中々の安っぽさだ。 灰色のコンクリにフローリングの床。相変わらず剥き出しの電灯に窓際に椅子と机、白いベッドとカードの挿入口が付いたテレビと冷蔵庫。 クローゼットがあったのでコートを脱いでかける。雨に濡れているので閉じないでおいた。 #出撃後プレイ

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窓際の椅子に座ると、あきつ丸は大きなため息を吐く。ここまで歩き通しであった。 窓を少し開けると、雨の音に混じって大通りの中華街の喧騒が聞こえてくる。 （私の配属先の提督はどのような方だろう） ふと、当初の目的を思い出す。 #出撃後プレイ

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横須賀への配属が決まってからこちらへ歩きで向かい始めてから何日経ったか。あまり覚えていない。 （そもそもこの衣装は改になってからのものだったはず） 黒の詰襟は改造がなされた者が着ると聞いていた。だが、自分は配属される前から着ている。それが不思議であった。 #出撃後プレイ

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（まぁ、陸軍から飛ばされた自分がお役に立てられれば良いのでありますが） そう思った直後に、まぶたが重くなる。長旅故に疲れてしまったのか、体が言う事を聞かない。 そのまま、机に突っ伏すようにしてあきつ丸は眠ってしまった。 #出撃後プレイ

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ビス「ねぇ」 叢雲「何」 ビス「このゲーム麻雀するゲームだったかしら、最初の方は妖怪と戦ってたと思ったのだけれど」 叢雲「妖怪じゃなくて悪魔よ、ミニゲームやってるだけ」 ビス「ミニゲームどころか小一時間くらいやってない！？」 #出撃後プレイ

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ビス「ライドウかっこいいわね……」 叢雲「あら、良さが解るのね」 ビス「最初は絵がマネキンみたいで怖かったけどね」 叢雲「まぁ悪魔絵師の絵は結構独特だからね」 ビス「でもすぐに慣れたしとてもクールだと思うわ」 叢雲「私もゴウトが好きだわ」 ビス「それは私も同じよ」 #出撃後プレイ

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提督「おはよう」 叢雲「あら、おはよう」 提督「一人で仕事するのすっごくツライ」 叢雲「あの状態で一緒に仕事したくないわよ」 提督「充電させて欲しい」 叢雲「ええいひっつくな！」 提督「……アーイイ」 叢雲「いつもどおりに戻ってよかったんだか悪いんだか」 #出撃後プレイ

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ビス「なにやってんのあんたら……」 提督「充電」 ビス「ロリコンの人？」 提督「違います」 ビス「私からは逃げてたのに」 提督「あんな積極的に挑まれたら精神がもたない。SAN値ゴリゴリ」 叢雲「童貞だからね」 ビス「とりあえずあの時は悪かったわよ」 #出撃後プレイ

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ビス「あんなにメンタル弱い人だとは思ってなかったわ」 提督「いや女性に対してめっぽう弱いだけです」 叢雲「童貞だからね」 ビス「童貞解消すればどうにかなるの？」 叢雲「ならないからこうなってるんじゃない」 ビス「それもそうね」 提督「ひどい」 #出撃後プレイ

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提督「っていうか叢雲さんさっきから僕のこと童貞言い過ぎ」 叢雲「事実じゃない、童貞童貞童貞」 提督「変な性癖目覚めそうだからやめて」 叢雲「もう目覚めてんじゃないの？　童貞」 ビス「なんか面白そうね、童貞童貞っ♪」 提督「目覚めてもいいかな、ゲフッ」 #出撃後プレイ