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七井史門(ステップジュンが面白い)
@7ishimon
正直この作品の存在は知らなかった。自主製作映画でフルCGの作品であり、アニメ化特撮か迷うとの事だが……確かにCGで描かれる人物は写実的だ。シドニア辺りと比べてもはるかに写実的。1つ1つの仕草もリアルっぽい。
2014-11-25 11:44:09
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@7ishimon
またメカ描写についても近年の特撮ものっぽいエフェクトが見られる。かなり特撮ものを意識したCGアニメという感じはあるかもしれない。
2014-11-25 11:45:36
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@7ishimon
最もそれはそれでなかなか面白い作品だったと思う。CGに関しては実際クオリティは高く、前半のジオメトリック・リムでの大気圏上空の防衛戦、後半での秘密兵器カイロス対FOSの巨大要塞との激突共々見ごたえは十分かとも。 pic.twitter.com/xMoZaYCKIO
2014-11-25 11:47:20
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@7ishimon
最も……後半のカイロスはロボットと言うよりも一種のドリルっぽい巨大兵器(少なからず人ではない)であり、巨大なドリル対隕石群の対決は少しカオスかもしれないが、そこはそこ、ここはここで割り切ってしまおう pic.twitter.com/MBHfqJbjEK
2014-11-25 11:48:45
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@7ishimon
展開については、謎の生命体FOSが地球を侵略して瞬く間に壊滅的な打撃をこうむった人類が反撃作戦を決行するという内容。日本の富士基地以外全滅とのネタはロボットアニメで言えばメカンダーロボっぽい舞台設定でもなくはない。
2014-11-25 11:51:22
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@7ishimon
この95%程制圧された地球で、敢えてリフューザー(おそらくエネルギーの一種)によるバリアーで専守体制ではなく、バリアを解放して富士基地にFOSを侵攻させて、秘密兵器DキャノンでFOSの大群を一掃する肉を切らせて骨を断つ戦法が取られるのが前半戦。
2014-11-25 11:53:35
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@7ishimon
この時点でたった3人の戦闘要員と1回こっきりの切り札と劣勢感が強い状況だが、作戦は失敗して主人公の大志だけが戦いから生き延びてしまった状況。司令は(後で述べるが)色々あって自決未遂なり、基地を自爆させようとする(ここら辺曖昧)なりと混乱する状況に陥る中……
2014-11-25 11:55:14
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@7ishimon
かつての英雄であった吉澤が遺した切り札カイロスに大志が搭乗して土壇場でFOSを返り討ちにして勝利……といった展開が表面的なあらすじになると思う。少しお祭りっぽいが比較的短い時間の中で敵襲来→起死回生の前半戦→敗北→超兵器同士の激突の後編とボリュームはなかなかある。
2014-11-25 11:56:41
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@7ishimon
そんなプランゼットだが、表面の物語の裏で上手く主人公大志と妹のこよみを中心とした親兄妹といった家族のドラマが絡んでいた点も良かったと思える点だったかもしれない。
2014-11-25 11:59:46
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@7ishimon
プランゼットは家族の物語だ。プロローグでは平穏な日常で受験失敗してふてくされる兄大志、彼をたしなめるしっかり者の妹こよみ、逞しく軍人の父孝志郎といった親子模様から始まる。しっかりしないと火星移民に選ばれないとの父の言葉に対して、俺軍人になろうかなぁ、楽そうだしと大志は言う始末
2014-11-25 12:01:24
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@7ishimon
……が、そんな日常がFOSの襲来で父が殺されてから一変する。6年後に大志は父と同じ軍人としての道を歩むが――父の敵を討つ事を選んで同じ道を歩んだのではないだろうか。
2014-11-25 12:02:42
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@7ishimon
そして、妹のこよみに対しては兄妹の関係は何処となくぎこちない。兄として妹を軍関係の学校へ送って(この世界では軍関係者でないとまっとうな生活が保障されていない程追い詰められている)はいるが、妹を大事にする建前で遠ざけているようにも見える。
2014-11-25 12:03:51
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@7ishimon
また兄と妹が引き離された環境で、大志には戦死した兄の後を追ってパイロットの道を選んだ佳織(敵討ちとは違うらしい)既に家族を失った兄貴分の剣といった何らかの家族を失った者3人が寄り添いあって疑似的な家族を作っているかのようにも前半では見える……
2014-11-25 12:05:23
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@7ishimon
その際、こよみを火星へ脱出させようと極秘裏に大志は妹を安全な場所へ逃がそうとするが、こよみの一緒に帰らないの?という問いかけには大志は生きるだけを考えていればよいと彼女に言い聞かせて自分は聞こうとしない。
2014-11-25 12:06:53
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@7ishimon
そんでもって小道具といて妹がこうつうあんぜん(くとつの字が分からない)のお守りを渡そうとする描写があるが、この際父と兄が共に受け取る機会を逃している描写も注目したい。父の件はまるでその時お守りを渡せなかった為に永遠の別れに繋がってしまったのではないかと思えるかのよう。
2014-11-25 12:08:29
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@7ishimon
そんな前半戦では多勢に無勢。佳織はFOSに包囲されながら兄を思い浮かべるようにして爆死。剣も激昂する大志を止めて、妹を大切にしろと言い残してまるで孤独な自分が身代りになるかのように散ってしまう。
2014-11-25 12:10:17
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@7ishimon
そこからユウラ司令がDキャノンを使う背景がある。親の七光で出世したと見なされるコンプレックスを払拭する為にDキャノンを使おうとする彼女だが……作戦が失敗して自決しようとする件は戦況が絶望的の他に父の七光から抜け出せなかった背景もあるかもしれない。
2014-11-25 12:11:35
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@7ishimon
そんでもって後半戦。生き延びた大志の前には、兄を捜して火星ではなく基地へ向かって兄の帰りを待っていたこよみの姿があり。この流れは兄妹にもう一度可能性が遺されているとの形で死亡フラグを一旦回避したかのよう
2014-11-25 12:12:42
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@7ishimon
そしてユウラが基地を自爆させようとする(ただ実際は爆発していない様子なので、カイロスを出現させる事のはったりと解釈した方が良いかもしれない)時に大志はこよみの手を引いて一緒に脱出する。ここで一旦兄妹の関係が修復されたかのように見える。
2014-11-25 12:14:05
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@7ishimon
この編のやりとりは「自分は父の敵を討つだけでなく死んでいった仲間の想いを果たす為に戦わなければならない」と大志は言い、こよみは「誰かがやってくれるはず」と反対する。兄は父や友のために地球を守るかのようなスタンス、妹は日常を守ろうとするスタンスと戦場と家族と両極端な環境にいる。
2014-11-25 12:16:37
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@7ishimon
そんな大志が地球を守る事は自分達の思い出を守る事と同じとの言葉にこよみは自分を守るために地球を守る兄の本心を察したのだろう。彼の出撃を止めずその代わり自分もカイロスに搭乗して戦う事を選び、おまもりも三度目の正直として渡す事が出来る
2014-11-25 12:17:50
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@7ishimon
ここでようやく兄妹が分かりあえた瞬間だろう。父とかつて果たせなかった一緒に映画を見るとのこよみの約束が、大志によって自分のおごりで映画をみようと約束する言動も彼が戦士から家族の輪へと戻った1シーンとも言えそうか。
2014-11-25 12:19:26