【印象報道のこと】② 1.政府が発表した推定落下地点は400~500kmの範囲に広がっていた。②だが実際には、半径約50kmの範囲内に北朝鮮の狙い通り着弾していた可能性が高い。③防衛庁は「命中精度は実戦配備の段階にあることが実証された」 @ndoro4
2014-12-04 16:24:26【印象報道のこと】①報道は時に事実を有りのままに伝えない。解説のかたちを使って印象操作をする。例えば北朝鮮のミサイル発射について書いた2006年8月6日の読売新聞の記事が典型だ。要約すればつぎのような記事だった。
2014-12-04 16:15:40【印象報道のこと】③当初の政府発表ではバラけて落ちたと思われていたが、よく調べたら狙い通りに落ちていたというのだ。「1」で言っていることを図で示す。着弾したのは一番近いで400km、遠いところで500kmだったという @ndoro4 pic.twitter.com/wiCJxEaKrr
2014-12-04 16:26:10【印象報道のこと】④「1」の着弾地点を円で囲むと直径100kmだ。「2」は半径50kmに落ちたという。半径50kmと直径100kmは同じ意味だ。つまり「1」と「2」は言い方を変えて同じ内容を2度繰り返しているだけだ @ndoro4 pic.twitter.com/HChXFVoii8
2014-12-04 16:29:05【印象報道のこと】⑤同じことを言っているのに、「1」ではバラバラに落ちたことになり、「2」では狙い通りだったという。防衛省の発表を確かめると、記事と異なり正確な表現をしていた。だが新聞は表現の仕方を変えることで、命中精度が上がったことにしてしまったのだ。 @ndoro4
2014-12-04 16:30:39【印象報道のこと】⑥まるで子供だましだ。記事の目論見は危機アジリであろう。報道は、こういうことを平気でやる。経済などほかのジャンルでもこういった事例はあると思うが、私には軍事的な面しか分からない。 @ndoro4
2014-12-04 16:31:48【印象報道のこと】⑦中国の軍艦がレーダー照射したとか、戦闘機が異常接近したという報道も印象操作の例である。自民党の支持が高い背景に、こうした印象報道で作られた、安全保障に関する危機感が広がっていることがあるのではないか。だがそれは偽りの危機感だ。 @ndoro4
2014-12-04 16:33:08【印象報道のこと】⑧対話していても「拉致が…」とか「尖閣が…」という声は多い。そういった「ねつ造された危機感」が安倍政権を支えているのだとすれば極めて危険なので『安倍首相から「日本」を取り戻せ』にいくつかの事例を解説した。参考にしていただければ幸いである。 @ndoro4
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